社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年3月6日水曜日

【市民フォーラムおおさか】福祉避難所設置研修に参加してきました! 

以前、ブログでもお知らせいたしましたが、
大阪市ボランティア情報センターが事務局を担っている【市民フォーラムおおさか】において、3月16日(土)~17日(日)の日程で、大阪市社会福祉研修・情報センターにおいて『避難所1泊体験』を開催します。普段ではあまり意識することの少ない、『避難所生活』について考える貴重な体験となるイベントです。防災減災に興味・関心のある方だけではなく、老若男女問わずコミュニケーションをとりたい方など、ご家族そろってのご参加をお待ちしております。
また今回のイベントは、多数の有志の大学生達が企画段階から参加しています。『どんなプログラムを組めばいいか?』 いろいろアイデアを出してくれています。ご期待ください!

  『避難所1泊体験の詳細はコチラをご覧ください!

さて本日は、先日、2月22日(金) 堺市南区にございます、『国際障害者交流センター ビッグ・アイ』にて行なわれました “福祉避難所開設訓練”に参加しましたので、ご報告させていただきます。 (避難所1泊体験の勉強のため参加してまいりました m(__)m )
                                             
   

みなさん、『福祉避難所って聞いたことありますか?』 
 
福祉避難所とは、『高齢者、障がい者、妊産婦、乳幼児、病者等、一般的な避難所では生活に支障をきたす人たちのために、何らかの特別な配慮(耐震・バリアフリー・介助員配置等)がされた避難所』のことです。
(ビッグ・アイは平成24年4月に堺市と厚生労働省の協定により堺市の福祉避難所に指定されています)

NPO法人 さくらネット代表理事の石井布紀子さんを進行役に、NPO法人 ゆめ風基金の八幡隆司さんを講師に迎え、これまでの被災地支援活動を振り返りながら、福祉避難所のあり方・支援施設の活用について・支援に向けたネットワーキングについて、等お話されておりました。

 

東日本大震災では様々な機能を持った福祉避難所の開設・運営が見受けられ、要援護者の震災関連死を減らすべく、多くの福祉施設や医療機関の関係者の方々が努力されたそうです。その実績をふまえ、近年、災害時要援護者支援の重要事項として、『福祉避難所の設置』の動きが各自治体で広がっているそうです。

研修会場後方には、福祉避難所としてのレイアウトを再現しておりました。
ダンボールを活用した部屋区画、簡易ベット、更衣室など、参加者のみなさんは非常に興味を持たれている様子で、部屋の使用感や、ベットの寝心地を確認されておりました。

石井さん達が避難所支援活動を通して、残念に感じることは『災害で生き残ったにも関わらず、避難所で亡くなってしまう方が多い』という事だそうです。この『関連死』を増やさないためには、避難所の『空間づくり』、『組織づくり』、『ルールづくり』を留意した避難所運営が求めらるそうです。 (荒野)