OCVICでは、今年度大阪市のコミュニティビジネス等を促進していく取り組みの一環として、2012年8月~12月まで、「おおさか閃き塾」という市民塾を実施してきました。この塾は、地域コミュニティに関する困りごとや悩みごとのある人がその課題を持ち寄って、新しく多様な人たちとのつながりづくり、地域資源の洗いだし等を通じて、自らがテーマにした課題解決の一歩を踏み出そうというもので、50人以上が参加、最終的には三十数人の塾生が、何らかの具体的アクションを踏み出すか、踏み出そうとする段階にまで至りました。
「学生がボランティア活動や地域活動に関心を向けるには」というテーマの木下千春さんは、プログラムを通じて「社会が動いていることを実感できた」「学生の目線でどうハードルを下げるかという考え方に変わっていった」といい、クラブやサークル単位で気軽に取り組めるプログラムを企画中です。「親なきあとの障害者と地域コミュニティ」というテーマの安田裕治さんは、塾の講師から投げかけられた「あなたはいいことがしたいのか?社会を変えたいのか?」という投げかけに刺激を受け、コミュニティビジネスの捉え方が変わった」と話し、4年後の退職後を見据えます。
参加者からは「自分の地域でもこんな企画があれば」「次年度も塾があるならぜひ参加したい」「塾生の飾らない言葉が心に響いた」など、嬉しいコメントをたくさん寄せていただきました。
OCVICでは、塾生の皆さんのその後を今後も応援し続け、新たな「閃き塾」についても企画を進めていきたいと考えています。(松尾)
「おおさか閃き塾」・・・詳しくはこちらのサイトをご覧ください!http://ocviccsb.com/