社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年7月31日水曜日

『障がい者とのふれあい☆宿泊体験』事前説明会を開催しました!


初めにみんなで少し緊張をほぐそう。
障がい者と2泊3日寝食を共にすることで、障がいのあるひとのことを深く実感してもらうというこの宿泊体験プログラム。
8月4日からの出発に向けて、参加者の事前説明会を開催しました。


この宿泊体験は、子どもと障がいのある人、学生スタッフが班を編成し、3日間班単位で行動します。
この日は初めてのご対面。最初はみな緊張気味でしたが、班の名前や班の決まり事をみんなで決めている間に徐々に緊張はほぐれていきました。


昨年度の様子をDVDで観ました。
視覚障がいのスタッフ鈴木さんから、手引きの仕方を学びました。

出発までもう1週間を切り、準備に追われる日々ですが、当日がとても待ち遠しいです(*^_^*)
良いお天気でありますように、願うばかりです☆(村上)

2013年7月28日日曜日

海外からの研修生と地域住民の交流プログラムをお手伝いしてきました♪

7月27日、住吉区社協が毎年この時期に開催する「海外研修生と遊ぼう!」のアイスブレイクをお手伝いしてきました♪  タイ、ベトナム、フィリピン、インド、インドネシア、ブラジル…いろんな国から学びに来ている研修生と子どもたち、地域の人たちがそれぞれの国の遊びなどを通じて楽しいひととき♪ 素敵な企画です。
海外産業人材育成協会(HIDA)関西研修センターとのタイアップで行われているこのプログラム。各国の研修生約50人と地域住民など約50人が参加し、冒頭に住吉区長の吉田さんもご挨拶。私は歌のおっちゃん(笑)のお役目をいただき、歌でアイスブレイク。これまでにも何度かお邪魔しているのですが、やっぱり音楽は国境を越えるのを実感しました。
互いに各国の遊びを体験して楽しんだ後は、テーブルにわかれて、お茶を飲みながらおしゃべり会。互いの国のことや今の気持ち、趣味、日本にいる間に行きたい場所など、自由に話し合いました。研修生の皆さんは来日して2ヶ月半くらいが経ち、8月からは名古屋の研修センターへ移動、来年3月末まで滞在し研修を続けるそうで、祖国が恋しい気持ちはみな感じておられるようでした。
交流会後は、晩に地域の夏祭りに参加されるそうで、きっと盆踊りでさらに楽しい交流を深められたことと思います!(松尾)

2013年7月25日木曜日

淀川区で企業・NPO異次元交流ライブが開催されました♪


7月24日、淀川区役所を会場に開かられた交流ライブ(主催:淀川区まちづくりセンター支部)。私たちのセンターからも運営サポートにお邪魔してきました。

区内42の企業・団体から60人近い皆さんが参加されていたのですが、中学校や高校の先生も参加されていたこと、地域団体(地域活動協議会)からの参加もあったこと、企業とNPOが同じくらいたくさん参加されていたこと(いつもは必ずNPOが多くなるのですが)は、まちづくりセンター支部の皆さんの地道な活動の賜物だなと感じました^^


ライブ終了後も名刺交換・情報交換は続きます
第1部で、田辺三菱製薬株式会社さんとCP(脳性まひ)サッカークラブ・地元中学校とのコラボ企画である CPサッカー大会「大庭カップ2013」の事例発表があったあと、交流ライブへ突入!15秒CM風の自己紹介タイムでやわらかな雰囲気になったのち、ワークショップへ・・・それぞれの“強み”(専門性や、ヒト・モノ・場所・技術などの資源)を付箋に書き出して“見える化”。そこから要素を抽出しながら、地域貢献活動を進めるために“何ができるのか”の知恵の絞り出し♪ 今回もたくさんのヒント・アイデアが生まれ、多くの皆さんにとって地域コミュニティや地域課題の解決への関心が高まる良い機会になったようです♪

次回は9月26日(木)に開催決定!
詳細は分かり次第このブログでもご紹介したいと思います。(松尾)

 

文楽×社会問題を考える、閃きフューチャーセッションVol.3 ミニレポート

~いにしえの文楽の世界に思い馳せながら、現在社会問題を考える~
「閃きフューチャーセンター(セッション)」は、私たちが昨年度から取り組み始めた、対話を重ねる場づくりの試み。 性別・年齢・職業などの異なる多様な立場の人々が集い、地域や社会の課題につながるテーマに沿った対話を重ねることで”何が”生まれてくるのかを大切にする取り組みです。

713日(土)夏祭の装いの高津宮で「閃きフューチャーセッション」第3弾を行いました。当日は猛暑にも関わらず都会の喧騒を離れ緑豊かで、時折涼やかな風が吹く中21人の参加がありました。
 
今回の「閃きフューチャーセッション」は、補助金問題でにわかに話題となった文楽をテーマにしました。文楽は地元大阪の文化にも関わらず観たこともない、難しい、取っ付きにくいイメージを持たれています。ゲストスピーカーの西川ゆかりさん(文楽のゆかり)は「大阪の文化である“文楽”の作品には、現代にも通じる社会問題が数多く取り上げられています。例えば『新版歌祭文((しんぱんうたざいもん)〈お染久松〉』は社内恋愛→できちゃった婚とぬかるみにはまり、最後は心中といった最悪のシナリオを辿ります。もっと文楽を認知してもらい、身近に感じてもらうことで文楽の裾野を広げたい」と語られ文楽の普及に努めておられます。そこでセンターも文楽を通して日頃向き合う社会問題を重ねて考えていただこうと開催しました。

