社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2014年7月29日火曜日

7月12日 Cafe IMONIKAI夏休み企画準備会 ~被災者のお話を聞こう~

毎月第4水曜日に開催している交流会「Cafe IMONIKAI」ですが、この8月は夏休み企画としてイベントボランティアを募集しました。    
避難者のお話を聞き、関わり合う中でアイデアを出して、ボランティアの手で作りあげてゆくイベント企画、関西でもできる震災支援です。



この日はその第一回目、「避難者の話を聞こう」というテーマで、8月27日の夏休みイベントに向けて、7人のボランティアさんが集まってくれました。

 前半は、関西に避難されている方お2人のお話を聞きました。福島県から大阪に避難して来られた方は、発災当日のことや、福島ではこどもを育てられないと思った経緯を話してくれました。長男の幼稚園に、外遊び重視のところを選んだはずなのに、ずっと室内遊びで一度も外遊びをすることなく1学期が終わってしまったそうです。今では、大阪でたくさんの出会いがあり、楽しく暮らされているそうです。

もう一人は、「避難ママお茶べり会」代表の方で、会について、3年間のみんなの心境の変化などを話してくれました。危機的状況から避難してきた1,2年目とは違う問題、こころの問題が出てきているそうです。だからこを今、深く話のできる場となる交流会やイベントは必要だとおっしゃっていました。


後半は、2グループにわかれ、避難者の方を囲んで話し合いをしました。この日は、こんなことを聞いてもいいのかな?という質問も、話の脱線もオッケーということで、みなさん自由に質問をしてお話を聞くことができました。

年齢も性別も様々で集まってくれたボランティアのみなさんは、このボランティアならわたしもできる!、何か自分にもできることはないかと思って参加してくれました。



避難者お2人のお話を聞いた後、「テレビでは聞こえてこない、現実に経験された話が重
く、何ができるのだろうと思う」との感想がありました。それに対して「物理的に遠く離れたところで起こったことを他人事に思うのは当たり前だと思う。でも、何ができるのだろうと、ここに足を運んでくれたことをうれしく思う」とおっしゃっていました。

ボランティア初めての方が2人。避難者のお話を聞いて感じたことが、次回の準備会に活かされてくると思います。


次回は8月2日(土)午前10時~13時。
テーマ「楽しいイベント企画を一緒に考えよう」では、8月27日の具体的なイベント内容を考えてゆきます。

(赤星)