社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2014年5月30日金曜日

【おおさか閃き塾】閃きテーマが徐々にカタチに~才能マッチングワークショップ・プロトタイプ(原型)体験会を実施!

昨年11月に一旦、講座の全日程を終えた「おおさか閃き塾2013」。
講座終了後も、月に1回のペースで有志が集い、閃き塾の中で見つめてきたそれぞれのテーマを仲間と一緒になんとかカタチにしていけないか――との思いから、「閃き塾・これからの企画を考える会」を実施。最終的には3つのテーマを核にゆるやかなチームを作り、それぞれのペースで今後の実現に向けて企画を進めています(現在進行中です)。

そのチームのひとつが「いろいろな人の才能を発掘し掛け合わせることで地域や社会を活性化していきたい」藤本真敏さん、「男性サラリーマンのための第3の場所・居場所つくりをしていきたい」福田竜一さん、「いろんな人がいきいきと暮らせる地域のための、誰もが集えるサロンを実現したい」山崎美紀さんの3人が核となっているチーム(まだチーム名を決めていませんでしたね^^)。

5月28日(水)午後7時、このチームのメンバー3人が集い、藤本さん考案のオリジナルワークショップ「才能・マッチングワークショップ」のプロトタイプ(原型)体験会を実施しました。

ゲームの説明をする藤本さん(左)と
同じチームの福田さん(中央)、山崎さん(右)。
ワークショップの流れとしては、まず、参加者同士がリラックスできるよう簡単なストレッチやイメージングで心身を緩めてから、第1ゲーム「夢・実現者インタビューゲーム」で参加者それぞれの”強み”を”発見”し、第2ゲーム「才能・マッチングゲーム」で参加者の強みを活かした新しいコラボレーションのアイデアを出していき、その数を競うことで、楽しみながら様々な人や団体のマッチングを促進していく構成です。

藤本さんから簡単な流れの説明の後、早速、第1ゲームへ…のはずが、そこは閃き人の面々、すぐには始められません(笑)。「このコンセプト、途中まではわかるねんけど盛りだくさんすぎて何がしたいか伝わりにくいんちゃう?」から始まって、「対象に合わせて最初の説明で使う文言も変えた方がいいのでは?」「イメージングの項目が多すぎるんちゃうかな」「成功のイメージが、お金や物・家ではない人には、いきなり通帳の残高をイメージしてと言われてもしっくりこない感じがする」「質問は、過去から始まって、現在、未来へと進んでいった方が答えやすいんちゃう?」等々。少し進んでは「ここはなんで?」「こうしてみたら?」「これは、こんな資料があるよ!」といったコメントの嵐が巻き起こり、結局、予定していた90分では到底終了せず、第1のゲームを短縮しながら慌てて終えるということに!

第1ゲームで出てきた
参加者のたくさんの”強み”の素♪
会場の時間の都合でワークショップは途中で”強制終了”してしまいましたが、第1ゲームを体験した福田さん、山崎さんは、自分の”強み”をあらためて他の人から発見してもらい、”褒め活”できたことで、にっこにこ笑顔になっていかれたのが印象的でした。
「近いうちに、今回のコメントを反映し内容をブラッシュアップしたワークショップの体験会・第2弾をぜひやりたいね!」

「おおさか閃き塾」が大事にしている、思いやアイデアを頭の中や企画書の文字だけで終わらせず、ささやかでも、一度、カタチにしてみることの大切さを実感できた、今回の体験会でした。(市居利絵)

2014年5月29日木曜日

【市民フォーラムおおさか  第5回 御堂筋東北復興支援バザーに出店しました】

 市民フォーラムおおさか(事務局:大阪市ボランティア・市民活動センター)では、5/20(火)・5/21(水)の2日間、大阪ガス本社 ガスビル前で行なわれた、『第5回 御堂筋東北復興支援バザー』に参加しました。


お揃いのはっぴを着て準備OK!
お買い上げ有難うございます!
皆さんのご協力により、いろいろと商品を取り揃えることができました。
岩手犬プロジェクトのグッズです
売上金は被災地支援バス活動に活用します
予想以上にお買い上げいただきました。誠に有難うございました!!

