社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2012年9月14日金曜日

県外避難者の交流会を開催しています!

8月から9月にかけて、大阪市ボランティア情報センターでは県外避難者の交流会を様々なかたちで実施してきました。震災から1年半が経過しましたが、これからもニーズを見逃さない支援活動を続けていきます。

~ふるさとに思いを馳せる交流会~

 8月13日(月)から15日(水)にかけて、大阪市北区在宅サービスセンターいきいきネットにて、「ふるさとに想いを馳せる交流会」が開催されました。北区社会福祉協議会では、今年の6月より福島県から避難されている方が職員となり、その方の強い想いもあって、大阪市ボランティア情報センターと北区社会福祉協議会が共催しました。大阪から地元への帰省が難しいという方にも気軽に来て楽しんでもらえる場所を提供しようという考えもあり、お盆にあたるこの時期の開催となりました。
 当日は子どものお相手ボランティアとして関西大学の学生団体KUMC、就労関係の相談にNPO法人シンフォニー・生きがいしごとサポートセンター阪神南、法律相談・原発事故に関する賠償相談に大阪弁護士会の方にお越しいただき、避難されている方と一緒にテーブルを囲んでいただきました。
 13日には8人、14日には12人、15日には17人、3日間で延べ37人の方にお越しいただきました。ふだん「避難ママのお茶べり会」に参加されている方にも、市内から、市外からを問わずお集まりいただき、母子避難の課題や悩みを中心にお話しされていました。


~Cafe IMONIKAI~

 8月29日(水)、大阪市立社会福祉センターにて、大阪市ボランティア情報センター主催の「Cafe IMONIKAI」が開催されました。当日は8人の方と6人の子どもたちが来所され、テーブルを丸く囲んでいただき、一緒に昼食を食べながらお話をされるなど、まさに「いも煮会」の名の通りあたたかな会となりました。「ふるさとに思いを馳せる交流会」に引き続きNPO法人シンフォニーによる就労相談、学生団体KUMCの保育ボランティアにもご協力いただき、大人にも子どもにもリラックスした楽しい時間を過ごしていただきました。
 「Cafe IMONIKAI」は毎月第4水曜日に定例開催していきます。参加される方の憩いのひとときとなるよう、ささやかなお楽しみ企画やお役立ち情報などを用意していく予定です。
次回開催日は9月26日(水)です。


~東北×関西交流クッキング みんなでたこ焼き!パーティー~

 9月8日(土)、大阪市立子育ていろいろ相談センターにて、大阪市ボランティア情報センターと社団法人健康栄養支援センター(HNS)主催の料理を通じた交流会「東北×関西交流クッキング みんなでたこ焼き!パーティー」が開催されました。避難されている方、地元大阪の方とが一緒に料理をして楽しんでいただくこの集い、1月には恵方巻きを作りましたが、今回のメニューは大阪名物の王道「たこ焼き」です。大阪では一家に一台たこ焼き器があるのが普通(?)ですが、参加者の皆さんは初めてという方がほとんどで、地元の方に教えてもらいながらたこ焼きをくるくると焼き上げました。またたこ焼きの他に、「ところてん」と「ひやしあめ」も手作りしました。関西風に黒蜜で食べるところてん、関西ならではの夏の飲み物ひやしあめと、関西一色のメニューを味わっていただきました。
 食後は交流タイムとして、今日の食材にまつわるクイズや、関西弁・東北弁のクイズなどを楽しみ、最後は全員で輪になって今後あったらうれしい交流の内容や支援活動について話し合いました。避難されている方と地域の方とが一緒になってひとつの活動ができるこのような会を、今後も継続的に行なっていきたいと思います。

(修田)