社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2012年10月29日月曜日

笑顔をつなぐ「おもちゃ図書館」~研修会に参加しました~

 みなさん、おもちゃ図書館ってご存知ですか?なかなか上手に遊ぶことができない、また、おもちゃにも興味を示さない子ども達に沢山のおもちゃを用意して、気に入ったおもちゃを選んで遊ぶ場や機会を提供し、家でも楽しく遊べるよう貸出しをするのが「おもちゃ図書館」です。障害のある子どももない子どもも、ともに遊び交流し育ちあう場となっています。 そして、一人ひとりの違いを認め合い、共に生きる地域づくりをめざすボランティア活動です。今回は、その活動スキルアップのための研修会の様子をご紹介します!

講演会での様子。みんな真剣でした。
 10月28日(日)午前10時、淀川区にあるCIVI新大阪研修センターにおいて「おもちゃ図書館ボランティア近畿地区研修会」(主催:財団法人こども未来財団/おもちゃの図書館全国連絡会、後援:大阪府社協、大阪市社協)が開催されました。

 基調講演では、おもちゃ図書館の歴史や社会的背景にともなう活動の変化、東日本大震災において再確認されたおもちゃ図書館の役割などをお話しいただいたほか、ボランティアに求められるものやたくさんの笑顔をつなぐおもちゃ図書館活動の重要性についてもお話しいただきました。
分科会ではパネラーによる貴重な報告が

講演会においては、講師の多くの経験の中から若い世代の家族の特徴を細かくお話いただき、その中でどのような支援が必要かを具体的に分かりやすくご講演いただき、現代社会における新たな課題についてもご提示いただきました。

先生の奏でる音楽で飛んだり跳ねたり…!

 また、午後からは分科会を2つに分けた研修が開催されました。ひとつは「障害のある子の子育てと親子の絆」と題しパネルディスカッションを、もうひとつは「親子で楽しむ音楽あそび」としてワークショップが行われました。パネルディスカッションではパネラーの話に真剣に耳を傾ける研修生の姿が、ワークショップでは子どもも大人もひとつになってリズム遊びを楽しむ姿が見られました。
 最後は各分科会から概要報告が行われ、また、質疑応答では参加者からの積極的な発言もあり、盛会のうちに幕をおろすことができました。プログラムや当日の進行など、全てボランティア(すごい!)で行われるこの研修会をきっかけとして、今後のおもちゃ図書館活動の輪が広がることを願っています。(川口)

【こむりんく】なんと!点字用紙が再生紙の材料に好適なんです!

利用者さんのイラストを製品化した工房の新製品
オリジナルTシャツ姿の紙再生工房所長・前橋さん
10/23(火)午後、大阪上本町の大阪市立社会福祉センターにて、「社団法人 大阪市視覚障害者福祉協会」と「特定非営利活動法人もなか会・紙再生工房」(所長:前橋さん)の素敵なマッチングが成立しました♪




良質な資源・点字用紙!





ことの発端は約1年前。平野区ボランティアビューローの紹介で紙再生工房さんを訪問し、活動についてのお話などをお聞きした際に、再生紙の材料として牛乳パック以外にも、点字用紙が非常にすぐれているということを初めて知りました。
印刷されていないためとてもきれいな白色の紙ができること、また、点字を打つため厚みのある非常に丈夫な紙質なのでとてもよい紙パルプが取れることなどがその理由です。


こんなにたくさんの点字用紙をご提供いただきました♪
お話を聞いてから、各区のボランティアコーディネーターさんや、お願いできそうな施設さんにご協力をお願いしていましたが、今回、大阪市視覚障害者福祉協会さんから、点字電話帳の入れ替えのため段ボール8箱分以上の点字用紙が不要となるのでぜひ活用してください、とのお申し出をいただき、今回のマッチングが成立しました。

紙再生工房さんからは、前橋さんに加え、利用者の長坂さん・八葉(はば)さんの、計3人が来られ、大量の点字用紙を車に積み込んでいかれました。中には非常に重い箱もあり、その箱を八葉さんが持とうとすると、前橋さんと長坂さんから「あかんあかん、重いから、その箱はやめとき!」との声が飛び、皆さんがお互いを気遣いながら作業されている姿に、私の頬も自然と緩みます。




紙再生工房の皆さん
(前列:八葉さん、後列左:前橋さん、後列右:長坂さん)
せっかくの笑顔が…写真の腕が悪く、画面が暗くて申し訳ないです。。
「ブログ用に写真を撮らせてもらってもいいですか?」と皆さんにお願いすると、マスクをしていた長坂さんが撮影用のポーズを取りながら、おもむろにウエストポーチからサングラスを取り出し、かけようとするので、すかさず前橋さんから「なんで写真撮るのにグラサンかけるねん! マスクもしてるから、顔見えへんやん!!」との鋭いツッコミが入り、私は思わず噴き出してしまいました。紙再生工房さんでは、毎日、このような楽しい雰囲気の中で利用者さんが紙を漉いておられるのだろうな、と、大雨の後の肌寒い屋外での作業でしたが、本当に心が温かくなりました。


「あれ?!」偶然の再開にお互いびっくり!
積み込み作業をしている途中、偶然に「わかもの国際支援協会(略称:わかこく)」の横山さんが通りかかられ、前橋さんと横山さんは久々の再開にびっくり! 
おふたりは、今年2月の当センター主催「COMVOネットミニ交流会」で意気投合したことがご縁で、その後、わかこくさんが紙再生工房さんのHPリニューアルを手がけ、現在もHP見直し作業を担われているという間柄です。

横山さんは、センターがお願いしていた11/21開催予定の「”異次元”交流ライブ」(10/24のブログもご参照ください)のチラシを、急ぎご持参くださってのご来所でした(一刻も早く!と、自転車で、重たい3000部のチラシを運んでくださいました!)。

紙再生工房さん、わかこくさんとも、昨年のリサーチ活動がご縁となって、現在もよいお付き合いをさせていただいている団体さんです。このようなたくさんの素晴らしい団体さんに支えられて、現在のボラセンがあるのだなぁと、あらためて感謝の気持ちでいっぱいになりました!(市居)

皆さん、本当にいつもありがとうございます☆
(左から、長坂さん、わかもの国際支援協会・横山さん、前橋さん、八葉さん)

2012年10月26日金曜日

COMVO専用HPを更新しました!