東日本大震災からの復興を願い、東北地方の特産物や原材料で作った商品などを販売して、継続的支援をするために行われている、このバザーも今回で5回目だそうです。
今回のバザー参加にあたり、販売物品をご提供いただきました方々には、この場をかりてお礼申しあげます。誠に有難うございます。


バザーの売上げは、8月に予定している市民フォーラムおおさか主催の『宮城県石巻市へのボランティアバス』において、現地への寄付やお土産費用などに活用していきます。

市民フォーラムおおさかでは『細~く、長~く』をモットーに、今後も被災地支援活動を続けていきます。 (荒野)

2014年5月28日水曜日

企業の社会貢献 第6弾 ~2014年度JT(日本たばこ産業株式会社) NPO助成事業~発表会

企業社会貢献 ~2014年度JT(日本たばこ産業株式会社) NPO助成事業~

 5月14日(水)天王寺都ホテルにて2014年度の助成金交付式・活動成果発表会がありました。
 JTは「社会福祉分野」における活動の一環として、地域コミュニティの再生と活性化を推進していることから、この助成金も地域と一体となって課題に取り組む公共性を有した非営利法人が対象となっています。今回は全国から251件の応募があり、5.6倍の狭き門をくぐり抜けた45団体が助成決定となりました。

 採択されたNPO法人は、いずれも子どもから若者を中心とした支援内容でした。偶然にもこれらの3団体は「活動が優れている」「今後が注目の団体」「ちょっと気になる団体」をテーマに当センターが2011年からリサーチをさせていただいた団体です。いずれも設立年数は違うものの、社会問題に先駆的に取り組まれていて、今回の採択も選ばれしところが選ばれたとの感がありました。
 これより前にセンターへご来所されたJT大阪支店のNPO担当者も、審査に際して各NPO法人に訪問されたそうで「いい団体を選ばれましたね」とお話をするととても喜んでいただけました。
 

 さて大阪支店管内で採択された3団体は以下の通りです。
 ●NPO法人D×P
 事業名:「卒業後のニート、引きこもり化を予防する、地域の社会人との交流事業・職業体験」
 ●NPO法人ZUTTO
 事業名:「市場と商店街等地域と作る不登校・ひきこもりなど生きづらさを抱えた若者の居場所」
 ●NPO法人西淀川子どもセンター
 事業名:「夜間サテライト事業 ~子どもの心に届く子ども支援を~」

 さらに2013年の採択団体の活動成果発表もありました。
 ●NPO法人ジオライフ協会
 事業名:「若手就農家が循環型農業を学ぶ連携 アグリチャレンジ研究会」
 ●社会福祉法人 一麦会(麦の郷)
 事業名:「古民家で障害者、若者、高齢者が働き集えるコミュニティカフェづくり」

 当センターでも助成金の書き方、団体に適した助成金の選び方等のご相談を受けますが、常々採択される団体では申請の際に何を大切にして書かれるのかお聞きしたく、最後の質疑応答で皆様にお聞きしましたら丁寧にお答えいただきました。
・自分たちはどういうことをやりたいのか、ぶれていないか。自分たちに思いにピッタリあう助成金を選んでいる。
・農業は自分ごとではなく、10~20年後の次世代につなげていく思いを言葉で表現している。
・多角的な視点で、自分達の創意工夫でふくらませる。
・事業の支出を立てて収入の方法を考えるが、不足分として助成金を探す。要綱を理解した上で申請し、JTならこの事業を喜ぶのではと思いを込め、ソーシャルインパクトのある内容を提案している。
・書類の作成には苦労をしている。助成金にあわせるのではなく、自分達のやりたいことを書いている。子どもが孤立しないように、みんなの問題として考えてほしい。

 どの団体もまずは「やりたい事業」ありきで、その事業にあった助成金を選んでいることが共通しており、小手先のテクニックではなく助成金に団体のミッションが込められていることが見て取れました。これらの助成金が熱い思いで活かされることに期待されます。

(文責:小野靖子)

2014年5月23日金曜日

嘱託職員を募集中です!

