社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2016年8月6日土曜日

【閃き塾】7/9ミニレポート③「えがく」~思考の枠を活用し、理想の未来をえがいてみました~♪

第3日のプログラムです♪
こんにちは、閃き塾・事務局の市居です!

先日の7月9日(土)10:00、早くも「閃き塾2016」第3日を実施しました!
第3日のテーマは「えがく~未来を自由に描き、リサーチ実践に備える。」。第1日「みつめる」、第2日「しりあう」、をテーマに回を重ねてきた今年の「閃き塾2016」。第3日は塾生それぞれの想いをカタチにするプロセスを、ワークと対話を通して体感していきました。

この日の2コマは公開講座「オープン☆閃き塾2016」①②として、閃き塾に関心のある塾生以外の人にも参加していただける機会を設けました。いつもの5期生の皆さんに加えて、一般参加&1期~4期・修了生の皆さん7人、事務局メンバーを合わせ、総勢20人怒涛(!)の6時間を過ごしました☆ 
雨の中、総勢20人が集いました☆
さてさて、今年度の「閃き塾2016」ミニレポートは、5期・塾生「レポーターチーム」の皆さんによるリレー☆レポートです。第3日は、5期生・藤崎敏朗(ふじさき としろう)さん&上田彰一朗(うえだ しょういちろう)さんWで(!)レポートしてくださいました。重複する部分もありますが、同じプログラムに対してお二人がどう感じられたか、ぜひ、お二人のレポートを読み比べてみてください^^↓

まず、藤崎さんのレポートからご紹介します!
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レポーターの藤崎さん
「閃き塾2016」が開講して、今日が第3回。
いつもの場所を飛び出して、大阪市北区社会福祉協議会で開催されました。ここが勤務地ということで「どこが飛び地やねん、いつもと一緒やん!」という塾生もいましたが…。さらには、オープン講座ということで一般参加や閃き塾・修了生の方も集まり、天気も雨模様、いつもと違う雰囲気でスタートです。

午前中は、本下真次(ほんげ しんじ)さん(株式会社ライブアートブックス勤務、関西学院大学経営戦略研究科博士課程院生)を講師にお迎えして「閃きトレーニング!~思考の枠の外を探る」を行いました。
午前中の講師・本下真次さんと、このコマのまとめの言葉。名言デス☆
思考の枠とは「~しなければいけない」、「やったことがある」、「知っている」、「わかっている」、「うまくいったことがない…」といった行動を制限する感情を指します。経験したことがある人ほど思考の枠にはまってしまうそうです。思考の枠をはずすことで自分の新しい可能性を引き出すことができると学びました。

講義の後は実践です。最初に、「ブレーンストーミング」形式で個々に感じた地域や社会の悩み事・困り事を付箋に書き模造紙に貼り付けます。次に2つの軸にグルーピング。最初は、各々が好きに言い合っていたのに最後には2つの軸にグルーピングできたのは驚きでした。この頃には、塾生以外の参加者の方とも打ち解けることができました。
2軸の指標は班ごとに決定
(例:都会⇔田舎、若者⇔高齢者、個人⇔組織、等)
そして、「ペルソナデザイン」を行いました。初めて聞く言葉に戸惑いを感じながら進めます。地域や社会の悩み事を抱えている架空のAさんを想像します。年齢、性別、家族構成、職業、嗜好、生活スタイル、さらには、その人が何に対して、悩み事、困り事をもっているのかまで考え、Aさんを具体化します。悩み事、困り事を1つ抽出し、どうしたらそれが解決するのか、プランを考えます。プランが直観的にもわかるように模型を作り、プランを採用してくれる売り込み先を考え、営業トークを考えます。最後は、他のグループに対してプレゼンをしました。
「ペルソナ」設定と、課題解決のプランをカタチにしたもの!
この班の提案したプランは、
”地域活性化のためのリアルRPG(ロールプレイング・ゲーム)”♪
最初はばらばらで漠然とした抽象的な個々の想いがだんだん具体化し、1つの形になって行く。いつしか思考の枠がはずれ「それいいよね、それやってみようよ」と思うようになる。仲間と共有することで、自分の可能性がどんどん広がっていき、最初は考えもしなかったことに対し、取り組んでいる自分(普段とは違う自分)を見つけることができたそんな思いを体験した時間でした。

午後は再び事務局・市居さんのファシリテーションで「未来を自由に描いてみる こんな未来があったらいいなぁをつくる」をテーマに行いました。
最初、各自のテーマに対し、もし、財力、人脈、他ほしいもの、必要なものは全て備えていたら何をするか、「こんなことができたらいいな」という自分の理想を描いてみます。
塾生のある人は、理想を詰め込んだビルを自分の地元に建てることを想像しました。
昔見た漫画とそっくりです。
理想を詰め込んだ”にこにこビル”構想を熱く語る!!
個人ワークとグループワークを繰り返しながら、制約を考えず、自由に”妄想”(笑)を膨らませて、プロジェクト企画のプロトタイプ(原型・試作)を作成していきました。最後は、その企画がどのくらい自分以外の塾生の共感を集めることができるのか、ポスターセッション(壁に貼り出して、人気投票する)を実施しました。
現時点での想いを文字化して客観的に眺めることで、考えを整理することができました。また、企画書として成果物を作成し、発表し、相手からの意見・アイディア聞き、それを反映させることもできました。「やりたいこと」の実現へ向けての道筋が開けたようで、確かな一歩を感じた時間でした。