会場は文楽、落語、歌舞伎とも縁の深い高津宮で、小谷宮司に冒頭「高津宮と文楽」のお話をして頂き、文楽の歴史のDVDで学んだ後、技芸員の吉田玉佳さん、桐竹勘次郎さん、吉田玉延さんに実際にお人形で仕組みや動かし方、ここでしか聞けない苦労話などユーモアいっぱいに話いただき、会場も一気に和やかな空気に包まれました。   

いよいよ「閃きフューチャーセッション」では「今、感じたこと」を参加者がグループで話しそれぞれ色紙を書き、玉佳さんや西川さんに渡しました。さらにお二人も加わり参加者が文楽のキーワード(まずは文楽鑑賞/聴けて良かった裏話/分かりやすく底辺を広げよう等)を書いてテーブルに置き、気になるキーワードのテーブルに着き、次に事例として公務員試験にこだわり自殺まで考える29歳の息子と母の悩みについてグループで話しをました。ほんの数時間前までは全く面識のない参加者が、この親子の悩みを時には親や子どもの頃を思い出し、自分ごととして真剣に話し合いました。「文楽との共通点として封建時代の昔も今も“視野の狭さ”が死に至らせる」「まずは働かせてみては」との意見もありました。

1回目からのファシリテーターを務めて頂いている成松さんは「フューチャーセッション」は経験に基づいてじっくり話して下さいと声をかけ、再度テーブルにキーワード(どうぞ好きなように生きて下さい/全力で生きよう/只、今、生きているだけで良い等)を置き休憩に入りました。
休憩では話が続くグループやお人形とツーショットで写真に収まる人、玉佳さんや西川さんに質問する方など思い思いに過ぎていました。
 
 最後は福山雅治さんの作詞作曲「生きてる生きてく」の歌詞を読み、「100年後のDNAに何を残すか」について話していただきました。場所を境内に移動して話すグループもあり、夕方で涼しい風が揺らいでいました。聞くとも無く聞こえてきた「私は子どもがいないので、遺伝子は残せない…」に傍らから「あなたの言葉が他の人の影響を与えて行くこともあるのですよ」と囁く声にハッとさせられました。
参加者からのキーワードには「次の100年に伝える心をつなぐ」「縁・過去とのつながりが面白い」「伝承されることのスゴさ」「身近な縁-つながり→伝承」が色紙に残されました。

最後に振り返りとして参加者からは
こんな話が出来て嬉しい
文楽も初めて、(フューチャーセッション)も初めてばかりで良かった
こういう展開になるとは・・・
初めて会って警戒心も持たずに話せて良かった
本音のキャッチボール
玉佳さんの「文楽を伝える」使命感に感銘を受けた
文楽が大好きで、世代が違う人達と話せて良かった
と言ったご意見を頂きました。

4時間に及ぶ「フューチャーセッション」でしたが、文楽を知る人も知らない人も「対話」を重ねてそれぞれに「何か」を感じていただきました。今回の文楽も事例も自分ごととして考え関心を持って頂けたことに感謝します。(小野)

 

都島区社会福祉協議会「ボランティア・市民活動ワークショップ」にお邪魔してきました♪

717日(水)午後7時~9時「ふれあいセンター都島」で開催された「ボランティア・市民活動ワークショップ」にお伺いしました。

今回のワークショップの目的は、ボランティアや地域支援活動をさらに充実するために、実際に活動されている方たちに意見やアイデアをいただくものです。都島区社会福祉協議会のボランティアビューローは平成4年から地域の食事サービスやふれあいサロンを開催し、地域福祉のためにボランティアの需給調整を行なって来ましたが、「ボランティア元年」と言われた阪神淡路大震災後、NPO法が出来てさらに市民活動に弾みがつき幅広い分野での活動が展開され、都島区社会福祉協議会も「市民活動センター」の開設も予定しています。さらに大阪市の市政改革の一環で地域活動協議会が各区で立ちあげられ、地域の活動は今までの連合町会に加えてNPOや企業や学校、商店街、神社などで協働が始められています。
そこで区内のボランティアや市民活動団体の活動を支援するために、ワークショップの手法で活動を行う上での課題の可視化することになりました。

コーディネーターは大谷悟先生(大阪体育大学健康福祉学科教授)で、まずは自己紹介で、参加者はポストイットに①名前②町名③ボランティア内容④好きな食べ物⑤今の気持ちを書いて発表しました。②は殆どが区内でしたが、在勤の方も参加。③は手話、傾聴、被災地支援、音楽、障がい者支援など。⑤は「早く帰りたい」「何をするのか楽しみと不安」「何でも挑戦したい」など和やかな雰囲気で始まりました。
大谷先生からは事務局の思いも聞かれ、「もっとお近づきになりたい」「長年顔は知っていても活動内容まで詳しく知らなかった」「福祉にとらわれない、より多くの人達に関われる市民活動センターを進めたい」と今回のワークショップに大きな期待を寄せていました。

次のワークでは各団体の課題を書いて発表してもらいました。

活動の幅を広げたい/仲間を増やしたい/ボランティアは有償か無償か・・・自己負担までボランティアをするものなのか・・・/活動場所の確保/活動の基盤整備(資金、場所など)/障がい者の介助をどこまでするべきか・・・など、実際に活動されている現場からの声が続々と出て来ました。

これらの課題を踏まえて大谷先生からは、活動者の声を集め都島区社会福祉協議会が「地域の耳役」となり「課題解決にはどのような仕組みをあればいいのか」「顕在化しない課題の対応はどうするのか」など本日の課題を今後「市民活動センター」に向けてのヒントにするようにアドバイスを頂きました。
今回頂いた課題を次回のワークショップで継続的に解決に向けて、都島区社会福祉協議会だけではなく大阪市ボランティア・市民情報センターもスクラムを組みたいと思いました。(小野)

 

一次救命処置を習おう! 森ノ宮医療大学ライフサポートクラブ × 手話サークル北 「こむりんく」でマッチング!

