社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2014年2月27日木曜日

「大阪を変える100人会議」に参加~私は「あいさつ運動」がたまらなく楽しいものになるには?を考えました♪

大阪の多様な課題解決に向かう志を持つ実践者のプラットフォーム「大阪を変える100人会議」。昨夜開かれたオープンラウンドテーブルに参加してきました♪ 昨夜は私たちも2011年から事業連携している、りそな総合研究所の藤原明さんの全体進行のもと、7つの地域課題の解決に向けて、参加者の情報共有と知恵を出し合うワークショップが行われました。

7つの課題とは、①買い物難民、②世代を超えた地域ぐるみのあいさつ運動、③○○がわかるマップづくり、④地域資源の認知度アップ、⑤地域・世代を超えたまちの美化、⑥地域を軸にしたコミュニティカフェ、⑦地域を軸にしたコミュニティメディア-。地域住民との対話の数々からピックアップされたこれらの課題に対して、企業の経営者、会社員、NPOのリーダー・スタッフ、大学・高校の教員、行政職員、社協・まちづくりセンターなど中間支援組織のスタッフなど、多彩な顔ぶれによって夜10時近くまで熱量の高い議論が重ねられました。

私が参加したテーブルは「あいさつ運動」。このとてつもなく地道な地域活動が“たまらなく楽しいものになるには?”をテーマに皆で話し合いました。企業やNPOが事業性・継続性も含めてどうやったら関わることができるか、この可能性を探りたくて参加したのですが、なかなか刺激的なワークショップでした♪ -「山登りのときのような心地よい挨拶」と「日常の挨拶」のギャップはどこから来るのか→シチュエーションのあり方に重要なカギが?→“あいさつ”そのものを目的ではなく手段で考えると面白くなる?→「挨拶しないと開かないコンビニ」「大きな声で挨拶すると安くなる自販機」・・・こんなことも取り入れたまちぐるみのあいさつ運動を実践した地域と何もしていない地域との経済効果を比較してみる→効果を実証してさらに広がる・・・ 突飛に聞こえるかもしれませんが、なかなか魅力的な面白いストーリーがワークショップの中から生まれました。

私たちも今年度は、地域と企業・NPOの対話を重ねるプログラムに力を入れてきましたが、ますますこの三者の距離は必然的に近づいていくことを実感する機会になりました。(松尾)

2014年2月22日土曜日

生野で開催されている「地域共生型デイサービス起業セミナー」をお手伝いしてきました♪

例えば高齢者も障がいのある人も子どもも、同じ屋根の下でその人らしさが尊重された時間を過ごすことができるような、地域コミュニティの中でのそうした暮らしのありようを目指す“地域共生ケア”の考え方に軸足を置いたサロンやデイサービスの起業を応援しようという連続セミナーが1月終わりから生野区で開催されています。

「小規模で多機能な地域共生型デイサービスの起業セミナー」(主催:地域共生ケア生野推進委員会・生野区社会福祉協議会)と銘打たれたそのセミナーは去年に引き続いての開催で、施設で働く人、既に企業やNPOで経営を行ない事業拡大を模索する人、地域のボランティアなど多彩な方々が40人近く参加しています。

3日目となる今日の午前中、「事業プランニング~実例に学ぶ事業・資金計画の考え方」と題した回で、全体の企画・進行をお手伝いしてきました。事業プランニングのオーソドックスな流れを押さえたあと、実際に区内で起業した方と対話形式で事例から実践的な考え方を抽出、そ、れらを参考に参加者自ら自分のプランニングシートを書き起こし始めるところまでを行いました。

いよいよ起業セミナーらしくなってきたプログラムは、次回3月8日、税務面についての学びとスタートアップに向けたワークショップを行い、第2期も一区切り。セミナーを主催する地域共生ケア推進委員会による活動の積み重ねの甲斐もあり、生野区では、今まで大阪市では制度として認められてこなかった「地域共生ケア」の扉がモデル事業として開かれようとしている方向にあり、注目です♪ (松尾)

