大阪市ボランティア情報センターが事務局を担っている、市民フォーラムおおさか実行委員会主催による『日ごろからの防災学習講座』の第4回目を11月17日(土)大阪市立社会福祉センターにて開催しました。
今回は、『被災者のメンタルヘルスケアについて』というテーマで、『NPO法人 海・空・太陽』でソーシャルアロマセラピストインストラクターとして活動されている、辻朝惠さんと楢原正美さんに講師としておいでいただきました。
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辻 朝惠さん |
前半は、『NPO法人 海・空・太陽』で継続的に行なっている、「東日本大震災被災地でのアロマハンドトリートメントによる支援活動」についてや、「人の記憶と香りの関係性」について等のお話を伺いました。アロマによる支援は早急・緊急なものでは決してないが、被災者支援が長期化するなか、肌と肌とのふれあいの中で生まれてくる安心感や心地よさでもって、被災者の方の気持ちを吸い上げ、マイナスの感情を吐露できる場所・キッカケになればと、考え活動されているそうです。
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楢原 正美さん |
後半は、受講生でペアになり、実際にアロマハンドトリートメントを体験してもらいました。部屋中にアロマオイルの香りが広がる中、肌と肌とのふれあいによる安心感や心地よさを感じてもらう事で、被災者のメンタルヘルスケアに大きく貢献できうるものである、と感じる事ができたのではないでしょうか。最後に特別にブレンドしたハーブティーを入れていただき、非常にほっこりとした雰囲気で今回の講座を終了しました。
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アロマオイルについて説明 |
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5種類のハーブをブレンドしたお茶 |
受講生の方々からは、『被災された方に対する、精神面のケアの重要性を再認識した』、『アロマやハンドトリートメントにはあまり興味が無かったが、やってみると気持ちが非常にリラックスできた』、『実際、コミュニケーションが取りやすくなり、相手との心の距離が近づき、話が弾んだように感じた』との感想がありました。
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アロマハンドトリートメントを体験 |
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アロマでリラックスムード! |
次回は12月1日(土)、大阪市立社会福祉センターにて、『防災教育のノウハウ』、『避難所運営ゲームHUG』というテーマで講座を行なう予定です。 (荒野)