711日(木)19:0020:30 大阪市立北区民センターで「手話サークル北」(代表:和田佳郎)のメンバーを対象に、森ノ宮医療大学ライフサポート部(住之江区)による『一次救命処置講習会』が開催されました。

今年3月に森ノ宮医療大学ライフサポート部から大阪市港区社会福祉協議会へ救命処置活動をもっと広げて行きたいとのご相談があり、当センタースタッフも同席。センターのマッチングシステム「こむりんく」へ資源提供-『AEDを用いた一次救命処置講習会』をしていただいていました。
http://ocvic.blogspot.jp/2013/03/blog-post_27.html 
(森ノ宮医療大学ライフサポート部リサーチ・レポート)
http://www.ocvic.jp/comlink/com_material/index.cgi?MODE=FIND&key=341
(「こむりんく」資源提供)

一方で「手話サークル北」の和田代表はサークルでは手話の勉強だけではなく、聴覚障がい者へ必要な情報を提供したいとの思いもあり、当センターの「こむりんく」で資源提供-『一次救命処置講習会』をご覧になり「!」 ―これは障がい者も健常者も必要な情報と閃かれ、「こむりんく」に応募されました。

当初は手話通訳者と聴覚障がい者の20人規模と予定されていましたが、手話奉仕員養成講座入門過程の講習生の実習も兼ねる事になり約30人が受講することになりました。また、これを受けて森ノ宮医療大学ライフサポート部から10人、藍野大学(富田林市:短期大学部)10人、大阪市立大学医学生2人、大阪市消防署3人と総勢50人を超え、開始前から広い会議室も戸外の暑さに負けない熱気にあふれていました。

冒頭の挨拶では和田代表からは救命の大切な知識と技術を学び、初級者は通訳も学んで情報を共有したいと話されました。森ノ宮医療大学ライフサポート部からは白上哲平代表は救急車が到着するまでは8分を要し、その間の心臓マッサージやAEDを使用した一次救命処置の大切さを説明されてから早速デモンストレーションが行われました。

まず、倒れている人を見つけたら・・・
●周囲の安全確認をしてから
 ①声をかけて反応をみる
 呼吸の様子を見る 離れて10秒間観察
●周囲に声をかける
 ③119番通報して下さい
 ④AEDを持って来て下さい
 ⑤たくさんの人を呼んで下さい
●胸骨圧迫(心臓マッサージ)
強く(胸部を5cm押す)、早く100/分)、絶え間なくを繰り返す。かなり疲れるの多くに人がいたら交替をしていくなどマッサージは中断しないことが大切。

会場では人体や心臓マッサージの訓練機器を使って45人単位での実習となりました。①~⑤の手順を思い出しながら、最初は恥ずかしさも手伝って自信無さげでしたが、一人二人と実習を重ねて行くうちに真剣な顔つきに変わっていきました。手話通訳では日常余り使われることのない「AED」「胸部」「心肺」などの専門用語もありましたが、通訳の方も必死に伝え、聴覚障がいの方は〈⑤たくさんの人を呼んで下さい〉では機転を利かせて大きく手を振る動作ではメンバーからは拍手が沸き起こりました。また、会場は胸骨圧迫(心臓マッサージ)のテンポの手拍子があちこちで鳴り響きました。

AEDの操作では操作説明書もありましたが、音声ガイダンスに従って手話通訳をされました。強い電流が流れるので患者に近づくことは危険との説明に、一同思わず後ずさりをする場面もありました。
実習が終わり質問コーナーでは「胸部圧迫で骨折をさせてしまったら責任は?」との質問には「この点は法律で守れていますし、骨折は治りますよ」との解答に「分かりました、遠慮なくさせていただきます」との声に笑いが起こりました。
 森ノ宮医療大学ライフサポート部の白上代表は「保育園の職員や保護者、区民祭り、大阪マラソンでも活動をしているが、今回のような方々を対象とするのは初めてでした。多くの方にもっと一次救命処置を知ってほしい」と語ってくれました。白上代表のTシャツのイラストはマッサージする部位の「胸骨」が描かれており、大阪市消防署救急救命士の手書きの温かさが表れていました。

クラブ活動の一環でこれだけの人達を巻き込んで実施された講習会に「こむりんく」がこういったカタチでお役に立てたことが何よりでした。毎日続くこの猛暑に熱中症が続出と連日報道されています。今回の講習が自身も含めて、何時か役立つ場面があるかも知れないと痛切に感じました。(小野)

 

2013年7月23日火曜日

桜宮高校の生徒さんがこの夏、地域でさまざまなボランティア活動を行います!~7/19 「ソーシャルマインド」オリエンテーション(ミニレポート)