大阪市ボランティア・市民活動センターでは、嘱託およびアルバイト職員を、次のとおり募集しています。


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雇用期間:平成26年7月1日~平成27年3月31日

募集人数:嘱託職員2名


勤務場所:大阪市ボランティア・市民活動センター

応募方法:履歴書(JIS規格、顔写真添付)を提出 郵送可
        ※提出および郵送の際、必ず電話連絡をお願いします

応募締切:平成26年
6月6日(金) ※履歴書必着

選   考:書類審査の後、面接を行います。

応募・問合せ:大阪市社会福祉協議会
         大阪市ボランティア・市民活動センター(担当:川口・中原)
         〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町12-10

         電話 06-6765-4041

 ★応募資格、給与、面接日等、詳細は下記PDFを必ずご参照ください。

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応募をお待ちしております!

2014年5月15日木曜日

COMVO6月号を発行しました!今月のキーワードは「夜行性~アフターファイブの活動~」

ボランティア・市民活動情報誌「COMVO」6月号を発行しました!

今回は夜にできるボランティア活動として2団体を取材しました。どちらも「気軽に」参加できるところがポイントです!
日中は仕事や学校、夜はたまにボランティア活動。そんなライフスタイルもいかがでしょうか?

COMVOの企画編集会議の裏側も「ときどき“記者”」がお伝えしています。ぜひ楽しみながらお読みください~♪(秋田)







▸どこでゲットできる?
 COMVOの配架場所は→ こちら

▸ネットでも見れる?
 COMVOウェブサイト→ こちら
 COMVO電子ブック → こちら 

▼「COMVO」を読んでのアンケートへの回答もお願いします!
▸アンケートフォーム → こちら

2014年5月10日土曜日

企業社会貢献 第5弾 ~ボランティア・就労体験 ~ 島野珈琲株式会社

 201451日に創業64年の島野珈琲株式会社(平野区)で第一学院高等学校大阪キャンパス(通信制)のボランティア・就労体験講座が実施されました。第一学院高等学校は昨年ヒルトンホテル大阪でバックヤードツアーを実施しましたが、今回は珈琲の生豆の焙煎や豆をブレンドして販売する企業で、珈琲の美味しい点て方を学び家庭や学校や地域でのボランティアの際に自信を持って、お・も・て・な・しの極意を披露ことが目的です。この日は4月に入学した12年生9名と先生2名が参加、新学期で生徒同志のコミュニケーションを図ることも兼ねています。

 島野珈琲は1階が店舗、焙煎室、事務所、喫茶室。2階は珈琲教室になっており珈琲の香りが漂うなか「珈琲教室」が始まりました。珈琲を点てる前に座学で全日本コーヒー協会の冊子で珈琲の歴史や栽培、焙煎(ロースト)、配合(ブレンド)、挽く(グラインド)について学びました。
 
 5年(100回)以上開催している「楽しい珈琲教室」も高校生だけの受講者は今回が初めてとの事、講師を務める代表取締役の島野渉さんは「どうなりますやら…」と話されていましたが、喫茶店のマスターのコスチュームで決め、珈琲豆をかたどった蝶ネクタイは女子からも「可愛い!」との反応があり上々の滑り出しになりました。講座では島野さんは珈琲を入れる→点てる、生豆→なままめ、と珈琲豆の選別同様の言葉にこだわり、「コーヒーの抽出方法のひとつにネル・ドリップ方式というのがあるけど君たちはネルの生地って知ってる?」「珈琲飲んだら胸がヤケルってわかる?」と確認したら意外にも「知ってるよ」「わかります」と声も出て、次は焙煎室で技術担当から焙煎機の説明を受けました。60kgの生豆の焙煎は、製品化過程でも重要で、生豆の香味を引き出すのも6割から7割は焙煎できまり温度管理などには細心の注意を払われているとのことです。生徒たちも焙煎度合いや品種により全く異なるコーヒーの香りなども体験しました。



