平成24年度の本当に最後の最後、3月28日(木)から3月31日(日)の4日間、東日本大震災により関西へ来られた方々の帰省をお手伝いさせていただく「里帰り&ボランティアバス」事業を1月に続き実施しました。
このバスの大きな特徴は、里帰りされる方だけではなく、ボランティアも一緒に乗車し、道中の車内で交流をはかっていただくというところにあります。
今回は、宮城県気仙沼市を最終目的地として、途中で福島県郡山市・宮城県仙台市を経由し、ご希望の駅で乗・降車していただくというルート。片道のみの利用もOKです。
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ボランティアさんの活躍で車内も大盛り上がり! |
里帰りの皆さんは、現地滞在のわずかな時間、それぞれ現地に残っておられるご家族と束の間の再会を果たしたり、学校の先生へ進路報告をされたりするなどして過ごされました。
一方、気仙沼まで足を運んだボランティアの皆さんは、現地にある「ボランティアステーションin気仙沼」のスタッフのガイドで、現地を案内していただき、貴重なお話を聞かせていただくことができました。
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現地スタッフの案内で現状をより詳しく知ることができました |
また、数か所の仮設住宅にも案内していただき、最後に訪れた唐桑の福祉の里ではお好み焼きで交流というプログラムも用意していただきました。
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仮設住宅代表者のお話に聞き入りました |
現地の方々のお話を聞かせていただき、この先、本当に長い道のりが待っているのだということを改めて実感しました。
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崩れたままの防潮堤の向こうに美しい海が広がります |
現地滞在は2日もない短い日程ではありましたが、里帰りの皆さんからは「今後も是非バスの運行を続けて欲しい。」という声をいただき、ボランティアの皆さんからも「このような機会があれば是非また参加したい。」とおっしゃっていただきました。
25年度の実施については予算の問題もあり、まったくの白紙状態ですが、24年度に2回実施した実感として、是非この事業を継続していかなければならないと考えています。
最後に、今回の訪問を受け入れてくださった気仙沼の皆さん、本当に有難うございました。遠く離れた地ではありますが、今回見聞させていただいたことを忘れることなく、今後も大阪でできる支援を考え続けていきます! (溝渕)