桜宮学校が取り組む授業「ソーシャルマインド」の一環として夏休み中にボランティア活動行うのにあたり、大阪市ボランティア・市民活動センターでは、都島区社会福祉協議会、まちづくりセンター支部と協力して、7月10日に「ボランティア活動の面白さ」を考える授業のお手伝いを行いました。ここでは体を動かすワークショップで自分のペースではなく、相手のペースにも合わせることの難しさを体験し「ボランティア活動って面白い!」というテーマで学びました。
7月10日の様子はこちら→  http://ocvic.blogspot.jp/2013/07/blog-post_7214.html

 今回生徒のボランティア体験の受入れ先は、都島区まちづくりセンター支部のコーディネートにより、地域団体(地域活動協議会)や商店街、福祉施設など。地元桜宮高校のために快く引き受けてくださいました。生徒にとって地域はどうしても通学で通り過ごしがちですが、ボランティア体験を通して、地域で働き、生活する地元住民の方々とふれあうことで、学校以外の社会を身近に感じられるようにすることが目的です。また地域ではお祭りや夜店や盆踊りの担い手が年々高齢化して若い世代の参加が課題でしたが、都島区まちづくりセンター支部の橋渡しによって、高校生が参加することに地元は大きな期待を寄せています。

7月19日に行われた顔合わせの取材のために正門から入り「ソーシャルマインド」オリエンテーションの会場の体育館を探していると、制服姿の男子生徒が声を掛けてくれて、そばにいた女性生徒の案内するように頼んでくれました。「明日から夏休みですね、毎日クラブですか?」と尋ねたら、「3年で受験勉強です」とはにかみながら丁寧に入口まで連れて来てもらいました。広いとはいえ、元気な1年生120人がクラブのユニフォーム姿で集まる体育館は、暑さも手伝って熱気に包まれていました。

都島区まちづくりセンター支部からの挨拶や趣旨説明の後、受入先団体が紹介され、予め生徒が希望した受入先毎に館内7箇所に分かれて、それぞれの担当者から活動プログラムの説明が始まりました。

〈ボランティア受入先:ボランティア内容〉
①大東まちづくり協議会-納涼大会の設営準備
②淀川地域活動協議会-淀川ふれあい祭り(淀川神社)設営準備、巫女さん体験、天神祭のだんじり囃子の奉納、盆踊大会の設営準備
友渕連合第456町会-町会夏祭り準備
④京橋中央商店街振興組合-34回を迎える夜店の設営準備
⑤社会福祉法人都島友の会 都島保育所-仮設プレハブから新しい保育所への引越手伝いとプールの見守り
⑥パティスリー「LISBON(リスボン)」-小学生とのコラボ商品のチャリティー店頭販売


都島保育所では野球部をはじめとする屈強な男子生徒たちが園長から、「この保育所の卒園生はいませんか?」と問われる場面もあり、恥ずかしそうに手を挙げるシーンも。生徒たちは引越しの説明に真剣に耳を傾けていました。

LISBON(リスボン)はお菓子の店頭販売で女子生徒も多い中、男子生徒はここを希望した理由に「中学生の時にバザーでの販売経験があったから」と小声で答えてくれました。

ふれあい祭り(淀川神社)では巫女さん体験が人気で女子生徒の姿が目立ちました。担当者からは「この地域は老人に優しい街ですよ。子どもの頃におっちゃん、おばちゃんに叱ってもらい色んなこと教えて貰った、その恩返しを子どもがしていますよ」と語りかけていました。

それぞれに不安や期待もあると思いますが、夏季休暇中の1日だけのボランティア体験。普段、学校や家庭では得られない体験ができることを期待しています!(小野)

 

情報誌「COMVO」(コンボ)8月号を発行!対話企画第3弾が面白い!

ボランティア・市民活動情報誌8月号を7月15日に発行しました!
今回の対話の場面は「障がいのある人」と「障がいのない人」-。障がいのない人からの素朴な疑問に答えたり、それぞれの生きざまが語られていたりと今号も内容盛りだくさん!

地下鉄の駅や各区役所など市内の様々な所に設置していますので、ぜひ手に取ってお読みください。

▸どこでゲットできる?
 COMVOの配架場所は→ こちら
▸ネットでも見れる?
 COMVOウェブサイト→ こちら


▼「COMVO」の電子ブックも好評配信中!
▸COMVO電子ブック(PC用) → こちら
▸COMVO電子ブック(iPhone用) → こちら

▸COMVO電子ブック(Android用) → こちら
▸COMVO電子ブック(iPad用) → こちら

10・5 北区ボランティア・市民活動センターオープニングイベントへ向けて企画会議中♪

10月5日(土)の「北区ボランティア・市民活動センター」のオープニングに向けて、北区社協では6月から委員会が発足して準備が進められています。今日は2回目の準備委員会があるということでお邪魔してきました。温かな空気感の中、オープニングイベントの企画内容について話し合いが行われていました。メンバーからいろいろな楽しいアイデアが盛りだくさん!プログラムの詳細はまだ明かせませんが、きっと新しい風が起こるきっかけになると思います。10月5日、お近くの方はお立ち寄りいただくように、今すぐ手帳にそっと書き加えていただけると嬉しいです!(松尾)

2013年7月20日土曜日

やりたいことが、阿倍野でつながる「コミュニティカフェあべの」が始動!