次はいよいよ実践で島野さん自ら豆を挽き、ペーパー・ドリップ式で高価なブルーマウンテンを点てていただきました。テーブルには当社の大阪の旬(おおさかのあじ))のお菓子が並び珈琲の味を一層引き立ててくれました。さて、生徒の番では男子ばかり4人が点てましたが、島野さんからは「苦味がでている」「味が安定していない」「注ぐお湯が太い」「湯の温度のタイミングが大切」と鋭い指摘があり「珈琲はその人の性格が出ますよ、慎重すぎたり、せっかちやったり」と一口飲んだだけでこうも分かるのかと全員感心しました。生徒の中には毎日自宅で点てていて今回手ほどきを受けて「家族を連れてきたかった」とか、また初めてブラックで飲み苦戦する生徒もいて反応は様々でした。

 
最後に島野さんからは「大人になって珈琲好きになって、豊かな時間を持って下さい」とコメントがありました。現在、島野珈琲では高齢者施設へ「出前喫茶店」を行い遥か昔、喫茶店がハイカラな時代に全力で働いた人たちに、本物の味を提供して一番輝いていた頃を懐かしんでもらうお手伝いもされています。(文責:小野靖子)

企業社会貢献  第4弾 ~あべのハルカス“縁活”~


 201454日(日)は“World Laughter dayワールドラフターデイ-世界笑いの日)で近鉄あべのハルカス7階の“縁活”で行われる「どこでも笑い隊ラフターヨガクラブ」主催の“笑いヨガ”に参加しました。“縁活”とは近鉄百貨店が企業の社会貢献として、店内数箇所ボランティア団体やNPO法人に場を提供するもので、この日も8階のスペースではゴムを飛ばすゴム銃作りで多くの子どもたちが参加していました。
 
 さて皆さんは“笑いヨガ”をご存知ですか?私は全く知らず笑いながらひたすらヨガのポーズをすると思っていましたら、顔も名前も笑っている岡本笑美子先生から「笑いヨガは“笑いの健康体操”で『ハハハハ!』と笑っていると、しっかりと息を吐き出すことができ、酸素をたっぷりと取り入れられて健康が実感できますよ。笑うことは健康に良いっていわれますが、身体は体操で笑っても、面白くて笑っても区別がつかないそうですよ」と教えていただきました。岡本先生は今年2月に開催した「こむりんく見学会」で近鉄あべのハルカス“縁活”をご覧になって“笑いヨガ”を開催されることになりました。

あべのハルカスはグランドオープンをして初めて迎えるゴールデンウィークで、人人人であふれ返えり、7階の“縁活”スペースは通路や階段の側にあり、上からも横からも誰からも見ることが出来て、初めての参加は私だけで照れるわ、恥ずかしいやら複雑な心境で望みました。この回の参加者は14名でしたが、前の回は動くのもやっとの盛況ぶりだったそうです。
 

手拍子、深呼吸、子どもに帰るおまじない(何と子どもって1日に300回も笑うそうです!)を行い、いよいよ“笑いの体操”が始まりました。笑いといっても冗談やコメディではなくバナナ笑い、電気ショック笑い、請求書笑い、牛の乳搾り笑い…など出るは出るは。本来笑う内容ではなのですが、笑いヨガのメンバーさんにかかると魔法にかかったように会場をフルに使って相手を見つけて笑いを仕掛けるのですが、やっている内に何で真剣に笑っているのかと思うと可笑しくなり大笑い。それを見たお客さんは何事かと立ち止まり唖然とした様子にまた笑ってしまいました。

 笑いヨガは1995年にインド医師が立った5人で始めて現在では世界70カ国以上で広がっているそうです。私も1時間でしたが、終わる頃には風邪気味だった身体がポカポカと温まりました。今後も笑いヨガは定期的にあべのハルカス“縁活”で開催されます。体力に自信がなくても笑って健康になりませんか。

(文責:小野靖子)
 

企業社会貢献第3弾 ~施設ボランティア~関西ラーメン向上委員会


「明日からがんばろうー」「リセットできたわー」「バレーボールがんばる!」

「○―○○屋さんも大変やねー」「温かくて美味しい!」「塩もしょうゆもどっちも!」
 

これって何の感想と思われますか?これはラーメンを食べ終えた4歳~18歳の子どもたちの口から思わずこぼれた珠玉の言葉です。この日夕飯にとラーメンをご提供下さったのは関西ラーメン向上委員会(略称:カンラコ)。関西でも人気を誇るいわばラーメン界の“ドリームチーム”によるボランティア活動の一環でこの日は初めて活動でした。
 

