社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年8月25日日曜日

パパの育児休業を考えるフォーラムに参加してきました♪

8月24日(土)午後、阿倍野市民学習センターを会場に「広げよう!パパの育児休業」というフォーラムが開催されました(主催:パパの育児休業支援センター、協力:阿倍野区社協)。「育児休業を取得した立場からパネルディスカッションに参加を」とのお声かけをいただき、参加してきました。

「赤ちゃんから学ぶ、育つチカラ!」というテーマで講演された、日本赤ちゃん学会理事長の小西行郞さん(同志社大学教授、小児科医)のお話しは頭をはたかれる思いのするものでした。「赤ちゃんや子どもたちには自ら育つ力が備わっている(大人が育ててあげないとと思い過ぎていて、日本の子育ての現状は明らかに“過保護”)」「欧米式の育児の考え方に迎合し、施策も親や大人の目線で考えられたものばかりで赤ちゃんや子どもの立場に立ったものがほとんどない(例えば子育て支援センター等は増えているが、虐待は減っているか、発達障害の子どもは減っているか)」「すべてが親の愛情に起因するものという古い考え方がいまだにはびこっている(親や大人の都合ではなく、子どもの発達をきちんと理解して育児にあたってほしい。母親と同じことをするのが父親の役割なのかも考えてほしい)」・・・といったパンチの効いた内容でした。

その後、主催者代表の古山陽一さん(大阪市立大学病院 看護師)から、看護の視点から、男性の育児休業をなぜ推奨しているのかについてお話しがあったあと、「未来を担う子どもたちを育てる環境づくり」というテーマでパネルディスカッションがありました。あべの子育て情報誌「ままちっち」編集者の重松優子さんをコーディネーターに、大阪労働局雇用均室長の森實久美子さん、岸本助産院院長の岸本玲子さん、株式会社ボーネルンド取締役の美和竜秀さんと私というメンバーでのディスカッション。私自身にとっては、無意識のうちに、大人の都合に子どもが合わせる日常が当たり前になっていることへの反省をさせられたディスカッションで、育児休業をさせていただいたことがそうした気づきを得られる機会にもつながっているのかな、と感じました。(松尾)