やりたいことが、阿倍野でつながる「コミュニティカフェあべの」と題して、阿倍野区社会福祉協議会と阿倍野区まちづくりセンター支部が6月28日(金)に開催し、地域活動に関心はあっても活動はしていない人たち9人が集まりました。

当日は、大阪名物のたこ焼きを作りながらの自己紹介。たこ焼きを作ることに熱心になった時間もありましたが(笑)、阿倍野区で活動するボランティアグループの代表、阿倍野区内の福祉施設の職員、阿倍野区内の専門学校に通う学生など、立場は異なるけれども阿倍野区に縁のある人たちが集まっていることを全員で確認しました。

自己紹介の中にも「地域で活動したくてもはじめ方が分からない、窓口がどこにあるのか分からない」「地域の活動と社会人が活動できる時間帯が違う」「若い人と高年齢の人たちでは、使っているコミュニケーションツールが違う」など、地域活動に関わりたくてもそうしにくい環境があることを口にしながらも、「地域と一緒に活動していくことは大事」だとの共通認識も見られました。



今回の場はプレとして始めたものの、こういった定期的な場で情報交換をしながら、自分たちにできることを始めていけたらということで、今後「コミュニティカフェあべの」を定期開催していくことが決定しました!これからどういったものが生み出されていくのか楽しみです!

今回の場所は阿倍野区内にある貸しスペース「小さな一軒家」をお借りして開催しました。ゲストハウスのような空間で、居心地の良さがまた今回の交流の深さも生み出したのかなぁと感じた1日でした。(秋田)

 【防災ワーカー講座】災害時の救命スキルを身につけよう!第1回『避難所運営ゲーム HUG(ハグ)』開催(ミニレポート)

大阪市ボランティア・市民活動センターが事務局を担う『市民フォーラムおおさか』主催による、『防災ワーカー講座』が、7/13(土)、西成区にある大阪市立社会福祉研修・情報センターにて開催されました。
 第1回目の講座は『避難所運営ゲーム HUG(ハグ)』を使って、災害時における避難所運営で起こりうるさまざまな困難を解決するスキルを学ぼう  という内容で行ないました。

皆さん、『避難所運営ゲーム HUG(ハグ)』をプレイした事がありますか?

『HUGとは、 H…ひなんしょ U…うんえい G…ゲーム』の頭文字を取ったもので、英語の『抱きしめる』という意味と、『被災した人々を優しく受入れる避難所』のイメージとを重ね合わせて名付けられたそうです。
 このゲームは、皆さん普段あまり考えることのない、『避難所運営』について、みんなで考えるためのひとつのアプローチとして開発されたものです。
避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験する内容となっております。
プレイヤーは、このHUGを通して災害弱者への配慮をしながら部屋割りを考えたり、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保をしたり、外部からの視察やマスコミ取材対応といった出来事に対して、自由に意見を出し、話し合いながら、運営の方向性を決定していくという、避難所運営をゲーム感覚で学ぶことができます。

皆さん、初対面でいくぶん緊張気味で始まった講座でしたが、ゲームが進行していくほどにリラックスした雰囲気になり、終盤にはそれぞれの意見を出し合い、活発な議論が行なわれたようです。

 ≪受講者のご感想≫
・こんなに真面目に避難所のシュミレーションをしたのは初めてで、こういった体験が必要なんだと実感しました。
・ゆっくりとカードを読んでもらっても瞬時の判断が出来ず悩んだり、後になって「あの判断で良かったのだろうか?」と振り返る場面がありました。
 ・体育館や各教室ごとの使い方について、人によって色々考え方が違ったり、意見がぶっかったりしたのが面白く感じました。
・授業でHUGをしたことはありますが、その時は考えている暇もないくらいスピード感のあるものでしたが、今回はじっくり時間をかけ、参加者で意見を出し合い根拠のある対応が出来たと思います。
・避難所運営で求められる、その場での判断力や他人とのコミュニケーション能力の大切さをゲームを通して改めて痛感しました。






※市民フォーラムおおさかでは、ご依頼があれば、今回の講座のような、HUGを使っての『防災出張講座』を随時開催しています。地域での防災講習や勉強会などにもお邪魔いたします。ご希望がございましたらお問い合わせくださいませ。(講師料は相談させていただきます)

CFK(中央区フィランソロピー懇談会)×中央区社会福祉協議会 体験研修にお邪魔しました!

 先月は「寒い!」と言っていたような気がするのですが、今や遠い遠い昔の事のようです…。


さすがに作法会のみなさんは非常にお行儀が良かった
こちらも学ばせていただきました(*^_^*)
 流れる汗が止まらない713日(土)、中央区在宅サービスセンター(大阪市中央区上本町西)において開催された中央区フィランソロピー懇談会(以下、CFK)と、中央区社会福祉協議会(以下、中央区社協)の協働企画による「車いす・アイマスク体験研修」にお邪魔してまいりました。
 
さあ、体験の旅に出発ですよ!
 CFKとは、19996月、中央区内に事業所のある複数の会社が集まり、地域社会に根ざした企業の社会貢献活動について考えることを目的に結成された団体(事務局:中央区社協)。その活動のひとつとして会員による「出前講座」があり、この度、中央区社協による「福祉教育」との合同開催となりました!
  