10月15日に発行された「COMVO」の最新号を専用HPで発信しています!
COMVOファンの皆さんは要チェックです♪

★COMVO専用HPはコチラ ⇒ http://comvo.weblogs.jp/

併せて、今回テストで配信している電子ブック版のCOMVOはいかがでしょうか?また感想などもOCVICまでお寄せいただけたら幸いです♪(秋田)

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最新号のなかで2点修正がありますので、ご愛読いただいている皆さんにお知らせします。

①OCVICフォーカスで取りあげた「シアター・坐・フェンス」のURLが変更になりました。
P04に記載されているURLは現在無効になっていますので、ご了承ください。

URL:http://enzabutai.com/

②P10に記載したサロン開催情報のサロン淀川「11月の出会い」の会場は以下に変更になります。
会場:淀川区在宅サービスセンターやすらぎ(淀川区三国本町2-14-3)

以上、よろしくお願いします。
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2012年10月25日木曜日

10/25・26「第2回御堂筋東北復興支援バザー」に参加します!

5月の時の様子。いろんな交流ができました
東北復興を応援しようと、10月23日~26日の4日間、大阪ガスグループ“小さな灯”運動さんと株式会社りそな銀行さんが共催で「御堂筋東北復興支援バザー」を開催されています。前回5月に続き2回目の開催となる今回もボランティア情報センターとして参加します!
今回は、避難当事者団体の関西Futureコミュニティーさん、避難ママのお茶べり会さんと一緒に参加して、手作りアクセサリーの販売などを行うほか、前回ご一緒に参加したNPO法人カフェミローさんが、今回のために作ってくださった「クルミ味噌スノーボールクッキー」をふるまいつつ、大阪の避難者支援の現状などを知っていただく機会を作りたいと思っています。
そのほか、今回は関西県外避難者の会「福島フォーラム」さんもブース出展されるなど、参加団体の顔ぶれも広がっています。お近くに来られる機会がある方は是非お立ち寄りください!(修田)

会場:大阪ガス本社ガスビル御堂筋側(大阪市中央区平野町4-1-2)
10月25日(木)10:00~19:00(この日はボラセンブースは展示のみです)
10月26日(金)10:00~16:30(販売を行うのはこの日です)


2012年10月24日水曜日

北淀高等学校の人権講演会に行ってきました!

 10月18日(木)、東淀川区にある大阪府立北淀高等学校において人権講演会が開催されました。
 この講演会では、毎年「大阪市福祉教育語りの会」(代表:鈴木昭二さん)が参加して、障がい者への理解を深める体験や講話が行われています。
 今年は、ありのままの障がい者の生活を知っていただきたいという思いを込め、「大阪市福祉教育語りの会」のメンバー7人が7クラスに分かれ、それぞれの生き方をユーモアを交えながら、時には真剣に語ってくださいました。
当たり前の障がい者の生活を分かりやすく説明してくださいました

障がい者だから出来ないのではなく、障がい者だからこそ出来るという力が感じられます
 午後1番の時間帯で学生達も眠いのではないだろうかと思っていましたが、語りの会のメンバーの話に引き込まれるように、みなさん、じっと聞いておられました。最後は白熱して時間オーバーになるクラスも…!
 北淀高等学校では、今後も障がい者理解のための取り組みを続けていきたいと考えておられます。また、語りの会としても取り組みへの支援を続けていきたいという熱い思いが感じられました。
 「大阪市福祉教育語りの会」(http://www.katarinokai.net/)では、受障の体験や、どのようにして再出発したかを《語る》ことで、「子供たちに障がいの理解と《生きる力》と《思いやる心》」を育てるきっかけになると考え、毎年、小、中学校や高等学校、企業等に訪問を続けています。
 ご興味を持たれた方はボランティア情報センターまで是非お問い合わせくださいね!(*^_^*)(川口)

【参加者募集中】11月21日「企業とNPOが共に地域課題解決に挑む!“異次元”交流ライブ」

企業とNPOのつながりはまだまだ「異次元」。ボランティア情報センターでは、この「異次元」を「異次元でなくする」ために、情報交換会を開催しています。7月の西エリアでの開催に続きこの秋、来たる11月21日に、北エリア編(北区・淀川区・東淀川区・福島区・都島区・中央区)を開催します!

前回はNPO法人e-kotonetさんと富士ゼロックス大阪さんとのマッチング事例、(株)オージス総研さんによるリユース事業の紹介、その後参加された皆さんでワールドカフェ形式による「異次元交流」を行いました。当日頂いたアンケートからは、「企業の方と直接お話をする機会が新鮮で良かった」(NPO)、「自分たちの事業にはやはり光る部分がある、と気がつけた」(企業)等のコメントをいただき好評でした。

今回も、前回以降の動向を踏まえたマッチング事例のご紹介などとともに、企業・NPOの「強み」を活かした地域貢献のカタチを考えるワークショップを行います。ここでしか得られない閃きとつながりのチャンスがある"異次元"交流ライブ、ぜひこの機会にご参加ください!(藤居)

「企業とNPOが共に地域課題解決に挑む!“異次元”交流ライブ」
日 時:2012年11月21日(水)13時~16時
場 所:北区在宅サービスセンターいきいきネット3階会議室
     (北区神山町15-11)
対 象:上記対象地域を中心としたエリアにある
      社会貢献・地域貢献活動に関心のある企業や事業者、
      NPO法人、ボランティア団体、各種地域活動団体 等
定 員:30人(先着順。ただし対象エリアからのご参加を優先します)
参加費:無料
申込み:参加申込書をご記入のうえ、11/19(月)までに
    FAX・E-mailまたはこちらの応募フォームにてお申込みください。
    (携帯電話の方は右のQRコードから読込みできます。)
共 催:大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア情報センター、
     NPO法人e-kotonet、大阪市北区社会福祉協議会




【市民フォーラムおおさか】日ごろからの防災学習講座 第2回目開催!

