社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年11月15日金曜日

マラソン大会の安心を支えて…淀川市民マラソン大会で森ノ宮医療大学ライフサポート部が裏方をサポート(「Comlink・こむりんく」ミニレポート)

今年で17回目となる「第17回 大阪・淀川市民マラソン大会」。1万人がフル・ハーフ、ペア、団体、10kmとバラエティに富んだコースで淀川流域を走るもので「キラッと輝くおもてなし」を合言葉に、全国から集まるランナーのために、地元の学校のグラスバンドの応援演奏やお風呂屋さんが営業時間を早めたり、周辺施設がトイレを貸したり、大阪のグルメの出展や炊き出しコーナーの設置と市民の温かな『お★も★て★な★し』が楽しめるのが特徴です♪
 

このマラソン大会を主催する一般社団法人ふるさ都・夢づくり協議会を、センターから訪問した際に、「AED心臓の働きを戻すことを試みる医療機器)を搭載した自転車でランナーの救護にあたるボランティアを探している」とのお話しがあり、私たちが運営している資源マッチングシステム「こむりんく」を通じて、森ノ宮医療大学ライフサポート部とのマッチングをコーディネートしました。

 

11月3日、大会当日は雨が心配される中、8時前にも関わらずランナーや応援団も集まり出し「森ノ宮医療大学 ライフサポート部」のメンバー16人も既に到着していました。この日は森ノ宮医療大学が学園祭であることから他校(大阪医科大学、京都大学、香里ヶ丘看護専門学校、藍野大学短期大学部、大阪市立大学)から応援もあり、ネットワークの良さに感心しました。メンバーはボランティアが着用するオレンジ色のTシャツに身を包み、それぞれ6か所の救護所待機、AEDを搭載したコースの自転車巡回に分かれて移動をしました。必要な救護ではありますが、出来るだけ必要の無いことを祈るばかりです…
 
 
この間も、続々とランナーが集まり開会式、ストレッチ体操とスタートに向けて、慌しく時間が進んで行きます。また会場では家族や応援団がテントや芝生に腰を下ろしてピクニック気分でマラソン観戦モードになり、スタート地点では9時にハーフマラソン、940分にはフルマラソンのランナーが集まり出しました。ゲストにはQちゃんこと高橋尚子さんも駆けつけて「雨も予想されますが、17℃と若干寒いながらも湿度も高く喉に良く、マラソン日和!自己ベストを目指してください!」とのエールも送られて、地元守口市ジュニアブラスバンドの演奏するNHK朝ドラ「あまちゃん」のオープニングテーマに乗せてスタート!!!ランナーもQちゃんに手を振るなど余裕のスタート風景でした。この後のフルマラソンも同様に、Qちゃんの声援に応えてスタートを切りました。

少し落ちついたところで事務局にご挨拶し、もうひとつのマッチングについてお話を伺いました。さかのぼること半年前の5月に住友生命保険相互会社CSR推進室より防災用として備蓄している乾パンと飲料水の提供の申し出がありました。今回、賞味期限には十分期間はあるものの入れ替え時期であるため、どこか提供出来ところないかとの依頼でした。その量も半端でなく、乾パン(24個入)は3,648缶、飲料水408本で一気にこれだけの量を使って頂ける所として大阪・淀川市民マラソン大会事務局にお願いしたところ、快く引き受けて頂き大会ではランナー用の軽食として淀川汁(トン汁風味噌汁)と共に供されると伺いました。また、飲料水も乾パンと共に上位優勝者の賞品としてテントの中で鎮座していました。


 
 



さて、スタートして1時間余りでハーフの走者が戻るとの放送があり、スタート地点はゴールに変わりQちゃんも最高の笑顔でランナーにハイタッチ!どのランナーも颯爽と走り抜けて行きました。
 
 
マラソン大会を初めて観戦しましたが、その舞台裏にはボランティアの力が大きく、各所にオレンジ色のTシャツを着たボランティアが配置され、ランナーが快適に走れるように安全面でも精神面でも事務局の細心の注意と配慮がなされていました。



今回、マラソン大会の安心・安全な運営に「Comlink・こむりんく」として、ささやかながらもお役に立てたことが嬉しかったです。「森ノ宮医療大学 ライフサポート部」の皆さん、早朝からお疲れさまでした。(小野)

 
●これまでの森ノ宮医療大学ライフサポート部の活動紹介


(森ノ宮医療大学ライフサポート部リサーチ・レポート)

http://ocvic.blogspot.jp/2013/07/blog-post_25.html

(「手話サークル北」マッチング・レポート)