 
 
 当日の研修参加者は、全日本作法会関西支部のみなさん約30名。 「お作法の会」という事で、スタッフは皆、行儀よく進めないと…!など、初めは若干緊張した面持が見られましたが、研修に入るとスタッフの話に参加者からの笑いも起こるなど、和やかな雰囲気になり、笑顔の絶えない研修となりました。
外にも少しだけ出ましたが、湿度の高いサウナのようでした
 CFKのメンバーから車いすのお話を聞いた後、2つのグループに分かれて、車いすとアイマスクの体験。途中で交代を入れて参加者のみなさんが万遍なく体験できるように、CFKおよび区社協スタッフが配慮しながら丁寧な進行を心がけていました。
 
 
 
 
 
 また、この日は本当に(!)とんでもない暑さで、長時間の屋外体験はリスクが高いと判断し、在宅サービスセンターの建物をフル活用した体験となりました。しかし、階段の昇り降りやトイレの使用感などを体験できたため、作法会のみなさんにとってはリアルな体験になったのではないでしょうか。
 
 最後はグループに分かれて振り返りを行い、体験の感想や気づいた事などを話し合い、障がいのある方への理解を深められました。全日本作法会関西支部のみなさん、暑い中、熱心に取り組んでいただき、お疲れ様でした。みなさんの高いマナースキルで障がいのある方への理解が進んでいくことを期待しています!また、CFKおよび中央区社協のみなさんも、準備や打ち合わせから当日までご苦労様でした!
  
 CFKと中央区社協の協働での福祉教育は初めての試みだったそうですが、そんな事は微塵も感じない、超、超、大成功でした♪今後もこのうような様々な団体との協働事業が他区でも積極的に進めば素敵だな~と感じています。(川口)
 
 

2013年7月19日金曜日

急募!子猫の里親を探しています!(from ECC社会貢献センター)

7月18日の晩に、当センターにECC社会貢献センターの先生から、「子猫を保護したが支援団体などの情報がないか」とご連絡をいただきました。ひとまずの情報提供をしたのちに、一晩面倒を見てくださる方につなぐことができました。明けて今日19日、ECC社会貢献センターのスタッフの皆さんが奔走され、1匹は里親が見つかり、さらに一時的な里親になってもよいという方を見つけられたのですが、まだ4匹の里親を探しているとのこと。お心当たりのある方はECC社会貢献センターまでご連絡をお願いします。(松尾)





◎以下、ECC社会貢献センターさんより~
7/18(木)ECC国際外語専門学校1号館の倉庫にて子ねこが5匹見つかりました。母ねこが見当たらなかったため、保護しました。大切に育ててくださる里親を探しています。お世話してくださる方がいれば下記までご連絡ください。

【子ねこの情報】(2013/7/19 19時時点)
●推定年齢 生後3日ほど(目は開いていません)
●色
 ・とら猫 1匹
 ・白ねこ(クリーム)1匹 →里親が見つかりました。
 ・黒に白ぶち2匹
 ・黒のしま猫1匹
●現在しているお世話
 ・排泄物の処理
 ・ミルクを2~3時間おきに1回
●性別不明
※茨木市内のアニマル病院で診察を受けた結果、病気の心配はないが、脱水症状との診断を受けたそうです。(松尾追記)

[問合先]
ECC社会貢献センター
(大阪市北区中崎西2-3-35、ECCコンピュータ専門学校1号館2階)
HP:http://npo.ecc.ac.jp/ 開室時間:平日9:30~18:30
メール:peace@ecc.ac.jp 電話:06-6372-1474(担当:長尾、鈴東、井上)

2013年7月16日火曜日

福祉の就職総合フェアに行ってきました!

7月13日(土)、「福祉の就職総合フェア2013inOSAKA」(主催:大阪府、社会福祉法人全国社会福祉協議会、社会福祉法人大阪府社会福祉協議会・大阪府府福祉人材センター)が、インテックス大阪2号館を会場に行われました。
大阪府内の福祉関係約250法人が集まり、福祉施設職員や採用担当者と話が直接できる機会ということで、会場には約1900人もの来場がありました。 


どのブースにもたくさんの人でいっぱい










そんな熱気に満ちあふれた会場内で、当センターはボランティア活動相談コーナーを出展させていただきました。
「就職フェアなのにボランティア活動??」と思われがちですが、相談コーナーに来る人の中には、ボランティア活動を通じて、高齢者や児童施設現場のことを知りたい、視野を広げ就職に活かしたいというという人もいて、相談を受ける私たち職員もふだんにも増して熱くなりました。
相談にたくさんの人が来られました


 








「ボランティア活動に行って、それが縁でそのまま就職した」という話もあります。
ボランティア活動をしたいと思い、活動にうつすことで人生の歯車が回り始めるなんて…なんだかとっても素敵なことですよね。

ボランティア活動に興味がある、お悩みがある方は、いつでも気軽に当センターをのぞいてください。 (*^_^*) (河﨑)

2013年7月11日木曜日

今年もアツい夏がやってきます!2013障がい者とのふれあい☆宿泊体験~第1回スタッフ運営会議~

今年で11回目を向かえる「2013障がい者とのふれあい☆宿泊体験」。

この宿泊体験には、毎回、企画・運営スタッフとして高校生や大学生、社会人、そして当事者として障がいのある人が関わっています。7月5日には第1回目となる運営会議を開催し、スタッフ約20人が一堂に会しました。

初めて顔を合わせたスタッフ同士がお互いのことを知るために、まずは自己紹介。
それぞれがこの宿泊体験への想いを話して、意気込みを確認した後に、昨年の様子を振り返りながら、今年の内容について話し合いました。

どうしたら子どもたちが障がいのある人と関われるのか、こんな企画はどうかと話し合う真剣なまなざしから、今年の宿泊体験もアツくなることは間違いなし!