2014年2月21日金曜日

日本初!ボランティア・市民活動の総合年表が刊行されます♪

これまで世の中になかった貴重な資料が日本初で登場します!明治から平成にかけての日本のボランティア活動、NPO、市民活動を追いかけた「日本ボランティア・NPO・市民活動年表」が2月25日に明石書店から刊行されます。年表そのものはもちろんなんですが、特にオススメしたいのは、社会の流れに翻弄されながら、時代を切り拓き、先駆けとなった数々の市民活動の誕生秘話をまとめたコラム「はじまりのミッション」120篇。不確実性がぬぐえない現代社会を生き抜くためのヒントもちりばめられています。


700ページにわたる渾身の一冊は、9,200円(+税)という価格に負けない値打ちがあると思うのですが、一家に一冊とするには二の足、三の足を踏むお値段ですね。図書館や各種研究室、市民活動を支援される団体や企業の社会貢献を進める部門などに縁がある方はぜひともご一考ください。私たちのセンターのスタッフも執筆に協力しています♪(松尾)

※入手方法はいろいろありますので、「日本ボランティア・NPO・市民活動年表」で検索してみてくださいm(_ _)m


2014年2月20日木曜日

「第2回西成区まちづくり企業・NPO交流会」のワークショップをお手伝いしてきました♪

今日は西成区で開かれた「第2回まちづくり企業・NPO交流会」(主催:西成区まちづくりセンター支部)のテーブル進行をお手伝いするために複数のスタッフで会場にお邪魔してきました♪
区内の2つの地域団体(地域活動協議会)から力を入れている活動について発表があったあと、そこで触れられた課題(人材不足・資金不足・広報等)も踏まえて、参加者全員で地域の課題解決に向けた知恵を出し合いました。

今回は企業やNPOからの参加のほか、複数の地域団体(地域活動協議会)からの参加もあり、地域課題にフォーカスを当てたワークショップとなりました。具体的には、以前の交流会でつながりができ、動き始めている地域と企業の協働事例(買い物しにくい住民のための支援実践)をさらにバージョンアップさせていくための具体策について話し合ったテーブル、イベントの参加者として来ている若い世代をどう運営側に巻き込むか、そのきっかけづくりを地元の食堂と地域で協働できるかもしれへんなあというテーブルなど、短時間ながら、地域の課題をいろいろな人が、時に笑いを入れながら真剣に知恵を出し合う濃密なワークショップになりました。
こうした交流プログラムを私たちも随分と回を重ねてきていますが、企業やNPOと地域の人たちの距離が着実に近づいている手応えを感じています。(松尾)

2014年2月18日火曜日

「おおさか閃き塾」の取り組みに「大阪市社会福祉研究・研究奨励賞」をいただきました♪


 多様な人がそれぞれ感じたり、抱えたりしている地域課題を持ち寄り、みんなの力で解決の糸口を紡いで一歩を踏み出そう! -2012年度にこんな趣旨で実施した「おおさか閃き(ひらめき)塾」。
企画・運営者としてしっかりと検証し、たんぽぽの綿がさまざまな地域コミュニティに飛んでいき、芽が開いていくようにしていくためにさらに必要なことは何かを明らかにすることを意図して、担当スタッフが実践報告をまとめ、「大阪市社会福祉研究」第36号(2013年12月発行/事務局:大阪市社会福祉研修・情報センター)に投稿したところ、研究紀要に掲載がかない、さらにこの度、掲載論文の中から「研究奨励賞」に選んでいただけました♪ 昨日(2月17日)授賞式があり、選考委員の皆さんからプログラムの素晴らしさについて、いろいろな角度から講評をいただきました。

今回の受賞は、塾に参加してくださった皆さん、運営にご協力いただいた講師の皆さんや団体の皆さん、関心を寄せてくださった皆さん、お一人おひとりの思いがひとつのカタチになったものと、スタッフ一同感謝しています。この喜びを皆さんと分かち合いたいと思います。

おかげさまで「おおさか閃き塾」は、大阪市ボランティア・市民活動センターの自主事業として2013年度も継続実施し、社会人の方を中心にさらなる「閃き人(ひらめきびと)」を輩出することができたほか、他都市からも「地元バージョンにアレンジした閃き塾を開催したい」といったお声をいただくなど、ささやかながら社会的インパクトを引き起こしています。
今後さまざまな地域事情に応じて応用され、コミュニティに根づくプログラムとして発展していくよう、多様な人の思いと行動とともに、さらなる努力を続けたいと思っています。(松尾)

※今回の実践報告は「閃きおおさか」のサイトでお読みいただけます。

2014年2月17日月曜日

ボランティア・市民活動情報誌「COMVO」3月号発行~対話を振り返る対話に注目を!