最後は、「リサーチに向けて準備すること」。今後のスケジュールを確認した後、リサーチ手法としてのインタビューについて、その秘訣&ポイントを聞き、この日の閃き塾は終了しました。(5期生・藤崎敏郎)
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続いて、上田さんのレポートをどうぞ↓
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レポーターの上田さん
閃き塾、第三日、場所を中崎町近くの大阪市北区社会福祉協議会4階に移して開かれました。
結構わかりにくい場所で、となりに同じような建物があり、間違って隣の建物に入ってしまって一苦労という方が何人かいる、そんな状況で始まりました。
5期生・“阿倍野の阿部”さんは、この建物の中でお仕事をされているとのことで、「飛び地のはずが、飛び地ではない」という最初の一言が、とても印象的だったように感じます。

参加は5期塾生プラス一般参加者と閃き塾・修了生有志で、大きなテーブル4つに分かれて、テーマを議論しました。
まず、いつものようにチェックインしたあと、午前中は、株式会社ライブアートブックスの本下真次さんによる「閃きトレーニング!」からスタート。各テーブルで意見交換を行い、付箋に自分の想いを綴る方法で議論を深めました。各自の考え方、想いなどを形にするにはどうすればよいのかを考えるプロセスを学べる良い機会を体験できたように思います。また、物事をあらゆる観点から見つめることによって、色々な見方があるということを各自が気づき、自分だけでない考え方を共有できたことに価値を見出すことができました。最後の発表の場面では、グループの代表が総意を発表するところもあれば、グループ全員が寸劇で発表するところもあり、大いに盛り上がって、笑いの絶えないひとときになりました。
寸劇で発表☆自治会長や地域住民に”なりきる”皆さんの度胸に、びっくり@@
お昼休憩をはさんで、午後は若干のメンバー入れ替わりがあったため、グループメンバーをシャッフルして、新たな仲間と議論することにしました。
午後のひとコマ。皆さん”超”集中して個人ワークに取り組みました♪
お昼からのテーマは、「こんな未来があったらいいなー未来を自由に作ってみるー」で、自分の身近にいる人や自分の夢などをビフォー&アフター形式で自由に語り合いました。まず、自分の考えをA3版のシートに書き留め、それをグループのメンバーに見せて意見やアイデアをもらう、という形で進めます。その中で、他のメンバーから寄せられた意見で、これは!という意見を最終の自分の考えに反映させ、どうして、それが自分にとっていい考え方だったのか、どこに惹かれたのかを別のシートに書いて、それをもう一度メンバーに見てもらうというように、多面的にとらえてブラッシュアップをし合いました。
最後に、そのシートを全員が見れるように貼り出し、どれが良かったかを投票形式で審査して上位3人を発表! 見事一位に輝いたのは5期生・栗田さん、他を大きく引き離しての堂々の一位でした。残念ながら賞品とかはありませんが(笑)、賞賛に値する内容だったように思います。
最多の”67000援(えん)”を獲得した
栗田さんの「おせっかいな人養成講座」企画^^
終わりの時間は、これからのリサーチについての説明と、いつものようにチェックアウトが行われ、時間の許すメンバーは閃き塾名物の懇親会「1000円出しの会」に流れていきました。

第3日は、場所も変わり、メンバーもいつもと違う、一味も二味も違う閃き塾でしたー。(5期生・上田彰一朗)
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藤崎さん&上田さん、それぞれのレポートをありがとうございます! 読み比べると、お二人がどんな風に「閃き塾」を体験されていたのか、その視点の違いがわかり、とても興味深いですね^^

この日、5期生の皆さんは、一般参加&1期~4期・修了生の皆さんからの程よい刺激を受け、これまで2日間のプログラムで得たものを土台にして、気持ちや想いを1段階ジャンプアップさせることができたのではないでしょうか!

「閃き塾2016」第4日は、7月30日(土)それまでの約3週間は「つかむ(フィールドワーク)~リサーチ実践」として、塾生それぞれのテーマ実現・課題解決のヒントやつながりを掴むため地域の現場を訪問し、先駆者にインタビューを行う予定です。5期生の皆さんが、どんなヒントを掴んでこられるのか、また次回以降、どんな風に掴んだヒントをご自身&ご自身のテーマ実現に反映していかれるのか、ますます楽しみになってきました。
次回のレポート&これからの「閃き塾」もお楽しみに♪(市居利絵)
本日のサポーターの面々
(左から、4期生・西川さん、事務局・小野&修田)
★これまでの「閃き塾2016」ミニレポートはコチラからどうぞ↓
・ミニレポート①6/18第1日「みつめる」~2016年度・第5期の閃き塾、いよいよ開幕~♪
・ミニレポート②6/25第2日「しりあう」~言葉を使った対話を通して、より深く”しりあう”時間を共有しました☆
4期生・うえさんの企画。現在、実現に向け進行中♪
4期生・はっしーさんの企画。
こちらも、実現しちゃうかも?!だそうです^^