ボランティア情報センターが事務局を担っている市民フォーラムおおさか実行委員会主催による『日ごろからの防災学習講座』の第2回目を、10月20日(土) 大阪市立社会福祉センターにて開催しました。

内容としては、第1部は、『災害時の障がい者の状況と援助のあり方』というテーマで、NPO法人 ゆめ風基金の細井清和さんに講義していただきました。ゆめ風基金は、阪神淡路大震災をきっかけに、「生きたお金」をいち早く困った場所や障がい者のもとに届ける事を目的に支援活動をされており、今回の東日本大震災にも、現地の方が主役となった息の長い支援をする為に何をすべきか、を念頭に活動されています。障がいがあるが故に、災害時での状況把握や避難移動が困難である、という事に加え、その後の避難所での暮らし難さ等、災害時における障がい者の厳しい状況に対する取り組みの重要性を強く感じました。


 第2部では、『ファシリテートを学ぶ』という事で、参加者全員でグループワークを行ないました。6つの議題から1つを選び、5分間制限でそれぞれ話を行なう中で、「進行役」、「コーディネート役」としてのファシリテーターを体験してもらい、基本的な対人援助技術を学んでもらう、というものでした。参加者の方々は最初こそ、幾分戸惑った様子でしたが、その後はリラックスした雰囲気で進行されていました。(荒野)

【参加者募集中】12月1日「CB・SBのキホン集中セミナー」

ボランティア情報センターでは、今年の夏から「おおさか閃き塾」という市民塾を開いています。地域コミュニティの困りごと・悩みごとの解決策を、持続可能性も視野に入れて考え、一歩踏み出そうというプログラムです。この「おおさか閃き塾」の基本編として、コミュニティビジネス(CB)・ソーシャルビジネス(SB)についての基本的な考え方、ボランタリーな活動や一般の企業活動との違い、実際に起業を志す際に必要な視点や準備について、1日で集中的に学ぶプログラムを企画しました。
CB・SBという言葉は聞いたことがあるが、基本的なことから理解したいという方、今すぐというわけではないが、将来的に具体的な起業を視野に入れたい方、ぜひご参加ください!(松尾)
 
◎日 時:12月1日(土)10:00~17:00
◎場 所:大阪府谷町福祉センター(中央区谷町5-4-13)
◎定 員:50人(先着順)
◎参加費:無料
◎講 師:田村太郎 さん(ダイバーシティ研究所代表理事)
◎プログラム
「CB・SBの基本的な考え方」 「地域課題の設定と解決策の考え方~CB・SBによる地域変革の具体的な組み立て~」「 社会的起業に必要な資源をどう集めるか」

その他、詳しくはボランティア情報センターのコミュニティビジネス等促進事業ポータルサイト「閃きおおさか」をご覧ください!こちらのサイトからフォームで申込可能です。

 

2012年10月20日土曜日

化粧品会社の研究員が特別講師として、小学生に理科の魅力を伝授!@港区・市立田中小学校

今年の7月24日、港区で開催した「”異次元”交流ライブ~西エリア編~」に参加してくださったご縁で、8月にはCSRについてのヒアリング取材をさせていただいた、創業127年を誇る化粧品会社「株式会社 桃谷順天館」(本社:大阪市港区)が小学校でCSR活動をされるということで、去る10月5日、その様子を見学させていただきました!


「理科大好き“なにわっ子”育成事業」をご存知でしょうか?

今回の”先生”、桃谷順天館の研究員・亀田さん
これは大阪市教育委員会が主体で実施している取り組みで、企業が独自に製作・実施している出前授業ではなく、企業・団体と小学校が連携し、理科の授業(単元)の中で、子供たちが学んでいる理科学習と、身の回りにある製品や技術などの実社会が密接に関連していることなどを実感する「"生きた"理科実験授業」を担うため、企業の社員やOBを「特別講師」として派遣しているものです。
子どもたちの理科離れを防ぎ、将来のモノづくりを支える人材育成につなげることを目的として、平成19年度から大阪市立の小学校の5・6年生を対象として実施されています。


その、「理科大好き“なにわっ子”育成事業」の一環として、桃谷順天館の研究員・亀田さんが、市立田中小学校の5年生を対象に理科の特別授業を行われました。


テーマは”水溶液の性質(酸とアルカリ)”。
実験の器具など一式
まず、石鹸水・酢水などの身近な水溶液から水酸化ナトリウム水溶液(強アルカリ液)といった少し注意が必要な液体まで、6種類の水溶液を万能試験紙(酸性・アルカリ性の強弱まで知ることができる試験紙)を使って、酸性かアルカリ性かを調べます。その後、異なった性質(酸性・アルカリ性)を混ぜるとどういう変化が起きるのかを実験を通じて学びました。

万能試験紙で性質を調べます
混ぜると…プルプルに~♪
用意されていた水溶液を混ぜると、透明度や質感が変化していき(今回はトロトロの水溶液がプルプルのジェルに変化して、お化粧品の「うるおいジェル」が出来上がる!という趣向でした)、「うわー!」「おもしろい~」など、子どもたちから歓声が湧きおこりました!

最後に、できあがったジェルを万能試験紙で調べてみると、なんと「弱酸性」との結果が。

「酸性」と「アルカリ性」を混ぜると「中性」になると思っていた子どもたちは、その結果にびっくり! 亀田さんから「酸性・アルカリ性・中性というのは、3つの状態が別々にあるのではなく、酸性~中性~アルカリ性とグラデーションのようにつながっています。なので、強い酸性とアルカリ性を混ぜると、中性ではなく、弱酸性になるんですよ」との説明に、子どもたちも納得。「ちなみに、私たちの肌は弱酸性の性質を持っているので、化粧品の”うるおいジェル”も弱酸性の性質になっているんですよ♪」と、日頃使っているお化粧品にも、理科の授業で学ぶ酸・アルカリの性質がうまく使われていて、お仕事につながっていることを亀田さんはしっかりアピールされておられました。


亀田さんからの最後のメッセージは、毎日の身近なものには理科で習うことがあふれていることに触れ、「もっと理科を好きになってね!」という熱い思いで締めくくられました。授業の初めはとても緊張されていた亀田さんが、最後には体全体を使って理科の楽しさを伝えておられる姿を拝見して、”大好きなこと”を伝える人からは知識以外にも本当にいろいろな思いが伝わってくること、”大好きなこと”を”大好きな人”から伝えられることはなんとワクワクする体験なのだろうと、取材の私でさえ体感させていただいた特別授業でした!
企業の中だけにこもりがちな研究員の方が活躍される地域社会貢献活動。
地域にとっても、企業にとっても、子どもたちにとっても、素敵な効果が期待できる、素晴らしい仕組みだと感心しました♪(市居)

【市民フォーラムおおさか】日ごろからの防災学習講座 第1回目開催!