今月の表紙は「うぐいす」と「梅」です♪
ボランティア・市民活動情報誌「COMVO(コンボ)」3月号を発行しました。

1年間に渡ってお届けしてきた巻頭の特集「シリーズ対話:dialog」。10回目を迎えた今回はこれまでを振り返る対話を通して、シリーズの共通点や対話の持つチカラなどに触れ、魅力満載・読み応え抜群の内容となっています。
そして今回は対話メンバーにCOMVO編集室も初登場!
果たして対話シリーズの結末とは!?

その他当センターのイチオシ情報やボランティア情報など、たくさんの情報が詰まったCOMVO3月号をお楽しみに!(秋田)


▸どこでゲットできる?
 COMVOの配架場所は→ こちら

▸ネットでも見れる?
 COMVOウェブサイト→ こちら
 COMVO電子ブック → こちら

▼「COMVO」を読んでのアンケートへの回答もお願いします!
▸アンケートフォーム → こちら

【ご紹介】2/24晩・福島区で「第7回ふくしま未来塾」開催されます♪ テーマは児童虐待を考える~私たちにできること~

ゲストスピーカーとやりとりを深める参加者
福島区では「福島車座談義」という、地域住民、ボランティア・NPO、企業人、お商売人、福祉施設職員…etcいろんな顔を持つ人たちが集まって、垣根を越えて福島をいいまちにしていこうと志すネットワークがあり、私たちのセンターではその活動を応援しています。車座談義では、福島区のことやまちづくりのことをみんなで学び合おうという「ふくしま未来塾」という市民塾を続けておられます。来週月曜の晩に第7回になる未来塾が企画されています。お近くの方、関心のある方はどうぞお気軽にご参加ください♪

★まちづくり講座【ふくしま未来塾】のご案内
第7回 児童虐待を考える~私たちにできること~

 


昨年度、全国の児童相談所で対応した児童虐待相談対応件数は66,807件で過去最高を更新したそうです。「住民の理解が進んで通報が増えたこと、警察などとの連携が進んだ結果」とされていますが、子どもの虐待は私たちの地域にとっても余所ごとではありません。
それを未然に防ぎ、子どもの人権を守るためにも、私たちがこの問題を知り、学び、関心を寄せることが大切ではないでしょうか。次回の【ふくしま未来塾】は、この問題に取り組んでいる河合克子さんを招き、いろいろお話しいただきます。
   
◎講師:河合 克子さん
   NPO法人チャイルド・リソース・センター 
◎報告:子育て支援の現場から 
   川原由香里さん 水関鈴江さん
◎コーディネーター:
   瀬川 雅和さん  NPO法人いつき ななとこ庵
◎日時:2014年2月24日(月) 午後6:30~8:30
◎場所:福島区民センター(消防署裏)3階 http://www.osakacommunity.jp/fukusima/
◎参加費:無料
◎主催:
大阪・ふくしま・車座談義http://kurumazadangi.jimdo.com/
大阪市コミュニティ協会 福島区支部協議会
福島区社会福祉協議会 (3者共催)
◎問合せ・申込み:
福島区民センター(大阪市コミュニティ協会 福島区支部協議会)
TEL:06-6468-1771
 

「避難者のつどいin KANSAI」運営ボランティアを募集します

梅田スカイビルを会場に毎年行われている東日本大震災復興応援イベント「3.11fromKANSAI」。当センターが担当する関西県外避難者がつどい、情報交換やつながりの場となる交流会「避難者のつどい」にて、運営等をお手伝いいただける方を募集します。みなんさんのご応募をお待ちしています。(菊地)

