後半では、参加者の持ち寄った地域課題を大まかに8つ+どれにも属さない1つ(スペシャルグループ)に分かれ、インタビュースキルを意識しながら、それぞれのテーマのさらなる具体化、ヒントを得られそうな人、団体、場所のイメージ化、どんな話しを聞きたいかを相互インタビューを行って整理しました。朝日さんからは「6割くらいは世間話になっているところも見受けられました」との辛口コメントもいただきながらの試行錯誤でしたが、参加者の表情は真剣そのもの。あっという間の4時間でした。
昨年当センターで行った地域人材育成に関するプログラムでも、全くインタビュー等のリサーチ経験のない人がさまざまなNPOなどの現場に赴き耳を傾け、それを材料に強みを活かしたマッチング、協働、講座などの実践を行ないましたが、その事例なども紹介し、「リサーチなくして協働なし」という観点から、リサーチの意味やこれからのプログラムにどうつながるのかなども共有しました。スケジュール的には結構厳しいですが、これからの1ヶ月間で参加者の皆さんは、思い思いの現場へ、自ら持ち寄った地域課題の解決に向けたヒントを探しに出かけていきます。(松尾)