社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年2月14日木曜日

クールカフェ×USJ従業員組合がコラボ!「乳がんセミナー」開催(レポート)

 1月25日(金)18:30~19:30に大阪市此花区にあるユー・エス・ジェイ クルー  アライアンス(ユー・エス・ジェイ従業員組合)の女性組合員を対象に『乳がん検診って、どんなことするの?教えて貴子先生!』と題した乳がんセミナーが開催されました。この企画は組合役員の2人の若い女性の企画で、乳がん検診費補助と連動して乳がん検診へ関心を持ってもらうことが目的です。乳がん検診に際してそもそも乳がんの知識を受診者は持っているのかな?と言う疑問から始まりました。

 
 一方で、私たちが今年度開催した市民塾『おおさか閃き塾』の塾生で、 乳がん啓発と患者フォローのグループ「クールカフェ」を主宰する廣田好美さんが、塾に寄せた課題(乳がんへの啓発事業の拡充)に取り組む一環として企業にも関心を持って頂こうと複数の企業インタビューを実行!以前より社会貢献に熱心に取り組まれるUSJへインタビューを行ったことも契機となり、クルー アライアンスへの「乳がんセミナー」開催をご提案し、コラボ実現の運びとなりました!

 セミナーではがんコーディネーターの脇田貴子先生と乳がん体験者がお話をされました。講座では乳がんは50代がピークで16人に1人が発症し、女性の死亡率No1となっていること、予防は難しく検診が一番であるだけではなく、自身でしこりを見つけることも可能であることなどのお話しに、参加者は熱心に聞き入っていました。
さらに乳がん体験者からは「しこりに気がつき、早期発見であった」「毎年触診をしていたが、気がつかずマンモグラフィで発見できた」とのお話しもあり、最後に「乳がんが見つかったら怖いから行きたくない人がいるが、何も無いこと確認してほしい』と締めくくられました。
 質問のコーナーでは、検診時期や自己触診の具体的方法などが上がり、脇田先生が丁寧に答えられました。また廣田好美さんからはオリジナルの「乳がん手帳」「乳がん検診記録手帳」を配布して、検診の継続を訴えました。

今回、媒介役としてお呼び頂いた立場ではありましたが、やはり女性の1人として興味深く聞き入りました。検診で1人でも命が救える大切さを感じ、クールカフェ×USJクルー  アライアンスのマッチング効果を実感できたひとときでした。(小野)