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■日  時:3月9日(日) 8:45~13:00(集合時間厳守)

■集合場所:梅田スカイビル タワーウエスト36階 ※36階ボランティア受付に直接来てください
(〒530-0026 大阪市北区大淀中1―1-88)
(JR大阪駅・阪急梅田駅・地下鉄梅田駅より徒歩10分、阪神梅田駅より徒歩15分)


■内  容
(1)「避難者のつどい in KANSAI」の運営:20人
  交流会の会場設営、受付、運営など
(2)子どもの見守り:25人
  子どもの保育(0歳~高校生)、子どもコーナーの手伝いなど
(3)アロマハンドケア:5人
  アロマハンドケアやハーブティーの提供


※準備のお手伝い(3月1日)も募集しています。詳しくはお問合せください。

詳細はこちら
http://p.tl/roqi

3.11fromKANSAIについてはこちら
http://www.311-kansai.com/

■申込み・問合せ
大阪市ボランティア・市民活動センター ☎06-6765-4041(担当:河崎・椋木・菊地)
希望のボランティア内容((1)~(3))、氏名、年齢、住所、連絡先をお電話にて。

2014年2月14日金曜日

『西淀川区支えあい・助けあい・つながり推進シンポジウム』をのぞいてきました♪

2月13日(木)西淀川区社会福祉協議会主催の『西淀川区支えあい・助けあい・つながり推進シンポジウム』が西淀川区民センターで開催されました。

4月の西淀川区ボランティア・市民活動センター開所に向けて、ひと足先に区民のみなさまに、センターの存在を知ってもらうという想いがつまったシンポジウムです。

当日は、区内にある淀商業高等学校福祉ボランティア科の生徒が司会、手話サークルが手話通訳を担うなど、ボランティアが“キラリ☆”と輝いているイベントでした。

また会場には、区内で活動するさまざまなボランティア団体の活動紹介パネルや、体験コーナーなどがあり、参加者が幕の間に楽しめる空間が作られていました。

西淀川区社会福祉協議会は、ボランティア、NPO、企業、社会福祉施設、地域住民、行政、学識経験者など、多様なみなさんが参画、協働できるボランティア・市民活動センターを目指していきます。

4月の開所を楽しみにしてくださいね♪(岡田)


福島区で多様な人・団体が集まり、まちづくり交流会が開催されました♪

地域団体、ボランティア・NPO団体、企業・商店街、福祉施設など多様な人・団体が集まり、地域の課題をそれぞれの強みを持ち寄って解決できないかを考える「福島区まちづくり交流会」(主催:福島区まちづくりセンター支部)が開かれ、ワークショップの進行をお手伝いしてきました。
障害者のアート作品を発信できる機会が持てないか、といった福祉施設の方からの投げかけに複数の方からすぐさま手が挙がるなどしたほか、買い物や病院に行きにくい人のサポートを考える中で、自転車や電動リヤカー、福祉施設の送迎車の空き時間での活用が考えられないかといったアイデアが出されたり、組織と組織の話になると合意形成に時間もかかるので、肩書きを外した人と人との関係の中から思いついたアイデアをおもしろおかしくすぐに実行できるような場や機会を創っていきたい、といった声が挙がったりしました。 
今回は、これまでの交流プログラムにも参加されていた株式会社ベルコさんがセレモニーホールを会場として提供してくださり、いつもとは違う豪華な雰囲気の中、多くの地域団体(地域活動協議会)の参加もあって、地域の課題に対してみんなで知恵を出し合う、いい時間を持つことができたと感じられた方も多かったのでは、と思います。「継続は力なり」ということで、こんな機会が今後も続いていくように、私たちも汗をかき続けたいと思います。(松尾)