私たちが事務局を担っている、市民フォーラムおおさか実行委員会が主催しております『日ごろからの防災学習講座』の第1回目を、10月13日(土) 大阪市立社会福祉センターにて開催しました。

この講座は今年の5月~7月に開催した防災学習講座の第2弾にて、前回に引き続き、『私たち市民が災害時に支援者として活動出来るよう、防災・減災の知識を身につける事』を目的とし、共助の絆を構築いきたいと考えています。 当日は、被災地NGO協働センター代表の村井雅清さんを講師にお招きし、『災害時の助け合いと支援スキル学習』をテーマにご講義いただきました。

参加者の方からは、『講義を聞いて、地域全体で防災や減災について徹底的に話し合う必要性を感じた』、『阪神淡路大震災より一貫して取り組んでこられた被災者支援について、様々な話が聞けて非常に有意義だった』等の感想が寄せられました。

次回は、10月20日(土) 大阪市立社会福祉センターにて予定しています。(荒野)




2012年10月17日水曜日

ボランティアの受入れをしている担当者の方、何かお困りはありませんか?

来たる11月1日(木)にボランティア担当者会の第3弾を開催します!!


当センターのボランティア体験(ボラ☆チャレ)の事業と連動して行ってきた、連続スキルアップ講座ボランティア担当者会。

第1弾は、ボランティアの受入れ上手になるために、足りないこと、何から始めたらいいのかなどを考えるといった内容でした。(報告のブログはコチラ
第2弾は、実際に受入れをする直前・直後に押さえなければいけない、大切なことの確認をしました。(報告のブログはコチラ

今回は、連続講座の最終回となる第3弾!
現在ボランティアの受入れで、悩んでいること、困っていることをを皆で共有し、解決しようといった内容です。
施設や団体等のボランティアコーディネーター及びボランティア受入れ担当者の方ならどなたでも参加できます。スキルアップを目指しましょう♪(椋木)

詳細は以下の通りです。→HPはコチラから
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
抱え込まずに地域で手を取り作戦会議!
~みんなで共有!みんなで解決!~

●日 時:2012年11月1日(木) 14:00~16:30
●会 場:大阪市立社会福祉センター(大阪市天王寺区東高津町12-10)
●講 師:新崎国広氏
●参加費:無料
●定 員:40人
●内 容
  ・まずは冷静に、自分たちを見つめ直そう!
  ・問題解決に向けた取組みを考えよう
  ・協力団体やネットワークづくりをしよう
  ・次につながるボランティア受入れテクニックの伝授
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

2012年10月16日火曜日

いわき-おおさか交流バス ふりかえり会(市民フォーラムおおさか)

本日10月16日(火)、9月15日(土)~17日(月)に開催された「いわき-おおさか交流バス」(当日の詳細はこちら)の活動ふりかえり会が行われました。

今回のふりかえり会は、「いわき-おおさか交流バス」を単発の交流でなく、継続的な支援ができるよう、参加者が現地で「直」に感じられたこと共有するとともに、いわき市の方々との継続的な関わり方(バス企画内容、大阪からの支援)を一緒に考えていくために開催されました。
活動写真を見ながら意見を交わしました!
会議では、避難者の気持ちに寄り添った話や交流中の素敵なエピソード、介助が必要な避難者への支援方法、当日の活動メニューの検討、さらには仮設住宅でのコミュニティ支援など、参加者の想いをたくさんお伺いし、最後には次回の開催日の検討を行うなど、参加者の積極的な様子にスタッフの気持ちも温かくなりました。
市民フォーラムおおさかでは、このような被災地支援の他にも地元大阪での支援活動等を市民が中心となって積極的に行っています。ご興味のある方はボランティアセンターまで是非お問い合わせください!(川口)

いちょう大学にいってきました。

~60歳からのボランティア入門コース~大阪市いちょう大学特別講座が行われ(全10回)、9月13日(木)、10月11日(木)の2日間、ボランティア情報センターが講師として参加をさせていただきました。
9月13日(木)の講義は「シニアのいきいき活動いろいろ」と題し、今、期待が寄せられているさまざまなシニア世代のボランティア活動について事例を交えながら話をしました。この日は座学のみの講義でしたが、受講者は熱心に聴講しておられました。
また、10月11日(木)の講義では、避難所運営ゲーム【HUG】を取り入れながら災害現場におけるさまざま活動のあり方について参加者の皆様と深めることができました。

避難所運営ゲーム【HUG】についてはこちら

ゲームとはいえ、みなさん立ち上がって身を乗り出すほど真剣に取り組んでおられる姿にスタッフも圧倒されていました!

2日間の参加でしたが、どちらの講義も参加者の市民活動を「したい」、「学びたい」というパワーをひしひしと感じ、今後のみなさんの活躍に大きな期待ができそうです。
いちょう大学のみなさん、ボランティア・市民活動への参加をお待ちしております!(*^_^*)(河崎)

第3水曜日はギターの練習日♪

 以前からこのブログで紹介している「ギターでギネスを目指そう」の企画で、第2回目の練習が明日17日(水)18時30分から20時まで、住吉区民センターの小ホールで行われます!興味のある人はギターを持って大集合!
 みなさんの参加お待ちしております♪(秋田)

***********次回以降の練習日案内***********
 11/21(水)18:30~20:00
 場所は住吉区民センター小ホール
***********************************************

★「ギターでギネスを目指そう」についてはコチラ
 ⇒ http://ocvic.blogspot.jp/2012/09/blog-post_18.html
★facebookページはコチラ
 ⇒ http://ja-jp.facebook.com/OGCproject2011
★第1回目の練習の様子はコチラ
 ⇒ http://ocvic.blogspot.jp/2012/09/1.html

2012年10月15日月曜日

COMVOネットミニ交流会を開催します。

OCVICが運営するCOMVOネットの登録団体を対象とした交流会を11月15日に開催します。会場は、前回と同じ高津宮。宮司さんのご厚意に今回も甘えさせたいただくことになりました。四季の移ろいを感じながら、みなさんと交流できるのを楽しみにお待ちしております。(秋田)

◆日時:11月15日(木)18時~20時
◆場所:高津宮(中央区高津1-1-29)

詳細はコチラ ⇒ チラシPDF

COMVOの電子ブック版をテスト配信します!