本番までにあと2回の会議を重ね、昨年よりさらにパワーアップした宿泊体験が開催できるよう、全員一丸となって頑張ります!(秋田)


※宿泊体験の詳細は→コチラ(福祉教育・ボランティア学習HP)


桜宮高校で授業「ソーシャルマインド」のお手伝いをしてきました♪

ハンドタオルが何枚あっても足らない毎日・・・まだ7月が始まったばかり・・・この夏はどうなってしまうんだろう・・・とブツブツ言いながら、昨日(7月10日)は都島区にある桜宮高校にお邪魔してきました。

桜宮高校では今年度から1年生を対象に社会貢献活動を取り入れた「ソーシャルマインド」という授業が新たに始まっていて、区社会福祉協議会や区まちづくりセンター支部とともに私たちのセンターも企画や運営のお手伝いをしています。
昨日は同校の体育館で、120人の1年生と「ボランティア活動って面白い!」というテーマで、2時限使って学びの場を持ちました。冒頭に緊急手挙げ式アンケートを行ったところ、「ボランティア活動をしたことがある、今しているか」尋ねたところ、7割近いみんなから手が挙がり先生たちもビックリ。(私たちもビックリ)
写真では整然と列を作って話しを聞いている風ですが、アイスブレイクを入れつつ、目に見えない枠から飛び出して、自分の言葉でいくつかの価値観と向き合い、また変えていく時間を作りながら、ボランティア活動の意味や面白さをひとつひとつ皆で見出していきました。

7月19日には区まちづくりセンター支部のコーディネートにより、生徒たちのボランティア体験を受け入れてくれる地域団体(地域活動協議会)や商店街、福祉施設などの方たちとの顔合せ会があります。そののち生徒たちは、夏休み期間中に思い思いの地域の現場で(きっと大汗をかきながら)社会貢献活動を実践していくことになっています。(松尾)

【拡散希望】情報誌コンボの対話企画に参加できる人を探しています!

【拡散希望】

私たちが発行しているボランティア・市民活動情報誌「COMVO(コンボ)」で次の企画に参加してくれる人を探しています!次の3点をクリアできる方をご存知でしたら、ご紹介いただけませんか?我こそは!という方のご参加もお待ちしています♪(秋田) 
 

①次の日程のいずれかで開催します。この間で予定がつき、当センター(大阪市天王寺区)に来所可能な方
716日(火)18時~20
717日(水)13時~18時※
719日(金)13時~20時※
 ※時間中の2時間
30歳以下で、「最近の若い者は」というフレーズに反応してしまう方
③顔や名前を誌面に出してもいい方

◎企画内容
「若者」と「高齢者」の誌上ガチンコ対話会を開きます。老いを生きる世代と老いを支える世代、地域コミュニティにもっと若者に入ってきてほしいと望む世代と入り方がわからない世代、年金制度が機能している世代とどうなるかわからない世代・・・、さまざまなギャップがある中、対話を通じて、両者の間にある溝や実は共感しあえる部分などを探ります!

ご連絡は712日(金)の18時までに当センター(担当:秋田・松尾)まで。
TEL06-6765-4041

交通費はこちらで負担します。どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
以前までの対話企画はコチラ ⇒ http://comvo.weblogs.jp/

※前回、前々回の企画でもフェイスブックでの呼びかけから名乗りをあげてくださった方に登場していただきました。いつも上方の拡散にご協力をありがとうございます!


2013年7月10日水曜日

区社協ボランティアセンター・ビューロー担当スタッフの研修会を行いました♪

7月9日午後、今年度2回目になる大阪市内の各区社会福祉協議会(社協)ボランティアセンター・ビューロー担当スタッフの研修会を行いました。今回のテーマは「社協ワーカーとして押さえたい! ボランティア・市民活動基礎講座」と題して、理念面・実践面のキホンを押さえました。福祉的な理論や社会背景のどのあたりに“ボランティア・市民活動”が位置するのか、企業やNPO、ボランティアとの協働の肝はどこにあるのかといった講義を通じて考えたあと、理想と現実のギャップをどう埋めていくか、「そうは言うても○○○」と題して、一人ひとりがフリップに現場での思いを書き出し、共有しながら論点を深めていくワークショップを行いました。

今回の企画も含め、以降は大阪ボランティア協会さんの協力も得ながら、事例検討を重ね、プロセスを検証しながら、この理想と現実のギャップを実践面から埋めていく取り組みを進めていきます。私たちも含めて日々なかなか自分たちの取り組みを見つめなおす機会が持ちにくい中、こうした機会を大切にしたいと考えています。(松尾)

「閃きフューチャーセンターvol.2~20年後の自分・家族・地域の未来に思いをはせる~」♪ (ミニレポート)


今を遡ること約1ヵ月-。

レポートが大変・大変遅くなってしまったのですが、烈しい雨の降る6月15日(土)午後、大阪市北区社会福祉協議会4階会議室にて「閃きフューチャーセンターvol.2 ~20年後の自分・家族・地域の未来に思いをはせる~」を開催しました。

「閃きフューチャーセンター(セッション)」は、私たちが昨年度から取り組み始めた、対話を重ねる場づくりの試み。
性別・年齢・職業などの異なる多様な立場の人々が集い、地域や社会の課題につながるテーマに沿った対話を重ねることで”何が”生まれてくるのかを大切にする取り組みです。

今回は、大好評だった今年1月開催の第1回目(この回の様子はこちらからどうぞ)に引き続き、その第2弾として実施。

 この日、ずぶ濡れになりながらも、この場に集ってくださったのは22人の男女。年齢も20代~60代と様々、学生・会社員・行政職員・NPOメンバー・リタイアしている人・求職中の人・介護中の人などそれぞれの立場もさまざまな人たちです。

 
patch-workのお二人(左・村上さん、右・丸井さん)
今回のテーマは、「20年後の自分・家族・地域について思いをはせる」。20年後の自分を想像することで、これからの地域や社会のあり様について考えるダイアログ(対話)を試みました。