2014年2月11日火曜日

参加者募集開始♪ 3/29 社会貢献見学バスツアー「やれそーしゃる2014」

「これならできるかも♪」を体感する社会貢献見学バスツアー「やれそーしゃる」。初開催となった昨年はキャンセル待ちの方も出るなど好評だった同プログラムが、今春も開催決定となりました♪ ボランティア活動に興味や関心がある方はもちろん、「ボランティア活動ってなんだか敷居が高いな」「時間やお金に余裕がある人がするものでは…?」と思っている皆さんにもぜひご参加いただきたいオススメプログラムです。皆さんのご参加をお待ちしています。(松尾)
 
社会貢献見学バスツアー「やれそーしゃる2014」 

○日 時 2014329日(土)午前930分集合~午後4時解散(予定)
○内 容 市内5ヶ所の社会貢献活動団体を訪問(次の5か所に訪問します)
  救う社会貢献】NPOラブファイブ「保護犬・ネコカフェ」
 【食べる社会貢献】社会福祉法人そうそうの杜「発酵薬膳kawasemi
 【髪で社会貢献】NPO法人ジャーダック「ウィッグ制作」 
 【踊る社会貢献】ボランティア団体あっとほーむ「大阪サルサ」

 【癒す社会貢献】NPO法人海・空・太陽「ハンドケア」
 ※その他、バス車内でもユニークな団体の紹介あり。

○定 員 25人(先着順。定員になり次第締切)
○集合・解散 天王寺区 上本町六丁目(市立社会福祉センター前)
○参加費 おひとり3,000円(昼食代込)
○問合せ・申込み 大阪市ボランティア・市民活動センター
         電話06-6765-4041(担当:松尾・河崎)

※このプログラムは大阪市ボランティア・市民活動センターと社会貢献情報紙UTを発行するユナイテッドトゥモロー社のコラボ企画です。

2014年2月10日月曜日

『西淀川区支えあい・助けあい・つながり推進シンポジウム』開催♪

西淀川区社会福祉協議会では、平成26年4月からボランティアビューローから区民の皆さんとともに幅広くボランティア活動を推進していくため、ボランティア・市民活動センターの運営がスタートします。

そのプレイベントとして、人と人とのつながりや、地域の担い手づくりのきっかけになることを願って開催されるこのシンポジウム、ぜひ足を運んでみてください♪(岡田)

http://www.fukufuku.or.jp/area/pdf/20140213_event.pdf



*日時:平成26年2月13日(木) 午後1時~4時

*場所:西淀川区民ホール(御幣島3-13-3)

*申し込み不要・入場料無料

*主催・問い合わせ:西淀川区社会福祉協議会
TEL:06-6478-2941
 



2014年2月5日水曜日

参加者大募集!3/1~2 防災施設と就労支援NPOの見学バスツアー♪


この度、市民フォーラムおおさか(事務局:大阪市ボランティア・市民活動センター)では、防災施設と就労支援NPOの見学バスツアーを企画し、現在、ツアーにご参加いただける皆さんを募集しています!
日々における就労や災害などの非常時において、非常に弱い立場にある「障がい者」や「高齢者」。この2つのテーマをコラボして、施設や団体を見学する1泊2日のバスツアーを行ない、社会参加と住民としての活動を考えたいと思います。