 みなさんから紙媒体で親しまれてきたボランティア活動情報誌「COMVO」。その「COMVO」が電子ブックとして配信されます!よりいろんな世代の人に見てほしいということから、10月15日に発行した171号を電子ブックとしてテスト配信をします。スマートフォンからも閲覧できるこの電子ブック、より多くの人にご覧いただきたいと思います!見られた方はぜひ、感想などもOCVICまでお寄せください♪ (秋田)
「COMVO」の電子ブック版はコチラから ⇒ COMVO電子ブック版サイト

COMVO11・12月号が完成!

 ボランティア活動情報誌「COMVO」の11・12月号が完成しました!今回のフォーカスは「”きく”こと、”きいてもらう”こと」ということで、”きく”ことを活動の柱にしている団体に取材しています。ぜひご一読ください♪
 
 COMVOは市営地下鉄の22駅に設置していますが、毎号発行毎に区社会福祉協議会の協力も得ながら、職員が手分けして自らの手で置きに行っています!今日は車で8駅まわって配架してきました。みなさんのお手元に届いてこそ発行する意味があるので、もし駅でCOMVOを見かけなかったら、その際はOCVICまでご一報ください♪ (秋田)

「障がい者とのふれあい☆宿泊体験」写真展を開催しました★

10月13日(土)、夏に実施した宿泊体験の写真展を開催しました。



この日に向けて、何日間も学生スタッフの方が来て、展示物を作成してくれました。
ハンガーに制作物を張り付けたり、キャンプファイヤーで皆が輪になって囲む様子を表現したブースなど、おもしろいアイディアが満載♪
写真の展示以外にも、スタッフが作成してくれたビデオの上映会も行ったり、とても楽しい素敵な展示会となりました。

会場には参加してくれた子どもたちとその保護者の方。そして当日偶然センターを訪れた人たちにもお声をかけさせてもらい、30人以上の方々が来場されました。

当日お手伝いしてくれたスタッフと子どもたちとの再会☆
「とても楽しかったのでまた来年も行きたいな~!」なんて写真を見ながら懐かしむこともできました。

前日もお昼から夜の8時まで会場の準備をしてもらったので、当日の3時間はあっという間で、すぐに元通りにするのはもったいないな~と、作品を剥がすのにも躊躇してしまいました。

当日来れなかった人のために、写真の販売は20日(土)まで実施しています。
当センターへお立ち寄りの際は、是非とも見て行ってくださいね!!!(椋木)


「障がい者とのふれあい☆宿泊体験」って…?
参加者の子どもたちが、肢体や視覚に機能的な障がいのある人と寝食を共にすることで、障がいのある人が生活することをより深く実感してもらうことをねらいとして、毎年夏に実施しているキャンプです。

「おおさか閃き塾」(5日目)で事業化の視点を学びました!


多様な参加者が地域コミュニティの悩みごとに向き合っている「おおさか閃き塾」。10月13日(5日目)では、「事業化の視点を取り入れる」をテーマに大阪産業創造館経営相談室から講師をお招きして学びました。

前半では“経営者になるということ”はどういうことかを経営相談の蓄積の中で感じておられることを中心にお話しいただいたほか、事業化の視点、考え方、マーケティングの基礎、事業計画・資金計画の基本などを概括的にお話しいただきました。

後半では、講師の先生と2人の参加者が自らの事業企画を素材に模擬面談を行いました。1時間から1時間半ほど時間をかけるのが通常だそうですが、今回は30分に凝縮。それでも雰囲気はさながら経営相談室の相談風景となり、収益の柱をどう考えるか、理念と事業のバランスをどうとるか、表現の仕方の工夫などについて、実際的な助言をたくさん共有することができました!

プログラム終了後、有志20人ほどで1000円ずつ出し合って、空堀商店街にほど近い「にぎわい堂」という多目的スペースをお借りして初めての懇親会を行いました。予定の2時間では収まらず、オーナーの好意で22時近くまで盛り上がりました!
「閃き塾」もいよいよ大詰め。次回は11月中旬に課題解決にアプローチするための具体的なプランづくりに入ります。(松尾)

2012年10月12日金曜日

地域のまちづくりに情熱を傾けられる人(嘱託職員)を募集中!

大阪市内の地域コミュニティがより元気に、より自治的なコミュニティとなるような支援の取り組みを、大阪市が今秋(10月)から始めています。市内5ブロックのうち、北ブロック(北区、都島区、福島区、淀川区、東淀川区)と南ブロック(阿倍野区、住之江区、住吉区、東住吉区、平野区、西成区)について、公募されたその推進事業体に、私たちボランティア情報センターの母体組織である大阪市社会福祉協議会が該当エリアの区社協などとともに共同体として、その任にあたることになりました。

ただいま、地域コミュニティで実際にさまざまな地域住民の皆さんはもちろん、地域組織の方々や企業やNPOなどの方々と向き合い、地域コミュニティの今後のありようの具体化をサポートしていく「地域まちづくり支援員」(嘱託職員)を募集中!締め切りは10月18日(木)!ご自身はもちろん、皆さんの周りでふさわしい方をご存知でしたら、ぜひ下記のサイトを見ていただけるようにお声をかけていただけませんか?きっと日本で初めての取り組みだと思われる壮大なチャレンジに一口乗ってみませんか?(松尾)

募集要項は大阪市社会福祉協議会HPをご覧ください!