前半は、フロントランナーとして「patch-work」の村上さん・丸井さんのお二人が登場!
おばあちゃんたちが趣味のパッチワーク作りを通じて若者と楽しくつながれるコミュニティ&生きがい(仕事)を作り、地元の素材(播州織・そろばん、淡路島の大漁旗etc.)を活用することで地域の産業振興も視野に入れた取り組みについて、その概要をお話いただきました。
 
いいとこ探し&シェアの真っ最中!
家具デザイナーという本業の視点を活かしたデザイン性の高さと、高齢化社会における高齢者の孤立化・孤独死防止の先駆的事例として、これからの可能性がいっぱい詰まったワクワクする活動のお話に、参加者の皆さんの目もどんどん輝きを増していきます。その後のpatch-workさんの活動についての”いいとこ”探し&シェアのワークは、皆さんから伝えたいことがたくさんあって、お二人とも引っ張りだこの大盛り上がりでした^^
熱心にワークする皆さん。初めてこの場で出会った方々です♪
そして、後半は「自分マトリックス」(!)を使ったグループワーク。3×3マスの表に各自の過去・現在・未来についてのキーワードを記入し、それを使って自己紹介をした後、なんと、その表をマスごとに切り離し、キーワードの書かれたカードに加工! カードを組み合わせたり、キーワードからの連想によって「こんな社会になったらいいな」「こんなことが実現したらいいな」という社会や地域の未来についてのプランをテーブルごとに練り、最後にプレゼンによって共有しました。 
出てきた未来の一例としては・・・
 
●ボーダーを越えよう! : 世代・地域を超えたつながりを生むワークキャンプ・出会いの仕組みをつくる(リアル&バーチャル)

●OBD48 : オヤジの社会的孤立を未然に防ぐ、オヤジの場作り。ゆるキャラに続く地域おこしの切り札として、同世代への応援歌である(基本)悲しみのバラードをリリース予定。

●”ティオシパエ”(※1)な未来 : 地域でみんながつながって、楽しみながら助け合う血縁の有無を超えた”拡大家族”な未来

(※1)ネイティブアメリカン・ラコタ族の言葉で、日本語でいうと”拡大家族”という意味。家族という血縁単位を超えた、もう一つの大きな家族のようなもの。ベースになる深いところで、ある信頼感を共有しているような間柄のこと。

 

●教師アイドル化計画 : 教師がアイドルに学び見せ方・伝え方をプロデュース、学校に行く、学ぶことが楽しくなる教育の未来
 
他にも、「仕事=楽しい」未来などなど、いろいろな未来の可能性が展開されました。
 
プレゼン時には、第1回に引き続き、ブルーと白のふわふわボールが会場に飛び交って(^^)、たくさんの共感と笑いに包まれました! 第1回に引き続き、全体のファシリテーションを担ってくださった成松さんの人柄がにじみ出た、あたたかく安心感に満ちた空気でいっぱいの対話の場となった今回のフューチャーセッションでした^^

以下、皆さんからいただいた今回のアンケートからの抜粋です↓
●高齢者と若者がつながることが大事ということはわかるが、実際にやっている実例を見て勇気づけられた
●発表の仕方がバラバラだったのに、どのチームも個性があって楽しそうだったので、やり方にとらわれてないけど、未来についてともに考える機会をありがとうございました!
●違った考えの人がアイデアを出し合って、ひとつの物語が生まれる喜びを得た
●いつも考えないキーワードから連想される未来が心に響いた
●こんなに自分のまちや社会に関心を持ち、行動する人が多いことに驚いた!
●未来について時間をとって考えることの大切さを感じた
●地元に関係をしっかり作ること、つながり作りが大切だし、その手法を考えていきたいと思います
●今日は若い人~おや世代の人までいっぱいいて、すごくよかった(20代会社員)
●自分の将来の居場所について「ほっとけない!」と思いました(20代学生)
 
対話することで何が変わるのか、と問われることがあります。
自分でも、対話によって本当に何かが変わるのだろうかと、途方にくれるような、心もとない気持ちになることがあります。
ただ、閃きフューチャーセッションに参加してくださっている皆さんが対話の時間を経るにつれ、何か開かれた感じに変わっていかれる様子を毎回目の当たりにして、また、自分もいくつかのセッションに参加して得た体感から、対話には、何か計り知れないチカラがあるのだなぁという実感は、自分の中で徐々に強くなっています。
 
スピードがどんどん早くなっている今の世の中ですが、時間をかけてじっくりと対話を重ねる場を、私たちはこれからも設けていきたいと思っています。もしご縁があれば、一人でも多くの皆さんと、未来につながる対話をともに紡ぐ場でお会いできたら嬉しいです。
 
次回の「閃きフューチャーセッションvol.3」は、今週土曜日の7/13(土)13時~17時、伝統芸能の文楽を通して「生きづらさ」や「生きかた」を考えることをテーマに、伝統芸能に縁の深い神社・高津宮(最寄駅:地下鉄・谷町九丁目)にて開催します。
 
ぜひ、たくさんの皆さんのお越しをお待ちしています♪(市居)
 
7/13「閃きフューチャーセッションvol.3~いにしえの文楽の世界に思いを馳せながら、現在の社会問題を考える~」の詳細はこちらをご覧ください!