社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2012年9月20日木曜日

生野で「地域共生ケア」を考えるセミナーがありました!

「地域共生ケア」って聞いたことありますか?赤ちゃんから高齢者まで、年齢や障がいの有無に関わらず共に地域で生活していくことを支援するケアのことで、平成5年ごろから富山県などの市民団体が取り組みはじめ、今では全国に広がっています。

9月19日(水)、生野区でこの取り組みについて考える「地域共生セミナー」(共催:生野区居宅介護支援事業者連絡会・地域共生ケア生野推進委員会)が開催されました。基調講演では、城東区や福島区で認知症対応型デイサービスや地域交流サロンを運営しているNPO法人樹(いつき)代表の瀬川雅和さんが、富山型デイサービスの代表格「このゆびと~まれ」の活動を紹介。活動が発展していくプロセスと、例えば「誰も排除しない」「誰にでも役割がある」などといった、何が大切にされてきたのかをわかりやすくお話しされました。

その後、「地域共生ホームすまいる」(茨木市)代表の米田早苗さん、「共生ホームたんぽぽの家」(高石市)代表の赤坂寛子さんが、地域共生ケアの実践事例を紹介しました。米田さんのお話しからは、小さな子どもを連れて一緒に働ける「ママさんスタッフ・子どもスタッフ」の仕組みなどについて、米田さんのお話しからは開所当初の「地域共生ケア」に関する無理解などについてのお話しが特に印象的でした。

地域共生ケア生野推進委員会ではこの冬、地域共生ケア事業を立ち上げていくための起業支援講座を企画中で、私たちもそのお手伝いをしています。会場には100人以上の人が参加していて、関心の高さと熱気のようなものを感じました!(松尾)