見学ポイント①
1995年の阪神・淡路大震災から来年で20年目を迎えます。身近での忌まわしい大災害の記憶を忘れることのないよう、日頃からの防災・減災の意識を高め、災害に備えていきたいものです。今回の見学ツアーでは、淡路島にある、『北淡震災記念公園』と『福良港津波防災ステーション』を見学し、大震災・津波の凄まじさや脅威を学んでいただき、我々に求められている、災害時における障がい者や高齢者への支援の在り方を考えます。
見学ポイント②
淡路島を中心に活動している『NPO法人 ソーシャルデザインセンター淡路』を訪問します。そこでは、障がい者や高齢者、育児ママなど就労困難とされる人々に対し、社会で活躍できる力を「発掘・育成」し、彼らに合った「仕事・役割」を作り出し、雇用まで「コーディネート」するという流れを1つのビジネスモデルとして展開している、『淡路ソーシャルファーム』という就労支援事業を行っています。その現場を見学し、目指すべき、これからの就労支援の在り方を考えます。
詳  細
☆催行日   2014年3月1日(土)~3月2日(日)
☆定 員    40人(先着順)
☆参加費   8,000円(施設入場料,宿泊費,3/1の夕食,3/2の朝食を含む)
☆参加説明会  2月25日(火)18:30~19:30  ※必ずご参加ください
              (場所:大阪市立社会福祉センター 第4会議室)
☆申込み   名前・住所・電話番号(連絡の取れるもの)・生年月日・メールアドレス
         (あれば)を電話・FAXにてお申込みください
         大阪市ボランティア・市民活動センター  TEL:06-6765-4041 
                                      FAX:06-6765-5618
☆締 切   2月21日(金)午後5時まで(定員になり次第、締切りいたします)
☆主 催   (社福)大阪市社会福祉協議会 大阪市ボランティア・市民活動センター
         市民フォーラムおおさか
☆日 程   1日目 8:50 集合 大阪市立社会福祉センター前
             9:10 出発
             ≪見学先≫ ①野島断層保存 北淡震災記念公園
                       ②福良港津波防災ステーション
                       ③うずの丘 大鳴門橋記念館
             ≪宿泊先≫ 南あわじ市サイクリングターミナル ゆずるは荘

         2日目 ≪見学先≫ ①NPO法人 ソーシャルデザインセンター淡路
                     (南あわじ市と淡路市にある2つの支援現場を訪問)
                      ②たこせんべいの里
             18:00(予定) 解散 大阪市立社会福祉センター前

・『防災・減災にご興味のある人』、または、『障がい者就労問題にご興味のある人』以外の皆さんのご参加もお待ちしておりますので、宜しくお願いいたします。 (荒野)
  

東成区で「有償ボランティア活動」について考える学習会がありました!

 「有償ボランティア」という言葉をご存知ですか?Wikipediaなどを見ると「ボランティア活動をする際に、対価のある場合のボランティアの括り」と掲載されています。有償なのにボランティアなの?と思われた方もいらっしゃることでしょう。実は1980年代、NPOや市民活動、非営利活動といった言葉が一般的でなかった時代に、実費の弁済や最低賃金を超えない程度の一定の謝礼を受ける活動について、ちょうど当てはまる言葉がなく生まれたというような経緯もあります。経過や言葉の是非はともかく、サポートを必要とする方の選択の幅を広げることは必要なことではないかと個人的には感じています。

第1回目は有償活動の歴史を学びました
 そのような経過の中、大阪市東成区社会福祉協議会 東成区ボランティア・市民活動センターにおいて、生活上のちょっとした困りごとを住民同士で支えあう活動を進めるために「はじめてみよう!有償ボランティア講座」が1月に開催されました。講座は1月15日(水)から3回に分けて行われ、第1回目は有償ボランティア活動の意味についての講義(大阪市立大学 非常勤講師 竹村安子さん)、第2回目は有償ボランティア活動の実践を知るための活動者からのお話(NPO法人FA 理事 長福洋子さん)がありました。
第2回目は実践者からの熱い話が!

 そして、1月29日(水)第3回目。この日は「これからの活動を一緒に考えましょう」と題し、参加者との懇談会が開かれました。懇談会では、1回目と2回目の講座のふりかえりとコミュニケーションの大切さを知るための体験ゲームや自己紹介、そして、今後の活動についての意見交換が行われました。

受講者同士で懇談会
 意見交換では、有償ボランティア活動を参加者それぞれがどうとらえているのか確認することが必要なのでは、という意見や、金額設定のような具体的な話、また、そもそもボランティア活動とは何?といった根本的な話まで、参加者のみなさんはとても熱心で意見が尽きることなくあっという間に終了の時間を迎えました。
 
 東成区社会福祉協議会では、今回の講座をきっかけに集まったメンバーが有償ボランティアグループとして活動の自立を目ざす事ができるよう支援をしていきます。私自身も区民ですので、協力していきたいなあと思っています!これからの東成区がどのように変わっていくか楽しみです(*^_^*) (川口)

2014年2月4日火曜日

CFKチャリティーフェスティバル「忘れへんで3.11 Part-3」が開催されました!