2012年10月11日木曜日

西区社会福祉協議会 企業へ初・福祉教育♪

西区社会福祉協議会(以下西区社協)のボランティアコーディネーターの水野さんから、1045日の2日間で、府下の大阪トヨペット社員80人に福祉教育を実施するとの情報をいただいたので、さっそく見に行ってきました!

西区社協と大阪トヨペットとは昨年度からお付き合いで、営業人材開発永野課長とリーダーの小西さんが社会貢献の相談に来られたことがきっかけ。まずは福祉施設や区内イベントを紹介し、ボランティアとして参加を重ねて、今回の社員研修に結びつきました。



 西区社協の福祉教育の特徴は、区内の協力者が多く関わっていること。今回も西区社協と区内在住の身体に障がいのある人・福祉用具のウィズ(企業)・介護事業所コスモス苑・ボランティアグループ「コスモス」・ネットワーク推進員の協力のもと、ロービジョン体験と車イス体験が行われました。

 今回の研修で、相手(お客様)と同じ目線になって接することの大切さを実感してもらえたと思うので、これからの接客業に活かしてもらえたらうれしいですね。

西区社協 水野さん
最近よく見かける福祉車両や、障がい者の方が車を購入したことで外出することが増え、家族や友だちとドライブを楽しみ、生きることに希望を持ち始めた話を聴いていた矢先に、大阪トヨペットからこの福祉研修の依頼をいただきました。
私自身、ディーラーさんに障がい者や高齢者と車の関係をお伝えすることで、学ぶ力をいただきました。また、研修やボランティア活動を通じて企業と企業が、企業と地域がつながっていくお手伝いができることに喜びを感じています♪

【ちょこっとウラ話】
水野さんは、研修が終わるとすぐに次の研修を提案していました!!
これからも西区社協と大阪トヨペットとのつながりは続きます。(岡田)

市民フォーラムおおさか 交流カフェオープン!!

「市民フォーラムおおさか」では、震災により大阪に避難されている方々が、自由に集い、語らい、少しでもほっとしていただける機会をつくりたいと考え、交流カフェ(サロン)を開くことになりました。今回、その第1回目ということで、10月7日(日)阿倍野区にある「あべのベルタ」のサロンスペースにて開催しました。

初めての開催とあって、スタッフも参加者の皆さんも少々緊張気味でしたが、絵本の読み聞かせボランティアグループ・アクビス『おはなしのへや』の皆さんによる紙芝居、NPO法人『海・空・太陽』のアロマセラピストによるハンドケアマッサージや、何種類ものハーブをブレンドしたオリジナルティーをいただいているうちに、すっかり皆さん、リラックスムードに…。 震災時や各地に避難されてからの辛いお話だけではなく、プライベートな恋バナまで、本当にいろいろお話していただき、あっという間の2時間でした。

今回初めての開催ということで、まだまだ手探りの状態ではありますが、ご参加していただく皆さんが自由に集まり、気持ちよくお話してもらう場として、交流カフェを運営していきたいと考えています!次回は、1110日(土)、場所は御堂筋沿いにある、『SMBCコンシューマーファイナンス㈱プロミス心斎橋お客様サービスプラザ』にて第2回交流カフェを開催する予定です。(荒野)

福島で企業の社会貢献ネットワークが始動!



新築の香りが漂う会場で気持ちも新たにさあスタート!
より良いまちづくりに向けて、企業・NPO・商店街・地縁組織などの有志がゆるやかなネットワーク活動を行っている「福島・車座談義」。その車座談義に部会のひとつとして「企業懇談会」ができ、昨晩初めての寄り合いがありました!
4人の企業から参加した有志に、地元の産業会、NPO、社会福祉協議会有志を加えて8人でスタート。世話人の尾崎力さんは「日本の大企業でCSRレポートを発行しているのは約8千社。中小企業のそれとなると寂しい実態なのが現実。地域に根ざす活動をじっくりと地道に取り組みたい」と話しました。
軌道に乗るまで当面は毎月1回第2水曜の晩に、阪神野田駅にほど近い有料老人ホーム「ベネッセスタイルケアここち・野田阪神」さんを会場に寄り合いが持たれます。出入り自由のゆるやかな場ですので、福島界隈の企業の皆さん、事業者の皆さん、お気軽に覗いてみてください!(松尾)

2012年10月9日火曜日

【いわきーおおさか交流バス】現地活動レポート

先日ブログで出発の様子を紹介した市民フォーラムおおさか(事務局:ボランティア情報センター)主催の【9.15~17 いわきーおおさか交流バス】~ レポートが遅くなってしまいましたが、今日は充実の交流となった現地活動の様子をご紹介します(*^_^*)

今回の活動場所は福島県いわき市にある「第一応急仮設住宅」。この仮設住宅には原発被害だけではなく、震災による津波被害、家屋倒壊などさまざまな理由で我が家を失った189世帯の方々がお住まいになっておられます。そんな現地の皆さんに大阪の元気を届けたいと、関西風の「うどん」、アロマの香りで癒しの効果抜群「ハンドマッサージ」、子どもに大人気「ヨーヨー釣り」を提供してきました。



性別も年齢もボランティア経験もさまざまな20人でしたが、「現地で活動をしたい!」という想いはみんな一緒。まだまだ強い日差しの下、額に汗しながら協力して準備をすすめました。その甲斐あってか今回、用意した150人分のうどんもすべて完売。ハンドマッサージもヨーヨー釣りも大好評でした☆
現地の皆さんの言葉に耳を傾けると、「安定剤がないと眠れない」「自宅に戻っても誰もいないから、仮設に住んでいる」など震災後癒えぬ厳しい現実をつきつけられるものや「またいつでも来てほしい」「また会いましょう」といった、人と人とのつながりの大切さを改めて感じさせられる言葉などさまざまいただきました。

市民フォーラムおおさかでは、いわき市第1応急仮設住宅との関わり方を今回限りの「短期的」なものではなく「長期的」なものにしていきたいと考えています。また、10月16日(火)19時から大阪市社会福祉センターにて参加者による振り返り会を行うこととなっており、いわき市への再訪も含む支援のあり方を検討していく予定です。(河崎)

“発達障害を学ぶ”ボランティア学習会 in 城東区社会福祉協議会

「発達障害を学ぶ。一番困っているのは子ども自身」
~地域社会で生活するために~ 

 926日、城東区ボランティアビューローが主催した、登録ボランティア限定のボランティア学習会に参加してきました。城東区ボランティアビューローは、今年設立20周年ということもあり、ボランティアさんと一緒に取り組む事業が目白押しです。

今回の学習会も、ボランティアグループのおもちゃ図書館「トライアングル」の協力で開催され、ボランティアさんが資料作りから当日の運営、講師と、大活躍しておられました! 

