社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2014年10月30日木曜日

【おおさか閃き塾】ミニレポート②9/20(土)第2日~午後からは公開講座「オープン☆閃き塾」でも盛り上がりました♪

本日のテーマは…
こんにちは、閃き塾事務局の市居です。

大変お待たせしました! 「おおさか閃き塾2014」第2日のミニレポートをお届けします。この日も初日に引き続き、午後の2コマ目・3コマ目に、情報誌「COMVO」で活躍中のときどき”記者”(ボランティア市民記者)である伊東佐夜子(いとう さよこ)さんが取材に来られ、このブログのためにレポートを事務局と合作してくださいました!併せてご紹介いたします!

去る9/20(土)、「おおさか閃き塾2014」の第2日を開催しました。この日のテーマは「はずす」。ものごとをさまざまな面から捉え、多くの人の視点を取り込み、思いをカタチにする流れについて俯瞰・体感しながら、自分の思い込み含め様々な枠を”はずす”きっかけを得て、フィールドワークに向け各自のテーマを深堀りしていきました。塾生の参加は10人。午後からは、公開講座「オープン☆閃き塾」として一般の方6人+閃き人(塾修了生)5人を加え、熱気いっぱいの第2日となりました。


講師の嘉村賢州さん(なんと本名♪)



若い女性と水夫…どの人に
一番共感できるか…うむむ










 10:30からの1コマ目は、「閃きトレーニング!」。NPO法人場とつながりラボhome's vi代表理事の嘉村賢州さんに来ていただき、対話の意義やマナーを再確認しながら、前半は人それぞれ価値観が異なることを体感する「若い女性と水夫」のワーク、後半は自分の思い込みを”はずす”ために「最高・最悪の旅行プランを考える」ワークを体験しました。対話をすすめていくにあたって、ぶつかり合いを恐れて表面的な内容にとどまっていては何も生まれない。だからといって、ぶつかり合い、自分が正しいと主張するばかりでも何も生まれない。ぶつかり合いながらも「なぜ相手は(自分は)そのように考えるのだろうか?」と内省することで対話の中から何かが生まれてくるというお話や、「1人ひとりは正しい。でも、全体の一部」という言葉がとても印象に残った、笑いと”なるほど!”がいっぱいの温かい時間を共有しました。
私が伊東です♪


そして、午後からは公開講座「オープン☆閃き塾2014」13:30からの2コマ目、15:30からの3コマ目を閃き塾に関心をお持ちの一般の皆さんに公開して、「閃き塾」の”味見”を兼ねての開催です。こちらの紹介は、ときどき”記者”伊東佐夜子さんと事務局の合作レポートをどうぞ↓
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皆さんに付箋”ミノムシ”にされる2期生”なべさん”(中央)
13:30からの2コマ目は「テーマ・課題の深堀りと共有」。一般の参加者も含め、塾生が持ち込んだテーマ・課題を多くの”目”(視点)で眺めることで深め、本質に近づいていきました。最初に、閃き塾での今後一連の流れを俯瞰するため、閃き塾・2期生の”なべさん”こと福田竜一さん「私にとっての閃き塾」というタイトルで、昨年ご自身が閃き塾に持ち込んだテーマ「親から子へのDVの連鎖を止めたい!」が、閃き塾の中で対話やフィールドワークを重ねることでどのように変容し、現在のご自身の活動にどう結びついているか誠実に語ってくださいました。なべさんのお話の後、ペアで感想を共有し、「ええやん!」と思ったワードを書き出した付箋をなべさんの全身(!)にペタッと貼り付けて、ミノムシ状態に(笑)! 皆さんからなべさんに感謝&エールを贈りました。 
思いがいっぱい!の熱いプレゼン

「大阪のうもれた魅力を発掘&発信したい!」
地元愛にあふれたテーマを力強く語ります♪
そのワクワクした気持ちのまま、テーマ・課題を深める対話のワークに突入。塾生が順番にそれぞれのテーマ・課題をプレゼンし、共感できる・関心がある、または何かアドバイス(貢献)できそうなテーマ・課題のテーブルに分かれて、内容を深める対話を3セッション(10テーマ)行いました。エチケットとして、テーマに集中し、話は短く、否定せず、そして楽しむことが前提にあります。1セッションは25分間。終了のベルが鳴りますが、時間が足りない! ベルを無視して話は続く…続けたいところですが、次のセッションにバトンタッチ。いやはや、皆さんとても熱く、いい感じです。10人の塾生のプレゼンを聞いていて、私自身、自分の身体を3つに分けて全テーブルにてお話が聞きたい!と思うほど、熱のこもったプレゼンでした!

講師&閃き塾・1期生の成松秀夫さん(左から3人目)

最後、15:30からの3コマ目は「こころが軽くなるプロジェクトマネジメント入門」。講師は、閃き塾・1期生でもある成松秀夫さんProject Management Institute日本支部地域サービス委員)です。3時間程度の内容を1時間40分に濃縮して、思いをカタチにするプロセスを俯瞰するスキル&マインドを学びました。プロジェクトマネジメントの考え方では、自分のやりたいことを実現するために、まずは「うまくいかない」ところを想定することから始める、という言葉にびっくり!それは決してネガティブからの出発ではなく、確実に実現するために必要であるというお話に納得です。そして、全体を通して素早く変化に気付き、その影響を洗い出し、柔軟に対応し、事実を明確に、第3者的な視点で見ること、”見える化”することが大事であること、”見える化”することで「心が軽くなる」というお話をしていただきました。自分がやりたいことに「もし…」「…たら」ということを考えてしまい、断念してしまうことがよくあります。自分のやりたいことを明確に、順序立てて組み立てていく、そして詳細化していく…わかっていても、このことは後回しにしてきたような気がします。成松さんのお話をもっと深く掘り下げてお聞きしたいと思ったのは、私だけだったでしょうか? 最後に、6人ずつが1チームになり、A4用紙のみを使って協同で橋をつくる「ブリッジプロジェクト」に挑戦! 約10分という短時間でしたが、優勝したチームはなんとA4用紙5枚(!)で、品質を満たした紙の橋を完成させていました^^


ブリッジプロジェクト優勝チーム☆満面の笑顔です^^
そして講義の後は…^^例によって、閃き塾名物の懇親会「1000円出しの会」(※)が空掘にぎわい堂さんにて18:30から始まりました。「オープン☆閃き塾」参加者、第1期・第2期の閃き人(塾修了生)さんも何人か合流され、お酒も入って、参加者同士のコミュニケーションも滑らかになり、先ほどまでの真剣な表情から和気あいあい!いつものように楽しく、面白い時間となりました。見えないものの見える化に向けて、ワークショップでもっと深く知りたかった人、話足りなかった人、じっくりと話を聴く人etc.楽しく、有意義な時間が瞬く間に過ぎていき…塾生さんたちの絆を深め、皆で思いをカタチにしていきたいと、閃き塾のこれからがますます楽しみになった第2日でした。

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賢州さんからの”メッセージ”
以上、ときどき”記者” 伊東さん&事務局の合作レポートでした。伊東さん、お疲れさま&ありがとうございました!


次回は「おおさか閃き塾2014」第3日、10/4(土)のレポートをお届けします^^(市居利絵)


※「1000円出しの会」とは
参加者が会費として1000円を出し合って、当日集まったお金で食べ物・飲み物(アルコールあり)を買ってきて、皆で準備から始める懇親会。途中参加・退席自由のゆるやかな集まり。塾生同士の距離が一気に縮まる!と塾生の皆さんに大人気の”裏”メニュー♪