 関西ラーメン向上委員会は咋年9月に「ラーメン、食の向上。子供たち、皆様へつなぐ笑顔」を理念にラーメン屋さんを営む経営者の皆さんが立ち上げました。当初は情報交換や交流会の場であったそうですが、メンバーの中から「何か社会貢献はできないか…ボランティアはできないか…」との意見が出て、メンバーのお一人森口さんがたまたまセンターの前を通りかかり「福祉」の文字を見て来所されました。会則や議事録を拝見し“ラーメンでの社会貢献の本気度”に痛く感心させられた私は、早速にラーメン提供の食数、メニュー、時期、対象先、準備などの具体的な条件を伺いました。その後メンバーはお店を運営しながらも月1回の会議で話し合い、ラーメン提供の骨格を提案していただき、センターは受け入れ先として社会福祉法人ヘレンケラー財団平和寮(福祉型障害児入所施設)にご相談をして快諾頂きました。


 そして4月に入って施設の下見と打ち合わせ、ボランティア保険の加入と準備を着々と進め、414日(月)入所児童40名、先生方を含めて約100食が準備されました。伺ったときは玄関まで子ども達の歓声が響き、食堂は「いらっしゃい!」「お待ちどうさま!」「塩?しょうゆ?どっち?」とまさにラーメン屋さんさながらで、子どもたちのラーメンを元気よくすする音、音、音…まずは4歳から低学年と食事介助の必要な子ども達の時間で、エプロンをつけて熱々のラーメンを先生に小さな器に取り分けてもらって、麺やチャーシューと格闘。「おいしい?」の質問には「おいしい」と何度も何度もうなずいてくれました。またこんな小さな体のどこに入るのかと思う女の子もお代わりし、これが高学年や中高生にもなると替え玉は当たり前、中には5杯もお代わりする猛者もいて、スープがなくなるほどの大盛況でした。


 

 ラーメンのスープは、本来各メンバーが個々に持参され事前に“味あわせ”を行うのですが、皆さん多忙のため、今回は「麺やマルショウ」の田部さんが、自然素材のみで作ったスープを持参、味に敏感な子どもたちはほとんどスープまで飲み干していました。

 会長である井川さんは「年に23回実施していきたいので、また施設を紹介してほしい」とお店のロゴである「WarmHeart」のT-シャツ姿でニコニコと語られ、「麺や拓」の森口さんは新店舗の準備で忙しい中駆けつけてくださいました。今回参加の8店舗12名は関西でも屈指の名店舗“関西ラーメン店のドリームチーム”。にもかかわらず控え目で、子ども達の食欲に圧倒されて、その様子を本当に楽しそうに眺めておられました。

ヘレンケラー財団平和寮のご担当の佐々木さんも冒頭の子ども達の発言に「どこであんな言葉を覚えたのか…。でも普段は集団調理で熱々の食事ができず、こんな美味しいラーメンを外食気分でいただけて本当に感謝しています。みんな朝から楽しみにしていたんですよ!」と感想を述べられました。
 

 今回のマッチング担当の当センタースタッフ・小野、市居はこの日、ラーメンはお預けとなり、翌日の昼食は迷わずセンターの近くにある井川会長のお店に並んでようやく“ホッ”とした次第です。ごちそうさんでした!(文責:小野靖子)

小学校の英語教育の義務化に向けて ~小学校教員の英語教育力を伸ばす会~


 2020年といえば東京オリンピックが開催され、施設などの準備も始まっていますが、同年から小学校の56学年で英語が教科になります。現在、実施されているのは「英語活動」で音声を中心に外国語に慣れ親しむ活動で「教科」とは異なります。これに関連して文部科学省や教育委員会も準備を進めてしますが、教員自身も英語、英語教育に関する理解を深める努力が不可欠として、有志で「小学校教員の英語教育力を伸ばす会」が立ち上がり講座も426日に開講されました。