学習会ではまず、「発達障がい」とはどうのような障がいなのかを知ってもらうため、パワーポイントを駆使してとても分かりやすく講義をされました。 そして、発達障がいのある子を育てる親としての経験から、発達障がいを生活のレベルに落とし込んで、日常の事例を交えてお話しされ、年代・性別を問わず、幅広い参加者の耳にスッと入るものがありました。

なかなかこうした機会がないと実体験による語りや発達障がいのある子を育てる親の思い、発達障がいへの理解は伝わらないようにも思いました。誰もが安心して暮らせる地域づくりを思うと、改めて、子育て支援も福祉教育のひとつとして発信していくことの大切さを実感した一日となりました。

『みんなちがって みんなえぇやん♪』(岡田・中原)

~主催者よりコメント~
ボランティアコーディネーター 岡本さん
実体験のお話は、むずかしい言葉や表現もなく、“すとん”と心の中に収まりました。これからは、福祉教育のプログラムのひとつとして『みんなちがって みんなえぇやん♪』というタイトルで理解の輪を広げて行こう、とみなさんと話合いました。

おもちゃ図書館トライアングル代表 松田さん
当日はたくさんの方にお越し頂き、とても緊張しましたが、皆さん熱心に話を聞いて下さり、感激いたしました。この様な機会を通して、一人でも多くの方に発達障がいの事を理解して頂けると幸いです。ありがとうございました。

2012年10月8日月曜日

「おおさか閃き塾」リサーチで掴めた200のキーワードを共有財産へ!

地域コミュニティの悩みごと・困りごとの解決に向けて、さまざまな立場の人が集い、つながる中から一歩を踏み出そうと取り組みが始まっている「おおさか閃き塾」。直近の約1ヶ月間で、塾生メンバーが思い思いの人・場所・団体、30箇所超のヒアリングベースのリサーチを行いました(引き続き現在進行中です)。

10月6日(土)の第7回・8回の「閃き塾」では、そのそれぞれのリサーチ先で掴めたもの、例えば活動がうまくいっている秘訣、考え方や視点、工夫などを共有しました。これがなかなか興味深く、一例を挙げると・・・「ここちよい拘束感」(どんな現場なのだろう!?)「思いがカタチになることを楽しめる」(やりがいも役割も生まれる!?)「信頼を高めるとコストがさがる」(一瞬で壊れる怖さと裏腹)・・・といった具合に、メンバーがさまざまな感性と視点で捉えたキーワードはざっと200以上!

後半は、これらを個々人の頭や心の中にとどめずに、共通項を意識しながら可視化して、共有財産にしていくためのワークを行いました。グループごとに思い思いにカテゴリー化を試みました!メンバーの熱気に負けじと、事務局の宿題として、さらなるブラッシュアップを図りやすくするための下ごしらえを来週中に行うことを思わず約束してしまいました(スタッフの皆さんすみません、、、)写真には映ってませんが、同じくらいの人数で教室の後ろで熱弁をぶつけ合ってるんですよ!「おおさか閃き塾」・・・熱いです!(松尾)

2012年10月5日金曜日

“障がい者が働く”ことを何か特別なことだと思っていた自分が、本当に恥ずかしくなりました-@日昇館尚心亭~

「おおさか閃き塾」塾生さんたちによるリサーチ活動。現在も、どんどんどんどん進行中です♪ 事務局では、毎日、誰かがリサーチに同行しているため、全員が顔を合わせることもなかなか難しい今日この頃。
9/29(土)午前中には、塾生さん1人&事務局スタッフ2人で、京都まで遠征して参りました!

今回のリサーチ先は、京都東山・三条大橋にほど近い旅館「日昇館尚心亭」。三条駅や祇園もすぐ!の便利なロケーション、洋朝食の焼き立てパンetc.が好評で、修学旅行のお宿としてよく利用されている全76室(収容人数350人)規模の旅館です。
まとめ髪も艶やかな、女将・野村睦美さんにたっぷり2時間半、お話をお聞きすることができました♪ 

今回のテーマは「障がい者雇用の実際を知る」。

「日昇館尚心亭」は、知る人ぞ知る障がい者雇用のパイオニア的存在です(こちらもご参照ください)。20年前(平成4年)から、知的障がい者をバックヤードのスタッフとして多数雇用しておられ、その人数は、毎年平均約20人(現在は19人)。障がいスタッフ(愛称:“はばたき”さん)の仕事内容は、館内および客室の清掃、リネン類交換・洗濯、水回りの清掃、食事の配膳、食器の洗浄、パン製作、ベッドメイクetc.と、各人の適性を見ながら幅を拡げてこられ、今では本当に多岐にわたっています。


「きっかけは、深刻な人手不足でした」(野村さん)。

京言葉も粋な、女将・野村さん

高齢者もダメ、外国人もダメ、学生バイトもダメ…と八方塞がりで困っていたときに、ある人から障がい者を雇用してみてはどうかと勧められ、実際に障がい者の働く現場を見学。その真剣に働く姿を見て、「これなら!」と知的障がいのある実習生7人を先代のお父様が受け入れられたのが始まりだったそうです。そして、その実習生7人は、一生懸命な働きぶりが認められ、数ヶ月後にはめでたく正式に雇用されます。

ところが――

そのことに反発した今までの清掃担当の社員の約半数が、ごそっと辞めてしまうという緊急事態が発生!「それなら…」ということで、もう7人の知的障がい者を雇用し、その後、さらに7人を追加して、最終的には21人の雇用が実現、現在に至っています(現在は19人。うち18人が重度の方)。

