社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2014年4月28日月曜日

企業社会貢献   第2弾~地域でのボランティア ~富士火災海上保険労働組合


 4月7日の企業ボランティアに続き12日(土)は富士火災海上保険労働組合が淀川河川敷で清掃と環境学習を体験されました。

今年の1月に藤本貴博書記長が来所され「組合全体ではエコキャップ集めを、東京分会ではお台場で清掃活動を行っているため、大阪分会としても組合員(大阪・奈良・和歌山・兵庫)約1,100人いて、年に数回程度ボランティアを行っていきたい。」とご相談をいただきました。ボランティアは組合員だけではなく家族も参加するので、家族でできるボランティアを希望され、屋外で誰もが参加できて環境を学べるボランティアをお勧めしました。

当日はお天気に恵まれ少し肌寒い風も吹く中、大人24名、小学生2年以下の子ども3名参加。これに毎回お世話になっている淀川河川レンジャーの辻川松子アドバイザーに加えて、高橋みなみGレンジャー、西岡河川レンジャー、松岡河川レンジャー、公益財団法人河川財団からも神埼研究員にもご参加いただきました。
 
 
 清掃のコースは10時から1時間は30分をかけて淀川河川公園から上流の十三干潟までを往復するもので、ゴミを拾いながら水辺の生息する動植物の生態や環境を河川レンジャーから学ぶものです。

軍手、火バサミ、ビニール袋を持って河川敷に移動。7日から数日しか経ていないにも関わらず、バーベキューの網やコンロなど安価になっている分、使ったらそのまま捨ててしまうケースがあちらこちらで見られました。下流域は流れてくるゴミはなく、故意に捨てられたものばかりとのことでした。


一方、川辺には刈り取られた葦の新芽が青々して、干潟には鴨のつがいや白鷺などがのんびりと蜆貝を食べたり、カニの穴が点在するなど汽水地域(海水と淡水の混合)は自然の宝庫で、参加者もしばし手を休めてしばし河川レンジャーのお話に耳を傾けて質問もされていました。また、川辺の葦の林には、ミミズクや狐も生息し、実はホームレスも青テントを張って生活していて、その周囲の物はゴミなの私有物なの判断がつかず「わからないものは、そのまま放置」を鉄則にとレンジャーからもアドバイスがありました。
 
  手にはかなりの量のゴミはあるものの、足取りは軽やかで十三干潟を折り返しに戻ってくると丁度お昼前の時間となりました。最後に集めたゴミの前で記念写真をとり、お弁当タイムとなりました。

参加者からは「意外と大きなゴミがありびっくりしました」「散歩のつもりで楽しくゴミが拾えた」「すがすがしい気持ち」「たのしかった(2年生女児)」といった感想が寄せられました。河川レンジャーからは清掃することで、少しでも川辺の生物を思い出して環境への配慮も考えてほしいとのコメントを最後にいただきました。
(担当:小野靖子)