これまでと違い、大阪から参加したメンバーはほとんどが完全なアウェー状態。鉄人28号や三国志ミュージアムなどを観光中に被災した想定でシミュレーションは開始しましたが、ケータイやスマホは使わずに街中にあるものや地元の人の声を手がかりにどう逃げるかを相談しながら右往左往。街中をさまよって2時間後、分かれた3班が合流し振り返りを行いました。
18年前の被災当時のお話しを車いすを使っている野橋順子さんから聞きながら、「碁盤の目になっている街中で景色が似て見えて戸惑った」「今回は昼間だったから山が見えて目指す方向がわかったが、夜だったら…」「いつもいるところでは当たり前にあるような地域の案内地図や道路標示が今回は極端に少なかった。いつもあるものがいつでもあるとは限らないと感じた」「どこまで山を目指しても平坦な気がして、海抜表示などがあれば安心できたかも」「ひとまず近場の学校を目指したが、とにかく山を目指した方がよかったのか、安易な判断だったかも…」など、さまざまな角度から振り返りを行いました。次回は6月頃に、前回・今回と参加してくれた人が多かった伊丹で行う予定です。(松尾)