市立社会福祉センターで、後藤光弘さんをアドバイザーに迎えて、『ボランティア受入れ初級講座』を開催しました。
今年度は担当者が参加しやすいと声のあった夜間に開催したこともあり、初めてボランティア受入担当となった方やこれから受入れを予定している福祉施設をはじめ、市民活動団体や社協などの担当者29名の参加がありました。
『ボランティアさんは初めて活動する時、顔も知らない担当者に電話をして、
はじめての場所を訪問するんです。とても勇気がいることなんですよ。』
そんなボランティアに対して、担当者として、ボランティアの「想い」や「願い」に耳を傾けたり目を向けることの大切さや、活動前のオリエンテーションの時間の中で、ボランティアが相談しやすい関係づくりの大切さについて、後藤さんからご自身の体験談を交えた話がありました。
続いて、オリエンテーションでの担当者のいい対応・悪い対応のロールプレイがあり、参加者も納得のいくわかりやすいものでした。最後に後藤さんから、気持ちよくボランティアを受入れる秘訣として、担当者だけが孤軍奮闘するのではなく、職場内で仲間を作り、組織全体で情報を共有し、受入れをしてほしいとアドバイスをいただきました。
参加者の声:
*「思いや願いに対してボランティアが寄り添ってくれる」という言葉がとても響きました。
*ハートフルな気持ちが伝わってきました。まず何よりもそれが一番大切だと感じました。
*どんな存在でボランティアを考えていくのか、今後考えてみて受入れたいと思いました。
今回の講座を通して、ボランティア一人一人の「存在」に関心を持ち、活動への想いを引き出す温かい接し方のヒントを学んでいただくことができました。
受入れ側もボランティアも安心して活動できるような場が増えるよう、これからも支援していきます。(岡田)