 開講から遡ること1ヶ月。代表の和田勝明さんから「小学校の英語教育の義務化に向けて、ボランティアをしたい」とのご相談を受けました。現在、センターの「COMVOネット」には1066団体(430日現在)の登録がありますが、日本語教室や各語学教育などのボランティア団体やNPO法人はあっても、今回のような小学校の英語教育の義務化に向けて活動を行っている団体は把握をしていませんでした。そこで和田さんの志や今までのキャリアをお聞きするうちに「誰もやっていないならば、必要不可欠と思った和田さんがなさってはいかがですか」とお勧めました。少し驚かれた様子でしたが、すぐに納得されて団体の立ち上げの話になり、和田さんの熱い志は設立趣意書と会則にこめられメールでのやり取りが続き26日目で実現の運びとなりました。
 
 

 団体の立ち上げには人・金・物・情報が必要ですが、人材は長年英語教育に携わってこられた和田さんをはじめ、教員仲間や教え子達が事務局を担当され会員制をとり、運営のノウハウは学会や勉強会での経験もあり、ネットワークも豊富で教鞭を執っておられた常磐会学園大学(平野区喜連東)からは場所が提供されました。
 
 
 
 426日(土)14時から始まった第1回目の講座では20代の先生が4人参加。冒頭に和田さんから「人にものを教えるとなると『1教えるのに100知っていなければない』英語の入門レベルではあるが、異言語を学ぶことで文化の違いを教えてほしい」とのご挨拶があり、早速第1回「冠詞と名詞、英文構成の基本」が始まりました。恐る恐る取材で参加した身ながらも私まで、例に出されたIlikedog.like dogs.like dog.の違いを明確に異文化理解の知識を織り込んで説明され、グングン引きこまれてしまいました。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
以前、私がリサーチである人に「何故NPO法人を立ち上げたのですか」と尋ねたら、その人は「気づいたから」と明快な言葉で語られました。これは聴覚障がい者が飲食店を予約する際に、電話予約が殆どでFAXやメールでできないかとの話から障がい者と飲食店のコーディネートをする事業を始められた方の話です。和田さんも現場で英語を教えていく教員が多忙な中で悩んだり、高額な受講料を支払って英語を学ぼうする姿を見て、サポートする民間の機関がないことに「気づいて」立ち上げました。義務化まであと6年。この団体の活躍が大いに期待されます。

(文責:小野靖子)

2014年5月2日金曜日

ついに製品化!今までにない極上の”紙破り体験”。

えっ…せっかくのカードを”やぶる”?!

「ついに製品化します!」
 NPO法人もなか会 紙再生工房所長の前橋さんが持参されたのは、「やぶれかぶれ紙」というネーミングの新製品。オリジナル手漉きハガキの3枚セットです。

今を遡ること約1年半前――紙再生工房では、牛乳パックから作る再生紙の白色度をアップするため、当センターが中立ちとなって一般社団法人大阪市視覚障害者福祉協会から提供いただいた使用済みの点字用紙を漉き込んだハガキを試作していました。印刷ミスの廃棄分を破って捨てるときに、今まで体験したことのない”破り心地”を体感し、感動した前橋さんたちスタッフ。「この破り心地を生かして、何か新しい製品はできないか」とアイデアを温め続けて、今回、ようやく製品化にこぎつけられました。

”開発”の経緯を語る前橋さん
今までにない極上の”紙破り体験”が味わえる「やぶれかぶれ紙」。「障がい者の作業所でも、こういった遊びゴコロいっぱいの製品を作るところが存在する」ということを知ってもらえたら」と前橋さんは熱く語ります。

明日から3日間、中之島まつりにて販売を開始。前橋さんの紙すきライブパフォーマンスもあるそうなので、新しい”紙破り体験”にご興味のある方は、ぜひ明日からの中之島まつりでえも言われぬ破り心地を体感されてはいかがでしょうか!(市居)
対象者に合わせた3枚のカードが1セット。
中身が気になる「18禁」と名付けられたセットも^^