おなじみのまんぼうショー!
1月25日(土)、中央区フィランソロピー懇談会(CFK)、中央区役所、大阪市中央区社会福祉協議会の共催で、中央区役所ロビーにて第14 企業・市民協働セミナー CFKチャリティーフェスティバル「忘れへんで3.11 Part-3」が開催され、お手伝いに行ってきました。
中央区フィランソロピー懇談会…地域社会に根ざした企業の社会貢献活動について考えることを目的に19996月設立)
募金活動がんばりました!
イベントでは大阪管区気象台による「特別警戒警報」を知る講演会や、起震車による地震の疑似体験、観測機器展示コーナーなど、災害に関するブースの他、大阪市立淀商業高等学校による東北地域の物産品の販売、東中学校のブラスバンド部の演奏、上町中学校の募金活動、福祉事業所による屋台、各種団体によるパフォーマンス等々、さまざまな催しが行われました。イベントへは400人以上の人が訪れ盛り上がりを見せる中、お楽しみの抽選会でさらに盛り上がり、無事に幕を閉じました!
ボランティア全員で記念写真
私は、上町中学校の生徒さんと一緒に受付や募金コーナーを担当させていただいたのですが、生徒さんたちがどうやったら募金やアンケートに協力してくれるかを一生懸命考え、アイデアを凝らした看板づくりなどを積極的におこなう姿が印象に残りました。
3.11をテーマにした開催は3回目ですが、企業・市民協働セミナーとしては14回目のこのイベント。今後も息の長い活動を続けていただけることを期待しています。楽しいひとときをありがとうございましたm(__)m(川口)

2014年2月1日土曜日

東日本大震災新潟市避難者交流所「ふりっぷはうす」にお邪魔してきました!

 大阪市社会福祉協議会(ボランティア・市民活動センター)は、復興庁が平成25年度から始めた「県外自主避難者等への情報支援事業」を受託しています(事業の概要につきましては復興庁ホームページをご参照ください)。

「ふりっぷはうす」
 1月22日、この事業を受託している各団体の報告及び情報交換のための会議が新潟県で開催され参加したのですが、その際に、新潟市内にある東日本大震災新潟市避難者交流所「ふりっぷはうす(運営:新潟市避難者支援協議会)」にお邪魔させていただきました。「ふりっぷはうす」は、2011年10月に東日本大震災の影響で新潟市に避難されている方々のための交流施設として開設、コミュニティ活動や自立支援活動等、新潟県内の避難者支援活動の中心的施設として、利用者述べ1万2000人を超え、広域避難者を対象とした同種の施設の中では突出した稼働実績を持ち、支援施設のモデルケースとして運営されています。
転がっても問題なし
ベビーベッドは常時完備
施設、といっても写真からわかるように普通の和風民家。温かみのある訪れやすい場所にしたいということで、元の家をほとんど改装せずに使っています。室内はキッズスペースやベビールーム、図書コーナー、自由に使えるドリンクコーナーなど、気取らない雰囲気が利用しやすい事を物語ります。しかし、避難者情報掲示板や就労のための活動場所の提供など、避難しているみなさんとさまざまな人々や団体をつなぐ場としても地元に根付いているようです。大阪市ボランティア・市民活動センターでも避難者交流会 Cafe IMONIKAIを開催していますが、借りたお部屋で月に1回の開催のため、このようないつでも気軽に訪れるスペースがあれば、避難されているみなさんももっと顔をのぞかせてくださるのかなあと感じました。
 

看板は玄関にさりげなく
 余談ですが、1月の新潟は真っ白な雪の世界なのだろうと勝手に思い込み、相当な厚着で臨んだのですが、駅につくと大阪と変わらないコンクリートの世界で少し肩透かしを食らってしまいました(笑)。越後湯沢あたりは豪雪だったのですが、同じ新潟でもこんなに違うのですね。

 「ふりっぷはうす」が今後も避難されたみなさんの最高の憩いの場になることを期待しています。この度は訪問させていただき、ありがとうござました!(川口)