社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年11月1日金曜日

「COMVOネット」「Comlink・こむりんく」参加団体を訪問しました!~ 大阪市立新生野中学校


1023日台風が近づき小雨が降る中、大阪市立新生野中学校(生野区巽東)を生野区社会福祉協議会の皆さんと共に訪問しました。今回“学校元気アップ地域本部事業”の一環でボランティアを募集するため、地域貢献活動マッチングシステムcomlink・こむりんく」にご参加くださいました。そこで“学校元気アップ地域本部事業”とは何か、さらにどんなボランティアを募集されたいのかを、少し緊張気味で校長室でお訪ねしました。

 

 

まずは校長の山本裕康さんから“学校元気アップ地域本部事業”について『“学校元気アップ地域本部事業”は大阪市が進める事業で4年前から8校が、今年度からは127の市内の全中学校で開始され、本校も今年の4月から始まりました。これは保護者や地域の皆さんによる学校教育活動のサポートで、中学校区で様々な人材や社会資源を活かして、地域社会全体で子どもを育てる仕組みとして各校に学校元気アップ地域本部を設置しています。地域住民、学生、NPO法人、企業、商店、地域団体の皆さんが、学校のニーズ(学習会支援、部活動支援、図書の整理、緑化活動等)に応じて活動いただくものです。現在、バレー部の保護者や大学生や地域住民や市外からも40人ご登録いただいています。学校は敷居が高いと言われますが、フランクに学校に入って頂き生徒を介して地域貢献していただければと思います』とお話いただきました。



当センターでもボランティアの依頼に対してボランティアコーディネーターがコーディネートを行うように、この事業を進める際にも学校とさまざまな地域資源をコーディネートすることが求められます。そこで各校に学校元気アップ支援員、または地域コーディネーターが配置されており、今回「comlink・こむりんく」でボランティアを募集された支援員の北山智子さんもそのお一人です。北山さんは元気はつらつで意欲的にこの事業に取り組んでおられ「comlink・こむりんく」をはじめ、さまざまなツールを積極的に使ってボランティアの呼びかけを行っておられ、とても4月から担当されたとは思えませんでした。ボランティアを希望される方には丁寧に面談をされ、貴重な人材を適材適所活かしていく準備をされています。さて実際ボランティア内容はどういったものがあるのでしょうか。
 
ボランティアの活動内容
   自主学習会でのみまもり(自主学習の指導・みまもり)
   生徒登校時のみまもり
   部活動の応援
   図書館活動
以上は一例ではありますが、基本的に学校は仕事が多く学校のニーズによって活動内容も異なります。しかし、その中で生徒が教師や家族以外の人ともコミュニケーションが取れ、忙しい先生の負担軽減にもなり、地域の埋もれた人材に活躍していただける場の提供になっています。実際に北山さんに活動現場として図書室を案内されました。「地域で本屋さんを営んでおられた方に図書館で本の分類や整理をしていただき、こんなに本が整理整頓されました。また刺繍が得意な方もおられ、何をしていただこうかとワクワクしています」と話されました。
 
 
一方、生野区社会福祉協議会のボランティアコーディネーターからは「ご近“助”パワフルサポート事業」が始まったとお話しがありました。これは介護サービスを利用するほどではない、独り暮らしの方へお話相手やお買い物のお手伝いや、障がいをある子どもの送り迎えや大工仕事など“何かしたい気持ち”をお持ちの方を募集しています。学校の内外はあるものの、地域のために何か役立ちたい方を募集する点では一致と、北山さんと話しが弾んでいました。
 
 
 
地域で何かボランティアをしたいと思いの皆さん!活動の場は皆さんを待っています。まずは一歩踏み出してみませんか。思い立ったら今すぐご連絡ください。(小野)