社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年1月18日金曜日

【市民フォーラムおおさか】 いわきーおおさか交流バス

先日、ブログで出発の様子を紹介しました、福島県いわき市への交流バスの活動報告をさせていただきます !(^ボラ^)!

1月12日(土)~1月15日(火)の日程で、『いわきーおおさか交流バス』と『里帰り×ボランティアバス』の参加ボランティアの方々、総勢34人(他スタッフ3人)で、福島県いわき市の高久第一応急仮設住宅(189世帯)に行ってまりました。
『同じ場所において、息の長い震災支援を続けて欲しい』という住民の方々の声を受け、昨年9月以来、2度目の訪問となりました。現在、いわき市には10ヶ所の仮設住宅がありますが、高久第一応急仮設住宅は最初に設置されたものです。(いわき市は被災地であると同時に、周辺市町村からの避難者22,000人の受入自治体でもあります)

今回は2日間活動できましたので、食事提供のメニューも、1日目は『たこ焼』、2日目は『あんかけうどん』と、2つの関西の味を現地の皆さんに楽しんでもらう事ができました。

1日目はとても暖かな日和でした(笑)
たこ焼、どんどん焼いてます!!


2日目は強風&雪まじりの雨です(泣)

うどん茹でています!

その他、集会所に来ていただいた方々には、アロマハンドケアでリラックスしながらおしゃべりを楽しんでいただいたり、子ども達とは、ボール遊び、折り紙やトランプ等のゲームをして交流を深めました。また、今回は、希望される方には、各住居へ個別訪問し、食事提供やアロマハンドケアなどの活動も行ない、前回以上に、高久第一仮設住宅の方々との交流の時間を持つことができました。

アロマのいい香りでリラックス!

大人も折り紙を楽しんでおられます


何して遊ぶ?!


個別訪問にいきま~す!


現地の皆さんからは、『最近、ボランティアで訪問してくれる人が少なくなっているので、来てもらって嬉しかった』、『日々の色々なストレスが溜まっているが、話しを聞いてもらって少し楽になりました』等のお言葉をいただいた一方、『仮設住宅での人間関係に馴染めず、孤立してしまう人がいる』、『仮設住宅の生活は、夏は暑く冬は非常に寒い。1日も早い復興住宅の完成を願っている』等の難しい問題にも直面している現状をお伺いしました。
今までのような、『お金・物資・マンパワー』を提供するだけの支援だけではなく、被災者の方々が、目標を持ち、自ら歩んでいく『自立に向けた支援』の必要性を、もっと考えていくべきではないか、と感じました。
★1月25日(金) 18:30より大阪市社会福祉センターにて、『いわきーおおさか交流バス 振り返り会』を予定しています。今回の反省及び、次回訪問時の支援の有り方等を検討していく予定です。 (荒野)