『津波・高潮ステーション』では、過去、大阪を襲った台風・高潮の被害についてや、近い将来発生するであろうと言われている東南海・南海地震と津波についてのビデオや展示を見ながら、詳しく解説して頂きました。この見学を通して、改めて水の災害の恐ろしさと、それに対する日々の備えと心構えが大切なのか、ということを再認識させられました。
『阿倍野防災センター』では、バーチャル地震、煙中避難、初期消火、119番通報、応急救護等のバリエーション豊かな体験ができ、災害時の知識やスキルを学ぶ事ができました。小さなお子さんも気軽に防災体験ができる施設で、家族全員で防災学習するのにぴったりの施設だと感じました。
その後、大阪市危機管理室の御協力により、阿倍野防災センターの階下にある、『阿倍野備蓄倉庫』を見学させていただきました。大阪市では災害時の最大避難者数と想定されている、34万人分の食料品を市内に分散して備蓄しております。阿倍野備蓄倉庫は大阪市では最大規模の備蓄倉庫で、食料品以外にも、毛布・肌着・日用品等の支援物資が備蓄されています。
普段から比較的、防災について意識されている受講者の方々からも、『とても勉強になった。身近な防災から再検討したい』、『防災について、もっと自分の周りの人々に伝えていきたい』、『実際に体験する大切さを知ったし、継続していかねばならないと感じる』等の感想がありました。
次回は11月17日(土) 大阪市社会福祉センターにて、『被災者のメンタルヘルスケア』というテーマにて講座を実施する予定です。(荒野)