内容は、7月からはじまる「ボラ☆チャレ」の取り組みについての確認です。大阪教育大学の新崎国広先生から「短期体験型ボランティア」を中心に講義いただきました。夏休みに福祉施設でちょっとボランティア活動をしようというのが中心の本事業も今年、21年目を迎えます。参加者の中にはお父さんやお母さんが参加していたという子ども達もいます。
新崎先生の熱い講義中 |
また施設の利用者にとっても、外部からの空気は大切です。新崎先生は、ボランティア活動の役割は、QOL(Quality of life)を高める援助でもあると話しました。lifeは広辞苑によると、①生命、②生活、③人生の3つの意味がありますが、この内、ボランティア活動は、「人生」に関わることであり、それは「生きがい」の創出につながるものだということです。ボランティア活動は、全ての人に役割がある、それを発見する活動でもあります。「人は必要とされることを必要とする」(エリック・エリクソン)といわれます。新しい出会いが、それぞれの存在を認め合い、また会いたいと思える人がいることの幸せを共有できる大切な時間が流れます。
講義に続いて、浪速区と東淀川区から「ボラ☆チャレ」への取り組みについて報告がありました。2区社協からの報告では、さまざまな団体や個人ボランティアとの協働の大切さ、広報の重要性、参加者のボランティア活動への意欲向上などの話しがあり、はじめて担当する参加者にも本事業の意味が伝わっていきました。
今年度初の研修で参加者全員でハイ・ポーズ |