今回、西ブロック(此花・港・大正)では『 防災3区ものがたり ~キラリ☆と光るアイデア!防災は日常から~ 』という全2回の講座を企画しました。この3区の共通点は、区域に海抜0メートル地帯が多く、海と川に囲まれ地震による津波等発生時には特に大きな被害が予想される地域で、日頃からの防災・減災への備えが特に必要とされ、住民の防災・減災の関心度も高い地域といえます。
第1回目は『日常使う食材が備蓄食に!? 実際に作って食べてみよう ・〇〇が防災グッズに早変わり』というテーマで、10/26(土) 場所はクレオ大阪西(此花区)の調理実習室をお借りして開催しました。
クレオ大阪西外観 |
会場は2階調理実習室です |
今回の講座に参加された皆さんは、此花区・港区・大正区にお住まいの方々で、ファミリー層を中心とした30人以上にお集まりいただきました。
『自分たちの台所から防災・減災を始めましょう!』ということで、その為に特別に作られた割高な防災食品ではなく、スーパーや100円ショップ等で購入できる缶詰やインスタント食品、常温保存できる食材が十分に備蓄食料になることや、それらを使ったメニューを紹介し後、実際に発災時を想定した調理体験を行いました
準備万端でしょうか!? |
エプロン・三角巾は持参いだだきました |
調理説明を聞いております |
100円で揃うものを用意しました |
~♪ 簡単に各メニューの作り方を紹介します ♬~
☆缶詰パスタ ~フライパン1つで手間いらず、お水も節約できます~☆
①フライパンでお水を沸騰させ、半分にパスタを折り入れながら茹でる。
(具に野菜を入れたい時はパスタと一緒にゆでる)
②トマト水煮缶・ツナ缶・コーン缶を加え、しょう油等で味をととのえながら、さらに加熱する。
③仕上げにパセリをハサミで切って散らす。
☆さんま缶のエスニックサラダ ~材料を薄くスライスし調理時間を節約、また缶詰使用で味付け不要~☆
①さんま缶を汁ごとボウルに写し、酢とごま油を入れて混ぜる。
②にんじんは皮をむきスライサーで薄切りにしてボウルへ、じゃがいもは皮をむき薄切りにしながら沸騰した湯に。
透き通るまで茹でてすくい取りボウルに加える。
③乾燥ワカメを少量の水でもどしたもの、たまねぎの薄切りを加え、全体を混ぜ合わせ味をととのえる。
☆なんちゃって豚汁☆ 豚肉の代わりに栄養豊富で長期保存可能な大豆(缶詰)を使用しています
①鍋に水を入れ、皮をむいた野菜(大根・にんじん・ごぼう・玉ねぎなど)をスライサーで薄切りにして火にかける。
②野菜に火が通ったら大豆を入れ、ひと煮立ちする。
③味噌をいれて味をととのえる。
☆とろりんミネラルスウィーツ☆ きなこと米粉、片栗粉を使った簡単スイーツです
①砂糖・スキムミルク・きなこ・米粉・片栗粉をポリ袋に入れ、振ってよく混ぜ合わせる。
②鍋に水をいれ、混ぜた粉とよく混ぜ合わせてから、火にかける。
③とろみがつくまで、弱火で底が焦げないように注意して混ぜる。、
お皿が汚れないようにラップを被せて、洗い物の水を節約しました。 |
次は何を入れるのかな? |
なかなか手際がよろしいですね! |
キレイに盛り付けできました! |
出来上がりました!! |
いただきます!お味はいかが? |
美味しゅうございます! |
今回は、安くて、簡単に手に入る、保存のきくものを備蓄食材として利用できるメニューの紹介・試食をしました。普段からよく食べるものを基本に備蓄し、その備蓄食材を日常の食事に取り入れていくことで、日々の備蓄状況が把握でき、常に新しいストックを持つことが大切である、ということをこの講座を通して皆さんに学んでいただいたのではないでしょうか。
この日は、調理に思いのほか時間がかかってしまし、予定しておりました『〇〇が防災グッズに早変わり』をすることができませんでした。これについては次回の講座で行う予定です。
第2回(11/2(土))は『海辺のまちを守る防潮堤・水上消防署見学、防災ゲームで防災用品ゲット』というテーマで、大阪市水上消防署(港区)のご協力のもと、開催する予定です。
また、ご報告させていただきます。 (荒野)