「最初は、どう接していけばいいのか、まったくわからない状態」だった野村さんも、20年たった今では、顔色や朝礼での様子などから「今日は危ない(例えば発作など)!」と的確にスタッフの状態を見極めることができるようになったといいます。
また、“はばたき”さんと日々接する中で、体力的に働くことができなくなったり、最初から雇用には向かない知的障がい者の居場所がないことが気になり始め、阪神大震災をきっかけに、平成8年に社会福祉法人 菊鉾会を設立し、平成9年には通所授産・デイサービスの機能を持つ「テンダーハウス」の運営を始められます。
さらに、親御さん・兄弟姉妹とは離れて、自立して生活していくためのグループホームを、元社員寮の一部を活用して平成13年から始められるなど、知的障がいの方の人生にどんどん深く関わっていっておられます。

リサーチの中で、“はばたき”さんの働きぶりを、特別支援学校が取材・制作されたDVDで見せていただきました。その、手際のよい掛け布団カバーの取り換えや丁寧なトイレ掃除の様子は、まったく障がいを感じさせないもので、正直、私たちもびっくりしました!

「作業手順を覚えてもらうのが大変なのでは?」との問いに、「基本的には同じ障がいのある先輩が後輩に教えています」と野村さん。なかなか覚えられない“はばたき”さん向けに手順を歌にして歌いながら作業してもらった話や、“自分だけの仕事”にこだわり暴れた“はばたき”さんに対して「あんたがおらんかったら、うちら困ってしまうわ」という魔法の言葉を囁いて一気にやる気モードに切り替えさせたパートのおばちゃんの話など、たくさんの微笑ましいエピソードも教えていただきました。

親指の短いダウン症の“はばたき”さんの運ぶトレイにベルトを付けて持ちやすくする等、作業がしやすいよう、様々な工夫や改良も、都度、行っておられるとのこと。-「しかし、一番大切なのは、親御さんや家族・支援者のフォローです。家でのフォローがしっかりある“はばたき”さんは、仕事場でもぐんぐん伸びます。仕事場だけで“はばたき”さんをみるのは無理。こちらとがっちりスクラムを組めない親御さんの場合、いくら本人にやる気があっても採用はできません」と、野村さんは何度も仰っておられました。

今回、野村さんの迫力あるお話を聞きながら、私の胸にはある一つの思いがふくらんできました。それは、“障がい者が働く”ことは特別なことなのだろうか、という疑問です。プロとしてきちんと仕事をやり遂げること。要求された以上の結果を出すこと。
これらは、障がいの有無にかかわらず、給料をもらって“働く”以上、当然しなければならないこと。ならば、障がいのある・なしで“働くこと”の本質的な違いは何もないのではないか―。 
“はばたき”さんに対して、また“はばたき”さんをサポートする親御さん・関係者に対しても、“はばたき”さんが一人前のスタッフとして、そして一人の人間として成長していけるよう、叱咤激励しつつ真剣に向き合う野村さんの潔い態度を前にして、私は“障がい者が働く”ことを何か特別なことだと思っていた自分が、本当に恥ずかしくなりました。

具体的な取組のお話もさりながら、何よりも女将である野村さんの、障がいの有無に関係なく「スタッフ全員でいい旅館をつくっていく!」という胆の据わった心意気に圧倒され、大きな感銘を受けた今回のリサーチでした。

大変お忙しい中、2時間半もお時間を割いて貴重なお話を聞かせてくださった女将・野村さん、また、細やかなお心遣いをくださった館のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました♪ (市居)

2012年10月4日木曜日

ボラセンに新メンバーが加入しました!

10月1日(月)から、ボラセンに新しい仲間が加わりました!今月は月初から倉庫の移動などの大仕事もあり・・・着任早々、大活躍です!新メンバーを迎え、ますますフレッシュになったボラセンを、今後ともよろしくお願いします☆(藤居)
 
本人からのメッセージです
初めまして、10月より新しくボラセンのメンバーとなりました、荒野信介と申します。大学では社会福祉学を専攻しておりましたが、その後は、テーマパーク従業員、議員秘書、観光振興スタッフ等の仕事を転々とし、今回、初めて社会福祉のお仕事に携わる事になりました。アラフォーのフレッシュマンで、これから学ばなければならない事がたくさんありますが、皆さんの御期待にそえるよう精一杯、頑張って参ります。個人的には現在、地元の観光ボランティア協会に所属しております。宜しくお願いいたします!

2012年10月3日水曜日

宿泊体験写真展に向け、学生スタッフが汗してます!

今日は、夏に開催した宿泊体験の写真展に向けて、準備作業に学生スタッフが集まってくれました。先日、ボラセンでの実習が終わった実習生も参加してくれています。
みんな学校が終わってからそのままボラセンに来てくれて、20時過ぎまで時には楽しくおしゃべりしながら、作業が進みました。
写真展の本番は今月13日(土)。前日にもう一回集まって最後の準備をします。どのような飾りつけになるのか今から楽しみです。(溝渕)

2012年10月1日月曜日

夏の実習を終えました。

揃って、ハイチーズ☆
実習ご苦労さまでした。
7月から来ていた8人の実習生が大阪市ボランティア情報センターでの社会福祉実習を終えました。実習期間中、様々な事業を通して社協のあり方を学びながらボランティア・市民活動や実際の福祉の現場をOCVICの視点からお伝えしてきました。逆に我々は学生から活気をいただき、お互いにとって有意義な3ヶ月だったんじゃないかと感じています。これからの社会で活躍できることをスタッフ一同願っています。(秋田)

実習生からのコメント
「約3ヶ月間の実習で様々な事業に参加させていただきまして、大変実りある実習になりました。宿泊体験では、子どもと障がい者との交流について学ぶことができ、福島にボランティアバスで行かせていただいた時は、仮設住宅に住む人々と交流することができました。今までの実習を通して得た経験や知識、考えを踏まえ、各自実習生たちが最後に事業企画を作成することができました。ボランティア情報センターのスタッフの人たちには本当にお世話になりました。3ヶ月間ありがとうございました。」