社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2012年10月29日月曜日

【こむりんく】なんと!点字用紙が再生紙の材料に好適なんです!

利用者さんのイラストを製品化した工房の新製品
オリジナルTシャツ姿の紙再生工房所長・前橋さん
10/23(火)午後、大阪上本町の大阪市立社会福祉センターにて、「社団法人 大阪市視覚障害者福祉協会」と「特定非営利活動法人もなか会・紙再生工房」(所長:前橋さん)の素敵なマッチングが成立しました♪




良質な資源・点字用紙!





ことの発端は約1年前。平野区ボランティアビューローの紹介で紙再生工房さんを訪問し、活動についてのお話などをお聞きした際に、再生紙の材料として牛乳パック以外にも、点字用紙が非常にすぐれているということを初めて知りました。
印刷されていないためとてもきれいな白色の紙ができること、また、点字を打つため厚みのある非常に丈夫な紙質なのでとてもよい紙パルプが取れることなどがその理由です。


こんなにたくさんの点字用紙をご提供いただきました♪
お話を聞いてから、各区のボランティアコーディネーターさんや、お願いできそうな施設さんにご協力をお願いしていましたが、今回、大阪市視覚障害者福祉協会さんから、点字電話帳の入れ替えのため段ボール8箱分以上の点字用紙が不要となるのでぜひ活用してください、とのお申し出をいただき、今回のマッチングが成立しました。

紙再生工房さんからは、前橋さんに加え、利用者の長坂さん・八葉(はば)さんの、計3人が来られ、大量の点字用紙を車に積み込んでいかれました。中には非常に重い箱もあり、その箱を八葉さんが持とうとすると、前橋さんと長坂さんから「あかんあかん、重いから、その箱はやめとき!」との声が飛び、皆さんがお互いを気遣いながら作業されている姿に、私の頬も自然と緩みます。




紙再生工房の皆さん
(前列:八葉さん、後列左:前橋さん、後列右:長坂さん)
せっかくの笑顔が…写真の腕が悪く、画面が暗くて申し訳ないです。。
「ブログ用に写真を撮らせてもらってもいいですか?」と皆さんにお願いすると、マスクをしていた長坂さんが撮影用のポーズを取りながら、おもむろにウエストポーチからサングラスを取り出し、かけようとするので、すかさず前橋さんから「なんで写真撮るのにグラサンかけるねん! マスクもしてるから、顔見えへんやん!!」との鋭いツッコミが入り、私は思わず噴き出してしまいました。紙再生工房さんでは、毎日、このような楽しい雰囲気の中で利用者さんが紙を漉いておられるのだろうな、と、大雨の後の肌寒い屋外での作業でしたが、本当に心が温かくなりました。


「あれ?!」偶然の再開にお互いびっくり!
積み込み作業をしている途中、偶然に「わかもの国際支援協会(略称:わかこく)」の横山さんが通りかかられ、前橋さんと横山さんは久々の再開にびっくり! 
おふたりは、今年2月の当センター主催「COMVOネットミニ交流会」で意気投合したことがご縁で、その後、わかこくさんが紙再生工房さんのHPリニューアルを手がけ、現在もHP見直し作業を担われているという間柄です。

横山さんは、センターがお願いしていた11/21開催予定の「”異次元”交流ライブ」(10/24のブログもご参照ください)のチラシを、急ぎご持参くださってのご来所でした(一刻も早く!と、自転車で、重たい3000部のチラシを運んでくださいました!)。

紙再生工房さん、わかこくさんとも、昨年のリサーチ活動がご縁となって、現在もよいお付き合いをさせていただいている団体さんです。このようなたくさんの素晴らしい団体さんに支えられて、現在のボラセンがあるのだなぁと、あらためて感謝の気持ちでいっぱいになりました!(市居)

皆さん、本当にいつもありがとうございます☆
(左から、長坂さん、わかもの国際支援協会・横山さん、前橋さん、八葉さん)